職人技
灯油事件から10日。
20年来の付き合いのある業者さんにお願いして、
費用も思っていたより少なく済んでホッとしています。
昨日最後の作業、クロス張替えが終わり日常に戻りました。
クロスの張替え作業は二人の職人さんが来ました。
一人は60代後半~70代前半の方、もう一人は30代後半かな?という方。
クロス張替えの邪魔にならないように物を移動したりしながら
職人さんたちの仕事ぶりを見させてもらいました。
年取った方の仕事ぶり見事でした!
糊付けしたクロスを伸ばしながら空気が入らないように硬い刷毛(名前がわかりません💦)のようなもので擦っていくのですが、ただひと刷毛で、
皴もなくきれいに仕上がっていきます。気になる部分を小さなローラーで擦ると完璧です。
このクロスの伸ばし方を見て思い出しました。昔看護学校時代に教えられた
ベッドメイキングの方法にそっくりなのです。
中表に畳んだシーツを伸ばしていくと、たった一人でも埃を立てることなくスムーズにシーツを広げることが出来ます。
フムフム同じだよね!
クロスの重なりの部分は三角定規のようなものを当てて
カッターで切り取っていきますが、これもまた一度できれいに取れていきます。若い方は数回やり直しをする場面がありました。カッターナイフへの力の入れ加減なんだなと素人ながら思いました。
長年の積み重ねなのでしょうね。
私達看護師が採血や検査の介助をするときに似てるなとも思いました。
経験豊かな看護師は、血管の太さや深さ、そして逃げやすい血管とか細く見えていても意外に採血しやすい血管とかを見分けている。検査の介助にしても検査の進み方によりこれから何が必要なのかがわかって準備ができる。
看護師の仕事はもちろんこれだけではないのですが、職人(技術を持っている)ということを考えると似てるなと思いました。
年を取ったからダメではなく、その人が培ってきた技術を次世代につないでいくということもとても大切なことだなと考えさせられました。
3時間ずーっと見ていられましたねクロスの張替え。
職人さん凄いな!