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飯塚悟志(東京03) × 百田夏菜子(ももクロ) いやいやリーダーしてた二人が語るリーダー論 ラジオよりトーク書き起こし

2023年7月7日(木)にNHKラジオ第1で放送された『東京03の好きにさせるかッ!』より、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんゲスト回のトークを書き起こしました。
この番組はゲストを交えたラジオコントとトークで構成され、通常はゲストがトークテーマを持ち込むことが多いのですが、この回は飯塚さんが自らリクエストし「リーダー」について語っています。
ごく個人的に感銘を受けて書き起こしたものですが、せっかくなので共有します。怒られたら消します。



飯塚
 …えー本日のゲストがですね、ももいろクローバーZの百田夏菜子さんということで
角田 ねえ 
飯塚 我々も散々お世話になっている
角田 そうですねえ
飯塚 ももクロのみなさんにはね
角田 はい、もう長いですよね
飯塚 リーダーの百田さんと深い話、、、をしていこうと…イメージないですよね? 百田さんと深い話
角田 まっっったくない!
豊本 全然ないですね
飯塚 あっはっはっは なんですけども、いろいろお話していこうと思います
 

飯塚 さあでは今夜のゲストお呼びしたいと思います ももいろクローバーZの百田夏菜子さんです、お願いしまーす
百田 はい! えくぼは恋の落とし穴、百田夏菜子です よろしくお願いします!
角田 あっはっは
飯塚 ちゃんとやってくれるんだねえ
百田 もちろんですよ
飯塚 まあももクロのみなさんとは、ずーっと長いこと一緒にお仕事させていただいてて
角田 そうですね
飯塚 こうやって、我々の現場にももクロのみなんさんを招待して、一緒に仕事っていうことがあんまりないから
百田 そう! こっちばっかり呼んで、そっちが、ぜんぜん呼んでくれない
飯塚 いやいや呼んでますよ! 呼んでるけど忙しいんでしょ、あなた方が
百田 いやいやいや、そんなことないですよ だから嬉しいです今日は
飯塚 こちらこそですよ
角田 ねえ
飯塚 ほんとにだから…10年以上 特に僕はね
角田 飯塚さんはね サトシっていう仲だからね 飯塚さんのことを
百田 そうなんですよ
角田 あんまりいないからね
飯塚 僕のことをサトシって呼ぶの
百田 私たちももクロのメンバーと、私たちのファンの方がサトシのことを、「サトシ」ってちょっと呼ばせていただいてるんですけど
飯塚 呼ばせていただいてって思ってねえだろ別に(笑)
豊本 呼び捨てなのにね(笑)
飯塚 もはやいいんですけどね いや最近はね、僕も結構芸歴が長くなってきて で、結構後輩とかもね、その、東京03さんって慕ってくれてる方がいらっしゃるんですよ
角田 はいはい
飯塚 の前で、ももクロが俺をサトシって呼ぶから、え、どういう関係なんですか? みたいな空気に一瞬なることが多いの
角田 そうか、そうなってきた
飯塚 土佐兄弟とかが戸惑ってる
角田 アハハハハハ
百田 戸惑ってる戸惑ってる(笑) でも角ちゃんも角ちゃんって呼ばせてもらって
角田 はいはいはいそうね
百田 豊本さん、は豊本さん(笑)
飯塚 なんで豊本だけ豊本さん
豊本 はっはっはっは
飯塚 おかしいだろ! まあほんとにお世話になってるっていう間柄
百田 お世話になってますすごく
飯塚 ですけども、なんならさその、僕がももクロの現場でね、あのMCとかさせていただいてますけど、休憩の合間にいろいろ長いことお話するとかも、全然ないんですよ
百田 ないんですよほんとに! もうすぐ楽屋帰って
飯塚 つき合ってらんないのよ
角田 はっはっはっはっはっはっは!
飯塚 ずうーっと元気だから
角田 ああーもう疲れそうだもんね、イメージ
飯塚 いまだによ?
角田 それすごいね
飯塚 もうさあ、うんざりだよ!
一同 (笑)
飯塚 いまだに仲良くて、いまだにうるさいんだよ!?
角田 落ち着かないの? さすがにと思ったけど
飯塚 10年前に、ももクロのみなさんが高校生とか、ハタチくらいのころに、なんかわちゃわちゃやってんなーはまだわかるんだけど、もうそれから10年以上経って、もうみなさんね、結構いい大人なんですよ
角田 いやそうよ
飯塚 いまだにうるさいんだよ!!
角田 はあ、すごいねそうなんだ
飯塚 信じらんないよ! そりゃ楽屋にいくわ俺も!
百田 すっごい早い!
飯塚 同じ空間にいたらさ、すぐ動画回されるしさ なんかリアクションしなきゃいけなかったりするじゃん!
百田 でも私たちメンバーも仲良しですけど、03さんもすっごい仲良いなって
飯塚 そう?
百田 こないだも一緒にイベントやらせてもらったりとかしててもやっぱ、合間ふつうに、いろんなプライベートの会話するじゃないですか
飯塚 ああまーそれはしますねえ
角田 でも動画は回さないけどねえ
百田 (笑) 回し合わないですか?
飯塚角田 回し合わないよ(笑)
百田 じゃもう私が…上げますか
飯塚 何を?
百田 サトシの日常(笑)
飯塚 どういうことよ
百田 私の携帯に入ってる、魂が抜けたようにぼーっと台本を…
角田 あっはっはっはっはっは!
百田 台本を読んでるサトシ(笑)
飯塚 あのね台本に逃げるしかないのよ いま台本読んでるから話しかけないでーっていうオーラ出さないと、近寄ってくっから!
角田 はいはいはい でも関係なく行くときもあるわけでしょ
百田 はい 昨日何してたのー? とか(笑)
飯塚 すげえんだよプライベート根掘り葉掘り!
百田 奥さん元気ー? とか
飯塚 いやあまあまあそのへんはいいんだけどさ、結婚する前のさ、恋愛事情とかすげえ聞いてくるんだよ
角田 アハハ探ってくんの
百田 だからあの、お三方の恋愛事情を、うかがってますよ サトシから
飯塚 あっはっはっは
角田 ちょっと、何勝手に伝えてんのよこっちの
飯塚 いや俺の話したくないからさ
角田 ずりいじゃん
飯塚 角ちゃんがさーって
角田 いやいや
百田 そうやって角ちゃんがさーとか、豊本がさーっとかって言って、話してくれるんですよいっぱいメンバーのことを だから仲良しなんだなーってずっと印象がある
飯塚 ああーまあまあそうかもねえ …いやでもほんとに、長いお付き合いですよね ももクロのみささんとはね
百田 ほんとにそうです ありがとうございます
飯塚 しょっちゅうだから、月に一回とか二回とかは必ずね、お仕事させていただいて

飯塚 えー今回のテーマなんですが、リーダーについて一緒に語ろうよ ということで
百田 リーダーについて
飯塚 いや僕ね、理想のリーダー、百田さんなんですよ
百田 ……ぜっっっっっっったいウソ!!
飯塚 あのほんとに
百田 えっ? え、なになになに(にやにや)
飯塚 百田さんは、ももいろクローバーZのリーダーを長く勤めてらっしゃるじゃないですか
百田 はい
飯塚 で僕はそれを横でね、お仕事一緒にさせていただいたときに、見てるわけです
角田 はいはいはいはい
飯塚 で、百田さんが一番頼りなく見える瞬間の方が多いんですよ
百田 ははは(笑)
飯塚 ね、で他のメンバーが百田さんを支えてるっていう構図
百田 うんうん
飯塚 でも、あんまりないですけど、何回かライブ行かせていただいたときにね、百田さんが、エンドトークみたいなのがあるんですけど、やっぱりいいこと言うんだよ
百田 うっふふふ
角田 そうなんだねえ
飯塚 このひとやっぱりリーダーなんだなっていう 
角田 はあーーっ
百田 いやいや
飯塚 でこういうところがあるからももクロのみなさん、他の方々はこの人を支えてるんだなっていうのが、なんか伝わるんですよ
百田 ええーうれしい
飯塚 だから一番いい、理想のリーダー
角田 なるほど
飯塚 普段ガミガミ言うわけじゃないけども たぶん縁の下の力持ちというか、みなさんのわからないところできっと動いてるんだろうなっていうのがなんとなくわかるし、僕の中の、理想のリーダー、百田夏菜子さん
角田 ほおーーー!
百田 ええー、はじめて言ってもらいました
飯塚 いやまあ、こんなこと絶対言わないよ! 普段
百田 あっはっはっ 嬉しい
飯塚 なんで、百田さんがどういう気持ちでリーダーをやられてるのかとか…
百田 私もリーダーっていうことに対して、外に話すっていうことがないです
飯塚 ないだろうね いやだから俺、いつか聞いてみたかったの で俺ここしかないと思ってたの
角田 なるほど
飯塚 正直、このラジオ番組
角田 ここは結構本音でいろいろ話すから
飯塚 そうそう で、百田さんがもし来てくれたら、このテーマで俺は話したいなって思ってたので
百田 ええー
飯塚 だから、話せる範囲でいいので、いろいろお話していきたいなと
百田 お願いします

飯塚 ……付き合いが長いから、積もる話が多すぎて脱線気味ですけど、とりあえず今日はリーダー論なんですよ そもそも百田さんて、なんでももいろクローバーZのリーダーになったんですか?
百田 いやこれはもう、事務所の方が…
飯塚 あ、事務所の方が決めたんだ
百田 はい なんか、一番最初は最年長の、高城れにちゃん
飯塚 そうですよね 高城さんだよね最年長
百田 でじゃあリーダーだねってゆう感じでやってところを、途中から、事務所の方が、今日からお前がリーダーをやれと
飯塚 うん、こいつじゃないと
百田 いやちょっと(笑)…で、私は
角田 言い方よ
飯塚 いやだって、高城さんよ?
百田 ちが、れにちゃん結構傷ついてたってか、れにちゃんはれにちゃんで
飯塚 傷ついてたの?
百田 リーダーを降ろされるってことは、なんか、やめさせられるのかなとかいろんな不安が
飯塚 ああー
百田 たぶん なんか向いてなかったのかなとか、いろいろたぶんれにちゃんはれにちゃんで思ってて、私は私で、いや、無理なんですけど…っていう、なんか複雑な気持ちで
飯塚 えその、言われたときはほんとにじゃあヤだったんだ
百田 はい ほんとに、すみません、できないと思いますって
飯塚 うーん
百田 言って なんか私、反抗期って人生でないんですけど
飯塚 へえー
百田 唯一思い返したら、リーダーやれって言われてからしばらくの期間、それがイヤすぎて、ちょっと態度に出てたかもなって、
飯塚 まじ
百田 自分で反省するくらい、ぜんぜん、しっくりこなかったですね
飯塚 へーーー え、じゃあ飲み込んだのいつよ?
百田 えっと、当時のメンバーの早見あかりちゃんと、帰りに、えっと川上さんっていうマネージャーさん
飯塚 はいはい
百田 有名な、いるじゃないですか
飯塚 有名な名物マネージャーね
百田 名物マネージャーさんの車に乗って、方向が一緒なんで、当時のメンバーの早見あかりちゃんと一緒に二人で帰ってたときに、「どうだ?」って言われて やっぱりすみません無理ですっていう話をしたら いや、何かリーダーになろうとしなくていいんだよって、言われて あなたは、ありのままその場所にいてくれればそれだけでいい、って言われたんですよ
飯塚 え、それ、あかりちゃんに言われたの?
百田 あかりんと、川上さんに言ってもらって ま説得じゃないですけど
飯塚 いてくれればいいって?
百田 私にとってのリーダーは、みんなをまとめて、
飯塚 わかるよ
百田 あるじゃないですか
飯塚 わかるある
百田 そういう…
飯塚 イメージね
百田 イメージがあったので、それは自分にはできないって、言ってたら、「そういうことはあなたに求めてない」って
飯塚 はっはっはっはっはっはっ! はっきり?
百田 言われて(笑)
飯塚 いやでもそうだよね
百田 はっきりと言ってくれて そんなに背負わないでって
飯塚 うん
百田 であかりんが当時、副リーダーっていう形で、そういうのは私がやるからっていうふうに言ってくれて とにかく前に立てって言われたんですよ でいっつも一歩下がってしまう私を、隣からあかりんが背中をずっと押してくれて いま前に出るんだよって 隣にいてくれるしって思いながら、立ってたっていうのが…
飯塚 じゃあそれまではほんとイヤイヤだったんだ
百田 イヤイヤでした
飯塚 前にも出たくないし
百田 はい だから、最低だと思いますよね
飯塚 まあでも、性格的にそうじゃしょうがないよね
百田 んー、だから、センターとか、リーダーとか……わかんないけどセンターは特に、あこがれのポジションっていう見え方だったり、するじゃないですか
飯塚 まあね、そうだよね、ふつうはね
百田 だからそれを、イヤって言うことすらも、周りから見たらもしかしたら、なんであんなに恵まれてるポジションなのにみたいなふうに、思ったりとかも、もしかしたらあるのかもしれないなとか思いながら、しっかり立たないといけないんだって、思って
飯塚 じゃあもうそこで覚悟決めたんだ
百田 そうですね わかりましたってそのときに
飯塚 ああそう
百田 やってみますって言って
飯塚 へえー 横にはあかりんがいてくれるしって
百田 いてくれるし周りにはメンバーが
飯塚 早見あかりちゃんはね、我々三人も、一緒に『ウレロ』シリーズっていう、がっつり一緒に だから、そもそも早見あかりちゃんと僕らは先に仲良くなって、でそのお友達のももクロのみなさんってイメージだったんですけど
百田 そうそう
飯塚 いつしかももクロのみなさんの方がいっぱいお仕事するようになったんですけど
……で、我々も知ってる通り、早見あかりさん、抜けるじゃないですか
角田 そうですよね
百田 はい
飯塚 どう思うんですか(笑)
百田 いやほんとに、終わったと
飯塚 はっはっはっはっ! いやだってそうだよね、そこが頼りだったわけじゃん
百田 私どうやって立ったらいいんだろうって
飯塚 ですよね(笑)
百田 思って 同い年だったし……で、支えてくれてたりとか ほんと私何もしてなくて、あかりんがいるから、成り立ってたってような…
飯塚 しっかりしてるもんねえ、あかりちゃんは
百田 ほんとにしっかりしてて
飯塚 してるしてる
百田 だからそういうのもあって、自分はアイドルじゃないっていうのも早々と
飯塚 あかりちゃん?
百田 あかりん 
飯塚 うん
百田 違う道に進んだんですけど
飯塚 うん
百田 ……でもう、絶望?
飯塚 百田さん的には
百田 え、どうしていいかわからないし
飯塚 うん
百田 ほんとにあかりんがいた時期って、思い返すとぜんぜん長くないんですよ 多くて二年くらい
飯塚 多くて二年くらい、二年くらいでどっかいなくなっちゃって
百田 いなくなっちゃって え、ちょっとゆってることと…
飯塚 うんそうだよね(笑)
百田 はい(笑)
飯塚 ハッハッハッハ!
百田 あれあれって
飯塚 でこっからよ こっからまたさらに、リーダーとしたやってかなきゃいけないんだっていう…自覚? 飲み込んだのはいつなんですか
百田 いやだから、飲み込めて…ない…
飯塚 いまだに?
百田 かなあ…って、いまだに自分がリーダーだっていう……まあ、ニックネームみたいな感覚の方が正直おっきい
飯塚 あ、っそう
百田 もしかしたら
飯塚 いやだから、なんかすごくバランスがいいというか、奇跡的なグループな感じがするんですよ、側から見てて
百田 うんうん
飯塚 やっぱでも、他の三人が、自分が困ったときに助けてくれるっていうのはあるんですか
百田 いや、そうなんですよ だからリーダーっていう役割は私はほんとに何もやってなくて 周り、めっちゃしっかりしてるじゃないですか
飯塚 まあ確かにね
百田 そう
飯塚 あの、高城さん以外
百田 高城さん(笑) 怒られるよ、れにに
飯塚 イメージイメージ
百田 イメージね(笑) そう、でもれには、最年長としての、一歩引いたお姉さんらしさっていうか、そういうので
飯塚 一歩引いたお姉さんらしさ!?
百田 なんかあるんですよ
飯塚 高城さんに?
百田 簡単な例でう言うと、お弁当あるじゃないですか
飯塚 はい
百田 お弁当あって、それが二種類二種類だったときに、先にどうぞっていう
飯塚 おおー 奥ゆかしさあるんだ
百田 あります
飯塚 どうぞっていう 私はなんでもいいよ 残ったの食べるよっていう
百田 食べるよ どれでもいいよっていう感じで
飯塚 おおー
百田 一歩引いて、みんなが平和になるようにとか、すべてにおいて… まあそれはそれぞれが持ってると思うんですけど、譲り合いというか だからぶつかることが…
飯塚 たしかにももクロってそうだよね 我が強い人があまりいないっていうか
百田 そうなんですよ
飯塚 佐々木さん、我が強そうなキャラクターでやってるけど、意外にそうでもないんだよね
百田 全然そうなんですよ だから、あーりんのすごいところは、自分の役割だって思ったときに、役割をしっかりわかってて
飯塚 はいはい
百田 その役割のときに思いっきり圧を出すっていう、強さがあって そうじゃないっていうときは、全然また、違う立ち位置で
飯塚 スイッチありますよね
百田 スイッチあると思います
飯塚 いや、まあまあ、それは百田さんもそうじゃないの?
百田 そうですね それこそリーダーとして、やんないといけないこととかあるじゃないですか 取材とか、会見とか 
飯塚 はいはい
百田 最後にひとこと、グループとしてお願いしますって言われたときに、やっぱり、出ないといけないっていうのとかはあるんですけど
飯塚 うんうん そういうのも、もう、私がやるんだって覚悟決めた瞬間あったんですか?
百田 あの、ももクロとして一言お願いしますって言ったきに、やっぱ、メンバーが、私を見る… そりゃそうですよね まあ最初は、もじもじというか、
飯塚 はいはいはいはい
百田 たぶんそんな感じで、の時期もあったと思うんですけど、でもここがしっかりしないと、なんなのっていう感じじゃないですか
飯塚 いやだから、ほんとすごくわかるんですよそれ 僕は誰かに任命されたわけでもないし、なんとなーく、あれ〜これ俺がやらなきゃいけないのかなぁー? っていう、もうホント、汲んで、ある程度活動していく上で、空気読んでやってるリーダーだから
角田 はっはっはっはっは!
百田 いや、わかるー(笑) だから、一個呼吸を置いて、誰も話さないんだったら、あ、自分なんだなっていう なんかそれが任されてるっていう間な気がして 今はあなただよって、そんな空気を感じたときに、しっかりと言えるように
飯塚 いやーだから俺は、10年以上かかりましたよそれ、なんにも思わずに、あ俺がしゃべるんだって思うまで 別に三人の中で誰がしゃべってもいいよねって、うーっすらずーっと思ってたよ でも、あこれ俺だって、思うまで10年くらいかかりました
百田 ほんと経験とともに、それが当たり前になってきたっていうか
飯塚 まあそうだよね …だからその、百田さんも、長年積み重ねていったからこその、その境地というか 今こういうふうになってるんだなっていうのがあるのかなと思って、いろいろ聞いてみたかったの
百田 あー、いまの、わたしの……
飯塚 バランス? だからももクロとしてのさ
百田 バランスかあ
飯塚 玉井さんってどういう感じなんすか? 百田さんにとって しっかりしてるじゃん! 玉井さんめちゃくちゃしっかりしてるし、めちゃくちゃ頭の回転早いじゃん
百田 早いです で、失敗がない
飯塚 うん
百田 ほんとに、なんでも器用にこなすんですよ
飯塚 あの人、ほんと頭いい
百田 だからどんな番組に出ても、爪痕を残さず帰ってくることがないんですよね
豊本 ほおー
百田 クイズ番組出ても活躍して帰ってくるし
角田 最高じゃない
百田 ロケにいっても、そりゃ玉井がロケにいったら楽しいよなっていうふうに
角田 ほおー
百田 で好奇心が旺盛で、それは彼女の実際の性格とも合っていて、ほんとになんでもできる人
飯塚 でもさ、玉井さんに任せたいなと思うときないじゃあ? その、リーダーを
百田 ああー でもその、リーダーっていうものに、縛られちゃうと、そういうのができなくなっちゃうだろうなって思います
飯塚 あーーーーーーーー おとなっ!
百田 自由にやってるのが一番輝いてて
飯塚 ああーー
百田 横からウェイウェーイって言ってるときが一番楽しそうだし
飯塚 いやおとな 俺だから、50くらいでやっとそんな気持ちになってきたけど、それまではやっぱうっすらどっかで抗ってたもんなあー
百田 だから、わからないですけど、リーダーって、そういう人がなっちゃうと、余計そのひとが重たく、
飯塚 はあはあ
百田 大変だろうなって、思うから
飯塚 うん
百田 なんか、こういう何も考えてないっていうか、あれですけど… が立ってると、結構周りが、自由にできたりするのかなあとか
飯塚 そう、その考え方がたぶん一番、リーダーにとって大事な気がする グループのメンバーが、自由に動けるように考えることが
百田 周りが楽しそうなときってすごい、一番嬉しい
飯塚 そうなんだよね だからそれを考えられるのがリーダーの器なんだと思いますよ だから百田さんはすごいリーダーだと思う
百田 えーー!!
飯塚 じゃあじゃあもう佐々木さんも、高城さんも、自由に、楽しく、やってもらいたいなって思う?
百田 そうですね でなんか、リーダーの言葉とかって、やっぱり重要視される場面場面ってあるじゃないですか だから、年齢によって違うと思うんですけど、私が発したことによって、絶対にみんなの自由とか人生が縛られないような、発言は気をつけます
飯塚 いやぁ大人だなあーーーーっ
角田 すごいね
豊本 すごい
飯塚 いや俺そこまで考えらんねえわあー
百田 ふふふ
角田 すごい考えてますね
百田 リーダーが言ってるからそうしないといけないのかな、あの方向性に向かってみたいな……ってなると、たくさんの選択肢があるのに、そっちに自分も行かないとなのかなみたいなふうに、なるっていうのは違うと思ってて 自由の中で、それぞれの、いっぱいの人生がある中で、交わるラインが最高だって思って、そこが、グループとして一番楽しい
飯塚 えーーっ これはどうなんですか? それ聞いた上でふたりは
角田 いやまず百田さん、すげえ考えてることにまずびっくりして いやでも、お笑いとはまたちょっと違うのかもしんないんだけど
飯塚 うん
角田 こういうふうにしよとか、じゃあ我々はあそこに向かってこみたいな、それを言われたことに対して俺は、なんか違うなとか縛られちゃうなとか、こっち行きたいんだけどなあっていうのは、ないから大丈夫だけどね たぶんトヨモっちゃんもそうだと思う
豊本 おもしろいコントをやろうって飯塚さんが思って、そこめがけてするために、どうするかっていうことでたぶん、俺たちに言ってくれてるわけだから その、方向はわかってるから素直にそれも受け入れられるしっていうたぶん
角田 百田さんが言ってるのもわかるし
飯塚 いや百田さんの言ってることが俺は理想な気がするなあ
角田 わかるわかる、それはすごいなあと思う だからそれこそ、それぞれのみんながちゃんと考えてしっかりしてる、ゆえよ それは
豊本 そうだねたしかに
百田 そうなんですかね なんか、仕事とこの活動と人生が、一緒になってるじゃないですか
飯塚 はいはいはい
百田 でも人生は人生で、その中で一緒の時間があってみたいな……私も自分の人生の半分以上はもう活動して
飯塚 そうですよね
百田 だしアイドルだし、年齢によって、れにちゃんが結婚したりとか なんかそういう状況も、変わってきたりとかするじゃないですか
飯塚 うんうん
百田 それが、どんな状況……みんながどんな人生を選択したとしても、それが一番幸せになるような、形? なんか、どうにでも変形できるようなグループでいたいなって思うんですよね
飯塚 いやあああああ…… ちょっと、ここまで考えてるとは思わなかったので、
角田 ちょっとね
飯塚 面食らってますよ
百田 うふふふ
角田 見る目変わっちゃう
百田 (笑)
飯塚 いやまあまあまあでも、しっかりしてんだろうなーって、側から見てて思ってたんですけど、ここまでとは思わなかった
角田 すごいよね
飯塚 途中お坊さんの話聞いてるのかと
百田 あっはっはっ
角田 たしかにすごかったよね
飯塚 いやでもじゃないと、あのももクロの雰囲気は出ないよね
豊本 うん
飯塚 でも、大変なこともいっぱいあったでしょうよ
角田 いや、そうだろうなあ
百田 えっと6人から5人になったときっていうのは、ほんとに、実はあかりんがいた時期がそんなに多くなかったので、いろんな曲とかも含めて、増えてなかったんですけど、5人の時期は、長すぎて、それを全部を4人にするっていうのが……
角田 そうだよね フォーメーション変えなきゃいけないんだもんね
百田 フォーメーションとか歌割りとかも含め、あと、つくってきた歴史が伸びれば伸びるほど、より大変に、
飯塚 そりゃあそう
百田 なってきたりとかもするので 正直ほんとにどうしたらいいんだろうって思って なんか、私の中で求められてることっていうか、今こういう状況のときに、それこそリーダーの私にみんなが求めることっていうのは、なんとなくわかってたんですよ
飯塚 ほおー
百田 きっと、いままでの私たちのグループでいうと、どんなことがあっても、前だけを向いて、明るく全力で走るしかない! って言って、ずうっと走ってきたんですけど
飯塚 うん
百田 5人から4人になったときに関しては、一回走るのをやめた方がいいのかもしれないっていうふうに思って 立ち止まったことがなかったので
飯塚 ほおー
百田 なんかそのまま走ったら、いろんな大事なものを置いてきたまま走っちゃう気がして……でよくないなあって思って、自分がどうしたいのかどうするべきなのか……それはグループとしてと、自分としてと、とかっていうのをすっごいいっぱい色々考えて 私思ったことメモするんですけど、スマートフォンとかに で全部メモして、自分の気持ちを整理して、っていうのをやって…… そしたらそのスマホをすられて
飯塚 おー、誰かに?
百田 海外で
飯塚 海外で
百田 全部なくなっちゃったんですけど
飯塚 ほお
百田 でもうそのときに、あーもう考えない方がいい…
飯塚 なんだったんだよ!!
一同 アッハッハッハッハ!!
飯塚 なんだったんだ!!
百田 ──ていう…(笑)
飯塚 立ち止まる立ち止まんないの話どうしたの
百田 そう立ちどま…
飯塚 ここ、すごく聞きたかった話よ、立ち止まる立ち止まんないの話 すられてどうでもよくなっちゃった話なんなんだよ!
角田 結果どうでもいい…
飯塚 俺の前のめり返せよ!
角田 でもそれが、ほんとのことだもんねえ(笑)
百田 ほんとのことで(笑)……いやでも、東京ドームで10周年の、ライブが、
飯塚 そう、俺見にいったよそれ
百田 決まってたんですよ
角田 うん、うん
百田 やめちゃうけど、東京ドームは決まってて
角田 はいはい
百田 この、自分の気持ちがしっかりとしていない……それこそリーダーとして見たら、ダメな状態で、ステージに立つっていうことが、いいのかなって思いながら、正直ライブにのぞんで……
飯塚 おお
百田 まあライブはライブでもちろん、そのときの楽しさとか色々ありますけど、どこかでそんな気持ちを持ちながら1日目のライブはやっていたんですよ
飯塚 うん
百田 で、二日目のライブで、急にサプライズで、プロレスの蝶野さん、
飯塚 うん
百田 蝶野さんが出てきて 代表者を出せと リーダーを出せと ……ま、全員私を見るじゃないですか
飯塚 うん
百田 でお客さんの持ってくれてるペンライトが、全部赤になって
飯塚 ほおほお
百田 私だよねって こういうときに私が前に出ないといけないんだって でも私の中では、いまのこの自分の気持ち……で、全員の期待を持って、前に出れないって思ったけど……でもみんなの気持ちに押されて、前に歩いていくんですよ
飯塚 はい
百田 そしたら、おまえは、覚悟ができてるのかみたいな
飯塚 蝶野さんが
百田 蝶野さんが もっと世界の人たちに、笑顔を届ける覚悟はできてるのかって、いう問いがあって
飯塚 はい
百田 スタッフさんたぶん、私がこんな状態とか知らないから、何も考えずにそういうサプライズをしてたんですよ
飯塚 そこまで深く考えずに
百田 深く考えずにやってたんですけど、私の中では、ほんとに問いただされていて
飯塚 刺さっちゃたんだ
百田 刺さって! でそのときに、こんなにたくさんのお客さんだったり、後ろで、いるメンバーだったりとか、みんなの気持ちをもらって、私がしっかりしないとだめだって、自分で覚悟を決めろって思って
飯塚 うん
百田 目、つぶれって言われて 叩かれる…
飯塚 叩かれるね、蝶野さんのそれは
百田 はい でそのときに、覚悟を決めて 目つぶった瞬間が、ほんとに5人から4人になって、やっていくって自分で覚悟を決めた瞬間になって
飯塚 ええーー
百田 で目つぶって、叩かれる準備したら、蝶野さんが頭をポンポンってやってくれて
飯塚 おおー
百田 で、終わったんですけどそれは だからあのときに、私の中で何かがちゃんと固まったのかなって
飯塚 じゃあその10周年の、二日目のライブの、その最中に覚悟が決まったんだ?
百田 かなって思います
飯塚 そっかああー ……その、立ち止まる立ち止まんないの話聞きたかったんだけど
一同 あっはっはっは
角田 そこだけちょっと(笑)
飯塚 ここまで闇雲に走ってきたけれど、ここはちょっと立ち止まってみようよ…から、スマホすられたって
角田 はっはっはっは!
百田 すられちゃったの(笑)
飯塚 しょうがないよ それも運命なんじゃない?
百田 そうかなって
飯塚 すられたのも
百田 思って
飯塚 何書かれてたんだろうね
百田 えっと… 私はいま、自分の人生で、最大の選択をしようとしてるっていう、のを書いてたんですよ この選択をしたら、こうで、この選択をしたらこうで、っていうのを細かく……もちろん、続けていかないっていう選択もなくはなかったので
飯塚 そうなんだ!? 衝撃発言だけどね でもまあ、いまこうやって存続してるからいいけど
百田 ゼロではなかったですし、ほんとにこのまま続けることが幸せなことなのかとか この選択をしたら悲しませてしまう人がいて… で、自分はどうしたいんだとか メンバーのこと、メンバーの人生とか いろんなたぶん、選択肢を想像して、ばーっと書いて こうしたらこんだけ迷惑かけちゃうなとか、まあいろいろ で結局どうすんのって自分の中で決まらないままだったと思うんですけど
飯塚 たしかになんか、応援してくれる方々もね、増えるじゃないですか モノノフのみなさんも、すごい数になったじゃないですか
百田 うん
飯塚 で考えたときに、そういう方々の気持ちも考えるじゃん
百田 はい
飯塚 大変だよね なんか、はじめたてのときは自分がやりたくてやってるわけで、
百田 うん
飯塚 自分がやめたくなったらやめりゃいいじゃんって、思ってたんですけど そういうわけにもいかなくなってくるじゃないですか 関わってる大人も、ほんとに多くなってきて 
百田 うん、うん
飯塚 いろんな方々の顔が浮かぶじゃないですか
百田 はい
飯塚 の中で、自分がどうしたいか、周りがどうすればいいかを選択しなきゃいけないって、ほんとに大変ですよね
百田 いや難しい…ですよね
飯塚 けど、自分の思ったところを優先させないと、何も決められないじゃないですか
百田 うん、最終的にはぜんぶ自分で選択してるので 
飯塚 うん
百田 自分の人生といろんな人たちの人生が、ほんとに重なってある、空間、なので でもそれを、絶対にこれじゃないといけないっていうのは違う…
飯塚 はい
百田 だから、私は未来のことをたくさん考えるのももちろん大好きですけど、今の瞬間を大事にするっていうのが、すごく好きで 明日がどうなるかわからないからこそ、今こうやっていれるときを一番楽しい時間にしようって、思うんですよ
飯塚 いや、でもそれは伝わってますよ 今を楽しんでる感じ でそれの積み重ねの15年て感じだもんね
百田 そうですね
飯塚 いや、あのねえ、ちょっと思いのほか深い話になって
角田 ほんとですね
飯塚 なるなるとは思ってたんだけど、ここまでとは思わなかったんで、ちょっと引いてます
一同 あっはっはっはっは!
飯塚 もう時間ですって
角田 ああもう時間か
飯塚 いやあーいろいろお話聞かせていただいて、勉強になりましたよ
百田 いやいやいやいや!
飯塚 俺なんかよりよっぽど考えてるし、よっぽど立派だわ!
百田 いやいやそんなこと
角田 すごいね
飯塚 ほんとにあの ももクロのみなさんから与えられた影響は僕にとってものすごいでかいんで
百田 逆も逆もです
飯塚 逆、あります?
百田 逆、あります
飯塚 ちょっと聞かせてもらっていいですか
百田 バラエティに出る、とか、芸人さんとのトークの仕方みたいなのは、もうベースが、サトシなので
角田 おおー
飯塚 あ、そう?
百田 それこそ間とか
飯塚 間(笑) 俺、間教えてないよ別に
百田 あとなんか、フリとか
飯塚 ああ
百田 だって私たちがサトシと一緒にやってたバラエティ番組って、芸人さんが来るのが嫌だっていうほど、ザ・バラエティなんですって
角田 はっはっはっ
飯塚 だって平成ノブシコブシの徳井くんが、ももクロChanよく来てくれるんですけど ここかゴッドタンぐらいだって
角田 はっはっはっは!
飯塚 シビアなの
角田 どバラエティの(笑)
百田 だからその環境で、育ててもらったから
角田 すごいね
百田 だからいろんなバラエティ番組に出て、いろんな方に言ってもらったりするんです バラエティ番組でもすごいなじむっていうか そんなふうに言ってもらったりとかするのは、そこでつくってもらったっていうのを思ってて
飯塚 いや僕もですよ 僕もほんとにももクロちゃんが、いい勉強の場でしたよ
百田 MCの?
飯塚 そうそうそう! じゃないと今たぶん、いろいろやらせてもらってますけど、できてないと思う
百田 えー!
飯塚 いやほんとに
百田 もう、チームじゃん!!
角田 はっはっはっは!
飯塚 いや僕はほんとに戦友だと思ってますよ
百田 戦友ですね いやありがたい関係
飯塚 こちらこそですよ ということで、あらためていかがでした百田さん?
百田 ええー、すごいなんか、はじめての時間で
飯塚 
角田 すごい話だったね
百田 こんなふうにお話するっていうのが
飯塚 はい
百田 でも、いままでこうやって一緒に、グループ違いますけど、ほんと戦友みたいな感じで
飯塚 そうだね
百田 ちょっと同じグループな感じもある…(笑)じゃないですか? うふふ一緒の…
飯塚 ねえよ!(笑)
角田 あっはっはっ
飯塚 それはねえよ!
百田 えーっ
角田 もうおんなじほぼほぼ?
百田 ほぼほぼ一緒(笑) アイドル…だし(笑)
飯塚 アイドルじゃないでしょ うちらはアイドルじゃないでしょ
角田 あっはっは!
百田 アイドル…
飯塚 おじさんですよ おじさん芸人
百田 えだって私ほんとに
角田 いまそれは嘘でいじったじゃない
百田 えいじってない! やっぱ人に笑顔を届けるって目標なので それをこんなにやってるって、もう尊敬と、仲間意識ですよね
飯塚 ああ
百田 そういうのがあるので、もう同じチーム
飯塚 そうね だからあと、5年とかさ、10年とかさ、経って、でうちら60?
角田 はい
飯塚 でももクロは40
百田 よん…(笑)
飯塚 で、ばりばりやってたら、一緒にライブやりたいですね
百田 たしかに!
飯塚 またぜひ来ていただいて で今度、スペシャルとかで、二人ずつとかで来てくださいよ
百田 いいんですか?
飯塚 全然きてくださいよ! あなたがた忙しいから
百田 え、最大は? 最大は4人あり?
飯塚 4人、ぜひ来ていただきたい
角田 こちら側はオッケーですよ
百田 もうみんなで来ます、じゃあ
飯塚 ちょっとあの最初っから4人はあれだから、2・2とかで来て
百田 そう、だって最初から4人で来たらもう呼んでもらえなくなっちゃうから、ちまちまちまちま…
飯塚 ちまちま(笑) ちまちまきてください
角田 組み合わせ変えて(笑)
百田 組み合わせを変えて、で、その最後に!
飯塚 そうだね、4人で
百田 みんな連れてきます
飯塚 ぜひ来てください
百田 はい!
飯塚 というわけで今週のゲスト、ももいろクローバーZ百田夏菜子さんでしたありがとうございましたー!
百田 ありがとうございましたー!
飯塚 今週はこのへんで、さよなら
角田豊本 さよなら〜
百田 ばいばーい!


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