Resoniteでアリアンロッド2Eキャンペーン第1.1回感想
2025.1.19(日) 13:00~16:00
アリアンロッド2Eキャンペーン「purification」の第1.1回を行いました。
半年振り以上の間を置いての復活、なんとか再始動できてよかった…!
並行していた高レベルキャンペーンとほぼメンバーが同じだったり自分の余裕があまり持てなかったりで半年以上も間が空けてしまっていたのですが、11月末に無事に平行キャンペーンが終了し、こちらも再開という運びになりました。
しかしさすがに全員不慣れなVR環境ということも含めて通常回は難しいなと思い、戦闘メインな簡単セッションを再始動の回にすることにしました。
といっても本当に戦闘するだけではせっかく集まってセッションをするのに勿体無いし簡単なシナリオは欲しいな、と思いVRにみんなまだ不慣れならシナリオ内でVRぽいものを体験して不慣れなロールするのおもしろいかも❓と閃いてそれを軸に流れを決めました。
抜けやら不備やら久々でこれどうだったけ?などはあったもののセッションは感想戦含めて3時間程でなんとか無事に終わり、楽しんでももらえたようでGMとしてはほっと一安心でした。ほんとヨカタ…
resonite内でのセッションは引き続き今回もとらいばーるさん(https://trivr.chat/)のTRPG base3.0をお借りして行いました。大大大感謝~!
toolの使い方リンクとかパワーアップされてていつかちゃんと恩返ししたいお気持ちですです。
PC、PL紹介
今回GMが成長確認やら申告促しがすっぽ抜けてて成長はアイスくんのみとなっております。簡単セッションということもありPLの皆様には了承の上で参加してもらいました…!
アイス・デザードリ (LV12:ソーサラー/イリュージョニスト)
VR的要素が幻術っぽくあり興味津々な夢魔幻術師男の娘のアイスくん。
パラライズチェインの成長とイメージビースト、ポイズンイメージの新規取得。そしてキャンペーンスキルによるスキルLV強化によりマインドブレイクが成長しています。
BSのカバー範囲がすごい2025。判定や行動値にも影響を与えられるので戦闘での支配力お強いですね。まさかあそこで刺されるとは思わずシエルさん悶絶ロールさせちゃいました。
行動値が低いのがまだ隙と言えますがこれからどうなるか…!
アニカさん、アルム&アニマさんはLV11据え置きですが遜色は全くなく大活躍でした。エネミー調整がはかどっちゃいますね!!!ホッホウ‼
今回トレーラー(とハンドアウト)
今回はトレーラーだけでなくVR自体が各PCの設定と絡めやすそう~という勢いからハンドアウトも作ってみたりしました。
無事に研究室所属となった3人。
そんな彼らへイクウェ教授から開発中の機器のテスターを依頼される。なんでも異世界の技術も取り入れて開発しているそれは、ユグドラシルネットワークを活用しその場にいながら別の場所の光景や非現実的な空間を現実さながらに体験したり、自身が望む別の自分になったりすることができるなど、様々な仮想的現実を楽しめるもの(を目指している)らしい。
種族や年齢がバラバラな3人に是非体験してもらってデータを取らせてほしいと話す教授に対し、3人はそれぞれの琴線に触れるものを感じつつその未知の機器へと触れることにする。
AR2e「Purification」第1.1回 「体験」
求め究めたその先にあなたは何を見出し何に成るか
〇ハンドアウト
アイス・デザードリ
教授の話を聞きあなたは自分の扱う幻術とどのような違いがあるのか、とても興味を持った。そして「違う自分」という言葉にも。
自分という定義に揺れながらもあなたはテスターという役割を好奇心赴くままに純粋に楽しむことにした。
アニカ・モニ
今の自分とは違う自分という言葉にあなたは密かに惹かれた。現実は変わらないとしてもテスターとしての仕事を全うしつつ別の姿というものを仮初で体験してみるのも悪くない。
リクエストの内容に悩みつつあなたはテスターを引き受けることにした。
アルム&アニマ
教授によればエクスマキナである自分たちは原理的に親和性が高いとのこと。自分が望む光景という言葉に過去の主人の姿を思い起こす2人。しかし仮想なのであれば2人にとっては通過点でしかないもの。
しかし、それでも。
胸中に去来する想いと共にあなたはテスターとして協力することを表明した。
こんなのを書いてはみましたがPLのみなさんには特に縛られず自由にロールしてくださいとお伝えした上でセッション開始です。
セッションの流れ
イクウェ教授から機器の詳細を確認したうえでVR的機器を身に着けてテスト体験。その中で冒険者として簡単な依頼を受けて戦闘を2回こなして、実際の感覚や動作への反映など様々なデータを取らせてもらう、という流れ。
ロールはそこそこに戦闘メインなつもりでしたが質問やロールが思いの他もりあがり実際は半々くらいな感じになりました。
・オープニング
イクウェ教授からのテスター依頼を聞いて研究室に集まる4人。
どんな機器なのかという話題が4人から出されたので、いかつい兜、手袋、上着、ブーツと装備品的なものと説明する教授。
この時quest3な3Dモデルをお出しして、ぶっちゃけ視覚情報がメインな全身トラッキング対象なVRですとGM説明が入ります。
アニカさんから姿のリクエストはできるのか中で出会う人は生きているのかだったりアルムさんから機器の形状が合わないんだがと言われ有線接続してみたり、自分の望む姿は今の自分でいいかなとつぶやくアイスくんとか、久々セッションにも関わらず最初から色々とロールしてもらえて嬉し楽し~なGMでした。
テスト中は教授はお空の上からのぞく天の声ポジ、シエルさんはNPCやエネミーの演技担当。何かあったら2人がすぐに対応できるという説明も含めて一通りのやり取りを終え、それぞれが機器の台座に立ったところでテストが開始されます。
機器の起動によりふわっと体が浮遊する4人。これで体を動かしても周囲への影響含めて安心という設計。兜で暗かった視界が一気に明るくなり、目の前が一瞬で酒場のような場所へと一変し、ミドルシーンへ。
・ミドル
仮想的な世界へと没入し酒場に立つ4人。
その目の前にはバールに乗った丸っこい青いトリ(CVシエルさん)が。
全く違う姿のシエルさんが4人に様子を確認します。
アニカさんは若かりし頃と同じではないもののふわふわな毛並みの感触を楽しみ、アイスくんは椅子やテーブルを軽く叩きながら物によって再現できる精度の違いに言及し、アルムさんアニマさんは現実と見まがう程ではないものの視覚情報のレベルの高さに驚きを見せます。
この辺りの仮想世界の再現度についてはガッチリと決めていなかったので色々とPLさんと話しつつ、現実ではないとわかるものの実際の感触や動作についてはあまり違和感がないレベルとしました。
色々と確認したところで青いトリのシエルさんから依頼という体で森で仲間がモンスターに捕まってしまったので助けに行ってほしいと伝えられます。
事前に筋書きは聞いていた4人は快諾。
そのまま背景を酒場から森へと変更し、そこで遭遇した野犬2匹とさっそく戦闘開始です。
ちなみに今回の場面転換にはとらいばーるさんのTRPGbase3.0にあるツールを活用して実際にパッと切り替えたんですが、PLのみなさんから声が上がったりしていたのでやっぱりこういう視覚的要素の効果って大きいなあと改めて感じました。自分も初めて体験した時はすごい!てなったなあ。
戦闘1回目。野犬2匹。
PC全員識別系スキルは持っておらず、現時点ではリビルドを制限していてシナリオ的にテストということもありエネミーデータに関しては最初から開示という形に。
データ詳細は最後にまとめたので気になる方そちらをご覧ください。
野犬と言いつつ行動値高めだったり単体火力割とあったり回復に範囲魔法、判定値下げとPCのみなさまに合わせた仕上がりになっております。
…のつもりでしたが、アイスくんのせたっぷBSは凌ぎ、アニカさんにがぶりと一撃を加えられたものの、アニカさんの錬金銃2連発とアルム&アニマさんのファミリアアタック2連撃で2匹ともあっという間に退散。キャインキャイン
野犬2匹は逃げていきました。
アニカさんの噛みつかれたところはモザイク表現にしてみたり次に行く前にヒールで回復したりVR体験だし消耗品は次回復活と確認してグレートなポーション飲んでみたりと教授にフィードバックしたりしつつ態勢を整えて、4人は森の更に奥へ進みます。
・クライマックス
森の奥へ進んだ4人は古びたゴーレムの上で妖精が楽しそうに何かをしているところに遭遇します。よく見ると戦士風の人がまるでおもちゃのように空中でくるくると弄ばれています。意識は失っているご様子。
妖精に近づく前に助ける対象の
あんな風に人をくるくる弄ぶとか妖精に偏見入ってない?とかアイスくんから演出に抗議が出たりそれにシナリオ担当者のシエルさんが弁明したりと戦闘前にわちゃわちゃ
遊ぼう
アニカさんがお手玉を提案してくれたのでジャグリングうにちゃんを取り出してぽいぽい投げてみたり。でも全員デスクトップだったためお手玉は実践できず残念。妖精も乗っては来ずにつまらなそうにしています。
そしてそんな妖精から命のやり取りの方が楽しいよ的セリフが発せられ、PCたちがそれに乗っかる形でいよいよ戦闘開始です。
シエルさん割とノリノリでロールしております。
クライマックス戦闘。
いたずら妖精&動かないゴーレムと捕らわれた戦士(バスピス)
ゴーレムとセットで登場してますがゴーレムは演出なので実質妖精のみの単体ボス。セットアップにゴーレムに隠れてHP防御魔防を増加させるずるっこムーブをしつつ、マイナー攻撃や判定ダイス数増減、常時シーン攻撃にBS即時解除、全体反撃といった感じになっております。
捕らわれた戦士は耐久力50のオブジェクト扱い。一応破壊しちゃったら依頼失敗という形。むしろ妖精のマイナースキルで戦士が転移→至近に高威力白兵攻撃をかましてくるという操られいやらし演出がメインな感じです。
そんな多少のPCメタ要素を入れてたいたずら妖精。ちょっとは苦戦させられるかな、なんて思っていたのですが…
アニカさんのアデンダムを絡めたダブルショットによる4連射!
フェイトも載せたウェポンフォージによって40点以上も攻撃力が加算された錬金銃に矢弾も合わせた1撃は100点以上!
ゴーレムで耐久アップができなかった妖精には耐えきれない威力…!
ギリギリ耐えた3撃目に対して妖精の仕返しでシーン対象反撃を試みます!
アイスくんのパラライズチェインとディスターブイメージにより渾身のシーン対象反撃の命中判定に-4Dのペナルティが入っていますが2D振れるから固定値と合わせて1人くらいは当たるでしょ~の気持ちでダイスロール。
結果は1と6。
両極端期待値~とか思って回避判定を促したらアイスくんからスキル宣言。
「GM、2Dで1出てますね?ディスターブアビスで6を1に変更してファンブルです!」
まさかこのタイミングでこれを刺されるとは…!
思わずNPCやエネミー演技担当のシエルさんの方からすんごい物音がしてイクウェ教授が心配するという演出を入れちゃいました。
シエルさん多分凄い顔してひっくり返ってる。
・エンディング
いたずら妖精を難なく退けて無事に捕らわれの戦士を助けた4人は無事に依頼完了。酒場に戻ってそのまま機器のテストも終了となりました。
仮想世界から戻った4人に
振り返り
前回以上の久々セッションだしシンプルな簡単シナリオで、と思って1.1回表記にしてみましたが、PLのみなさんのロールもりもりでハンドアウトも絡めてPCほりほりしたりもできたので1.2回表記くらいにしてもよかったかも~と思ってしまえるくらいに濃度があったセッションでした。
VRTRPGに不慣れなメンバーでVR体験ロールしたら楽しそうからスタートしたネタでしたが、イクウェ教授の研究目的と全くずれている訳でもなく、エンディングでの「別世界に自分を投影する」はその場で考えた言葉だったものの、これは後々のシナリオで活かせるかも、なんて思ってみたり。
なんにせよ今回も楽しんでもらえてよかった~。
そして感想もそこまで間を置かず書けた!でもGM緊張でロール周りあまりちゃんと感想に反映させられなかったので次は録音環境など整えたーい。
そして忘れずに集合写真をちゃんと撮るのです。
関連リンク
フィロスさんのTRPG関連のブログ。
まだVRでの録音環境整ってないとのことで記憶だけでPLPCのやり取り色々と書き出せるのすごい。たすかる!
フィロスさん作のアリアンロッド2E用Webキャラクターシート
フィロスさん作の身内でプレイキャンペーンのまとめwiki
今キャンペーンもお世話になってます。
・おまけのエネミーデータ
エネミーのデータ、公式のものよりもいつもキャラクターっぽさと絡めたこんなスキル面白そう~で好き勝手作ることの方が多いのですが、こちらも記録として記載してみるなど。
野犬
HP120 動物・属性無し
命中15+6D 判定15+2D 回避6+3D 防御5 魔防0
移動力20 行動値15
・セットアップ
野性の瞬発力
戦闘移動を行う
・イニシアチブ、ムーブ
なし
・マイナー
狂犬
自身のメインプロセス中の攻撃の命中+1D、ダメージ+15
毛づくろい
至近の単体のHPを20+2D6回復し、毒以外のBSを1つ解除する
・メジャー
かみつき
至近の単体に60+5Dの物理ダメージ
威嚇の咆哮
射程20M、範囲選択の対象に15+8Dの無属性魔法ダメージ。
ダメージ時に威圧付与
・判定直前
鋭い眼光
対象の判定のダイスを1減らす
※野性で獰猛みが強いイッヌ。程よい速さでPCの皆さんに先生しつつ油断すると手痛い系な構成に。
いたずら妖精&動かないゴーレム、と捕らわれた戦士(オブジェクト扱い)
HP350 妖精・属性無し
命中25+6D 対決10+2D 回避10+4D 防御10 魔防10
移動力10 行動値25
捕らわれた戦士の耐久力50点
・セットアップ
ゴーレムに隠れる
シーン中、自身のHPが200、防御魔防が10増加する。シナリオ1回
・イニシアチブ、ムーブ
なし
・マイナー
新しいおもちゃ
捕らわれた戦士を任意の場所へ転移させ、捕らわれた戦士の至近の
単体へ100+10Dの白兵攻撃。能力値はいたずら妖精のものを使用
・メジャー
眩い光
シーン全体へ20+15Dの光属性魔法ダメージ。ダメージ時に放心付与
・判定直前
妖精のいたずら
単体の判定を+2D、もしくは-2Dする。シーン3回
・ダメージ直後
妖精のしかえし
受けたダメージの半分(小数点以下切り捨て)をダメージとする攻撃を
シーン対象へ行う。対象は通常の攻撃としてリアクションを行う。
シナリオ1回
・BSを受けたとき
妖精の鱗粉
自身の受けたBSを1つ即時解除。シーン1回
・クリンナップ
飽きちゃった(マイナー1回使用により詳細情報開示)
捕らわれた戦士に50点のダメージを与えて破壊し、戦闘から退場する。
戦士へのダメージは他者に対して使用できるダメージ減少、変更スキル
の使用可能。シナリオ1回
マイナーでどこでも白兵、メジャーでシーン魔法攻撃(放心付き)と疑似的な2回攻撃な妖精(うにちゃん)