言語と私⑧フランス語
Bonjour!
パリ五輪は終わってしまったけれど、まだパラリンピックはある。
でも、このパリでのビッグイベントのおかげで、フランスについての本が図書館や本屋さんの目立つところに置いてあるのはうれしかった。
フランスは、ドイツに比べるとずっと人気がある。
そしてドイツでも、フランスは人気があった。
日本と同じように、本屋さんでフランス関連書籍が目立つところに並べられたりしていた。
ただ私の場合、フランスに興味があったからフランス語に興味を持ったのではなく、フランス語が気になるから始まった。
2017年、ドイツ語学留学時代。
私は南ドイツから、西ドイツにある語学学校に転校した。
その語学学校のクラスには、フランス人はいなかったけれど、フランス語を話せる人がそろっていた。
フランス語が公用語の一つになっている国出身の北アフリカ人、フランスに留学していた中米人、フランス語圏出身のベルギー人がいて、この三人がよく、フランス語で会話していた。
他にも、この中米人と、実はスペインで暮らしていたこともあるベルギー人がスペイン語で会話していたり、北アフリカ出身の人たちがアラビア語で話したりなんてこともあったけれど、そんな中でもフランス語が際立って美しく響いていたように、私には感じた。
この時、ドイツ語学習に飽き飽きしていたこともあり、フランス語の響きにすっかりとりこになり、なぜ私は今ドイツ語なんて勉強しているんだろう?面白みに欠けるし、聞いていて美しくもないのに、なんて不満ばかりを募らせていた。
だから、ドイツ語学習をせずに、フランス語を学ぶ方法について調べたり、ネットでフランス語のラジオを聞いたりなんてしていた。
フランスには興味がなかったので、アフリカ人の先生に学ぶオンラインフランス語講座なんて、安くていいなぁなんて思った。
とはいえ、本格的にフランス語を始めることはなく、帰国。
その後今度こそフランス語を始めてみようかな、と思ったのは、そこから数年が経った、ドイツ生活終了間近の頃だった。
Duolingoというアプリを始めるにあたり、日本語で学習できる言語に、ドイツ語がなかった。
今は分からないけれど、その時日本語で勉強できる言語は、英語、中国語、スペイン語、フランス語の4つだけだった。
英語と中国語は今更やるのもなぁなんて思い、これは前々から興味があったフランス語に挑戦しようかな、と。
ちょうどその年に旅行でフランスを訪れていたこともあり、今度は言語ではなく、フランスにも興味がわいていた。
しばらくは楽しく勉強できていたけれど、難しくなるにつれ、このアプリ一つで続けていくのは難しそうだと感じ、結局やめてしまった。
というところで、私のフランス語学習は終わってしまった。
今後再びフランス語を始めるかなといったら、どうなんだろう?
韓国語も熱中したけれど、もう学ぶことはないと思っているので、そんな感じかもしれない。
もしまたドイツで暮らすということになったら、今度こそパリに行くこともあるかもしれないので、その時はまた勉強するのかも。
それよりも、今新しく始めるとしたら、やっぱりフィンランド語だろうなぁ。