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接客してほしくない➡申し訳ございません。店員側も接客したくないんです…
接客。
もぅ、この単語が嫌いです。
私は元アパレル店員。
接客が嫌いです。本当に嫌い。
じゃあなんでアパレル店員やってんだよって話ですが、
私はファッションが好きだったから、この会社に入ったわけで、
ファッションが好き=接客が好き、ではないのです。
そりゃあ、店員さんとワイワイ話しながらお買物したい人だっているでしょう。
ただ私の経験上、そういったお客さまは1割ほどだと体感しています。
残り9割は「話しかけるな」だと感じ取っています。
特に男性。
わかってます、わかってますから…
店員側だってやりたくて声かけてるんじゃないんです。
お客さまが入店されたとき、何もせずにつったてて、
そのまま店内を足早に見て回って、
何も変われずにサクッと店を出られたとしましょう。
その光景は奥の方で店長が見ているんです。
で、呼ばれるんです。
「なんですぐ挨拶して接客しなかったの?」
うっざ。もうホントやめてくれよ。
だったら自分が声掛けに行けよ。マジで陰湿な奴だな。
って、私は店長に詰められながら思っていました。
店長としては、入店されたお客さまには何か1つでも買っていただいて、
少しでも店の売上につなげたい。
わかります。店には毎日の売り上げ目標がありますから。
来店いただいたお客さまには気持ちよくお買物していただいて、
店員のファンになっていただいて、また来てほしい。
そう思っているでしょう。
でもさ、店に入ってすぐモノを売りたそうな奴が話しかけてきたら、
めちゃくちゃウザくないですか?
仮にモノを売りたい雰囲気を最小限に殺したとしても、
お客さまは無意識に警戒するじゃないですか。
あ、なんか売りにきたのかなって。
だから、私は販売員時代、
店長に詰められてもろくに声掛けに行きませんでした。
自分がされたら嫌だから。
自分がされて嫌なことは、他人にもしてはいけない。
小学生だってわかります。
だから私はいつも店の入口からギリギリ見えるところで、
服のたたみなおしやマネキンの着せ替えをしながら、
笑顔で会釈
を続けてきました。
全国の接客嫌いのお客さま。
声をかけてしまって申し訳ございません。
ただ、少しでいいので店側の事情も理解もしてほしくて。
店員側もみんながみんな、やりたくてやってるわけじゃないってこと。
それを少しでも、わかってほしくて。