地元のライブハウスはなんだか落ち着く。ホームグランドに戻って来たような感じがする。
知らないライブハウスって、いつも緊張しているんだ、と改めて思う。
今回行ったのは新代田FEVERのシューゲイザー・イベント”pacific ocean park"
April Blueのギターの菅さん(このイベントの主催者の夏botさん)にメールして、チケットを取り置いてもらった。
高円寺HIGHで出会ったこのバンドがずっと気になっていて、ライブを探して見つけた。有り難かったのは、ライブハウスに問い合わせると、演奏順と時刻を教えてくれたことだった。仕事で開演に間に合わない可能性があったので、April Blueの時間がわかっていることで、焦らずに済んだ。
前に見たHIGHでは、聞き込んでいたいたアルバム”Blue Peter”の曲をほとんどやらなかったが、今回は定番曲を多く聴けて嬉しかった。
前にも書いたのだけれど、このバンドのどこに魅かれるのかをずっと考えていた。前回は、懐かしさ、菅さんのエモーショナルなギター、船底春希さんの声と書いた。
今日ふと思ったの。「隙」なのかもしれない。
今この原稿を書いている2024年春までにも、数多くのライブを見てきた。その中には大手レーベルが売り出したボーカリストもいて、バックバンドは優秀なプロのスタジオ・ミュージシャンが担っていた。彼らは完璧なリズムとテクニックで演奏する。技術的に相当高いのだと思う。そんな音楽を聴き慣れてから、小さいハウスのシューゲイザーバンドを聴くと、ホッとする。音が温かい。たぶんそこにあるのは息づかいような揺れ。グルーヴと言われるものとも少し違う「隙」がある。
そしてたぶん、船底春希さんの声には、自然にできる隙があるのだと思う。菅さんは、意識して隙を作ることができるのかもしれない。
物販にいた船底さんに声をかけて、購入した”いつかの海”のジャケットに、バンドメンバー全員のサインをしてもらった。
後で聴いてみると、前回のライブはこのアルバムの曲中心だったようだった。このアルバムがまた独特の雰囲気があってよいので、スポンサー購入をして限定動画を見せていただいた。
●おまけ●
ここからは写真だけでお楽しみください。
🔹高円寺HIGH
こちらは高円寺の月例イベント。
🔹Morc
そして、阿佐ヶ谷の小さなかわいい映画館 ”Morc”
文・写真:©青海 陽2023
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