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古いものでも役に立つものとそうでないものがある
以前こんな記事を書きました。
断捨離しようと少しずつ整理はしていても、時には役に立つ古いものもあります。しかしそれは物によるということを経験しました。
日曜日の午前3時。
異様なにおいで目が覚めました。
「灯油?」
急いで起きてストーブの周りを点検しましたが灯油の漏れはなく、ストーブの掃除をしたり換気をしたりしてはみたものの、一向に原因が分からず。
とりあえずネコさん達にご飯をあげてその後原因を調べてみようと思いました。すると床に吐いたような跡があり、キキ?ボタン?と思いながら後始末をしましたが、吐物には毛玉も食物残渣もなく液体のみで、嘔吐の跡が拭いてもきれいにならず、「なんか変」だったのです。
臭いをかいでみました。「?」
何気に天井を見ました。
滴り落ちてる!!!
慌てて二階へ行くと息子の部屋のストーブ周りから灯油があふれていました。
手袋とゴミ袋とバスタオル5枚をもって取り敢えず拭き取ろう!
待てよその前に灯油の配管のコックを閉めてからだね。
そこまでは考えてはいましたがあとは夢中で拭き取りです。
北国では冬の時期エアコンだけでは暮らせなくて、灯油ストーブは欠かせません。いちいち灯油を補給するのも大変なのでオイルサーバーを使って灯油を補給していることが多いと思っています。我が家もそうしていました。配管部分にはコックがあって夏場にはコックを閉じておくのが良いと思いますが、肌寒い時とか短時間でも結構使うことがあるので、35年間コックを閉じたことはありませんでした。
東京で暮らす息子はたまにしか帰ってこないし、滞在期間も短いし、小さなストーブを使うだけなのでもう何年も使っていなかったと思います。
ここ数年の暑さもあり配管部分の劣化なんだろうなと考えていました。
拭き取りは終わったものの充満するあの臭いがひどく、業者さんに連絡したくても日曜日で出来ず翌日を待つしかない状況でした。とりあえずその日から二日間は猫も連れて実家に避難しました。
翌日業者さんに連絡し段取りを決めてもらい翌翌日一階の天井を少し開けてみることになりました。そこに断熱材が入っていれば灯油を吸い込んでいて臭いは取れないだろうということになったからです。
結果は想像通りでした。
少し開けるだけでは収まらず、濡れた断熱材をすべて取り出すために結構広く天井を剝がしました。(ヘッダー写真は現在の我が家です。)
灯油漏れの原因は配管部分ではなく、ストーブの劣化によるものとのことでした。
後生大事にとっておいたわけではなく、壁からの配管や壁の外に出ている煙突をどう切り離してよいのかわからずにそのままにしておいたのですが、
業者さんにお願いして早めに処分しておくべきだったと思います。
「やっちまったな!」と言うお笑いコンビの方いましたよね?
まさにそれです。
猫さんたちの事も心配でした。
二日間実家に泊まったものの落ち着かない様子で、さらに三日目には業者さんが出入りしていたのでどこに隠れていたのかずっと出てきませんでした。
さすがにストレス溜っているだろうな
幸い断熱材撤去後はいくらか臭いが軽減し、床に近い、猫の高さ位のところは高いところよりも臭いが少なかったため、三日目からは自宅で過ごしていますが健康被害が出ないように願っています。
火事にならなくて良かった!
と考えましょう。
明日は息子が片付けの手伝いに来るので、30年ほったらかしにしたものを
片付けようと思ってます。
断捨離がまた一つ進みます。
古いものでも役に立つものとそうでないものがある
そんな話でした。