ファンデッカーが大会に出た理由
皆さんとんでもなくお久しぶりです、サメさんことホホジロザメでございますm(_ _)m
2年2ヵ月ぶりに執筆する今回の記事ですが、簡単に言うと"大会に出たことの無いファンデッカー(カジュアル勢)が色々あって大会に出たよ!"というお話です。初めての大会で何を見て何を感じたのか…当時の記憶を思い起こしながら書きました。最後まで読んで頂けたら幸いですm(_ _)m
登場人物&店舗
ホホジロザメ
筆者。過去の記事を見て貰えば分かるようにファンデッカー一筋で遊戯王を遊び続けてきたが、遊戯王人生初の大会へ挑む事を決意する。大会で使用するデッキは「後攻1kill特化融合青眼」
いろり。さん
"いろりん"の愛称で親しまれる地元の競技プレイヤー。筆者を大会に誘ってくれた人で、非公認大会や「いろりCS」を主催する主催者としての一面も持つ。愛用のデッキは「魔救(アダマシア)」
リサイクルショップV 長岡店さん
地元の遊戯王プレイヤー達が愛してやまないカードショップ。(カードのみならずプレマやスリーブ、ローダー等のサプライ品もものすごい品揃え)平日休日問わず非公認大会の会場としても活用されている。圧倒的な品揃えと豊富な在庫量で地元のプレイヤー達を長年支え続けてきた。親切で知識の豊富な店長さんがいつもプレイヤー達を優しく迎えてくれる。
これまで大会に出なかった理由
筆者はこれまで遊戯王を遊ぶ中で「大会」というものに出たことが全くと言って良いほどありませんでした。
(厳密に言うと新エキスパートルール時代に1回だけ出たことはありますが、運が悪かったのか態度の悪いプレイヤーに当たり散々な目に遭いました)
↑この時の体験から大会を忌避していたのもありますが、SNS等で大会で嫌な目に遭ったという投稿を見るなどして「大会・競技勢」に対して嫌なイメージを募らせていました。
他の理由としては、当時カジュアル側で十分に遊戯王を楽しめていると感じていたので「無理に大会に出る必要もなかった」と思っていたのもあります。
そんな筆者が、何故大会に出ることになったのか…今でも忘れられないターニングポイントが訪れます。
大会に出るキッカケ
初めての大会は約1年前、2022年の10月でした。この頃は訳あってこれまで行っていた遠征をやめて地元新潟で遊戯王プレイヤーとして新たに活動しようと思い、あちこち奔走していました。
活動場所を変えたこともあり、この頃から「大会に出るのも視野に入れないといけないかな…流石にカジュアル一本じゃキツいか」と思うようになってはいたのですが、自分だけでは中々決心がつかず、一歩踏み出せない状態がしばらく続きました。
そんな中で新たに知り合った遊戯王仲間と皆で夕飯を食べていた時、Twitter(現X)に一通のDMが届きました。送り主は地元の競技プレイヤー「いろり。」さん。その内容は…
"一緒に2人チーム戦に出ませんか?"
突然のお誘いに驚き、戸惑ったのを今でも覚えています。
"待てよ?これはチャンスなんじゃないか?このタイミングで絶好の機会が向こうからやってくるなんて、願ってもない事じゃないか?"
と思いつつも、同時に1つの疑問が浮かびました。
"大会で勝ち上がるためには出たことすら無い未経験者を誘うなんてしないハズ…そこには勝ち負けを度外視した意図があるのか?あるとしたらその意図は…?"
その答えを確かめるため、そしてまたとないチャンスを掴むため、筆者は大会に出る決心をしたのです。
その後DMで何度かやりとりをし、デッキ内容を一度チェックしてもらう事に。
"好きなデッキ使ってもらって良いですよ"
と言われていたので、本当に自分の好きな&大会に持っていくならこれかな?というデッキを用意しました。「"これだと流石に…"と言われたら新しくデッキを作るしかないな」と思っていましたが、いろり。さんはすんなり受け入れてくれました。「流石にデッキ内容には口を出させてもらいますよ?w」から始まってあれこれ添削してもらい、筆者の思い描くコンセプト「真青眼の究極竜による後攻1kill」を一切崩さずに安定性を高め、サイドデッキのカードと入れ替える余裕まで生まれました。無駄や過剰な部分を削り、足りないものを補い、かといって余計な要素は足さずにコンセプトを達成させる…
競技プレイヤーってすげぇ( ・∀・)
大会前日
いろり。さんから"大会の前の日に色々と調整しましょう"との提案を頂き、翌日大会の会場となる地元のショップ「リサイクルショップV 長岡店」さんへ向かいました。そこで
・大会はどう進行するのか
・何を用意したら良いのか
・マナーや気を付ける点
・サイドデッキの組み方
等の大会に出る上で大切なことをとても丁寧に教えて頂きました。そして
"じゃあ次は練習試合をしましょうか"
いよいよデュエルの時間です…筆者は「後攻1kill特化融合青眼」。いろり。さんは愛用の魔救ではなく"明日の大会で一番多く当たるだろうから"との理由で「イシズティアラメンツ」を用いての練習試合が始まりました。
大会前日ともなれば、通常であれば自分が使うデッキの最終調整をしたいと思うのが自然だと思います。ですがいろり。さんは大会に全く慣れてない筆者のために違うデッキを使って練習相手になってくれたのです。
練習試合の戦績は…当然の事ながら全敗。ですがメタカードの使い方やティアラメンツの動き方等を的確に教えて頂けて、とても有意義な練習試合となりました。
"こんなに手厚くサポートして貰いながら初めての大会に出られるってありがたい事だな"
という思いがどんどん強くなってきたところで、思い切って聞いてみました。
"何故誘ってくれたんですか?"
いろり。さんから帰ってきた言葉は…
こんな嬉しい言葉あります?
遊戯王やっててこんなに嬉しい言葉は初めてでした。まさかそんな意図があって誘ってくれたなんて…心の底から"明日の大会頑張ろう"と思えました。
大会当日
そして迎えた大会の日。緊張半分楽しみ半分で店内に入り、受付を済ませ、対戦卓に座り、デッキを取り出し…気が付けば対戦開始の時間に。対戦開始直後、隣のいろり。さんからこんな言葉が
"あ、G打たれた、サメさんゴメン"
"え?いろりさん!?ちょっとおおお!?"
~遊戯王人生初の大会、スタート~
競技プレイヤーの皆さんがお知り合い同士という事もあり、大会は終始和気あいあいとした雰囲気で進行していきました。そんなこんなで予選4回戦が終わり、その戦績は…
画像の通り、全敗の予選落ちでした。
※「真青眼の究極竜」の融合召喚成功率は7割くらいでした v(´・∀・`*)v ヤッタゼ
まあ初めて大会に出たド素人が、普段から大会環境でやりあっている競技プレイヤーの皆さんに敵うわけがありません。ですがこの大会に参加した事が、ここから先遊戯王をやっていく上でとても良い影響をもたらしてくれたことは間違いありません。非常に有意義な時間を過ごせましたし、最終的な感想として
"やっぱ遊戯王は楽しいわ"
と心の底から思えました。
今となって思い返すと、いろり。さんの相方として参加させて頂いた事がとても良かったなぁと思います。筆者は完全なる新参者でしたが、他の参加者の皆さんからは
"いろりんの相方って事は、既にいろりんが知ってる人なのか"
と思って貰えていた様で、いろり。さんが会話の間に入ってくれたり"この人がサメさんだよ、今日が大会初参加だよ"と紹介してくれたりした事で、新参者にも関わらずいろり。さんが1クッションになってくれたお陰でその場に馴染むことができたんだと感じました。紹介して貰えるとそれに続いて挨拶がしやすいですし、そこまで考えてくれていたのか…と改めていろり。さんのご厚意に助けられっぱなしだったなぁとしみじみ思いました。
その後
初めての大会に出て以来、平均月1くらいのペースで大会に参加するようになりました。時には1人で、時には普段一緒に遊ぶ仲間を引き連れて…そして通う内に少しずつ競技プレイヤーの皆さんに認知して貰えるようになり、交流の幅が大きく広がりました。
いろり。さんには本当に感謝しかありませんm(_ _)m
戦績も少しは成長しまして、数ヵ月後に参加した2人チーム戦では決勝トーナメントへの進出を果たし、ありがたい事に他の参加者の皆さんから
"おめでとう!"すげぇ!"頑張ってね!"
リサイクルショップVの店長さんからは
"やりましたね~、おめでとうございます!"
いろり。さんからは
"サメさん、あたしゃ誇らしいよ"
たくさんの嬉しい言葉を頂いた事、今でも鮮明に覚えています(〃ω〃)
その決勝トーナメントでは全敗しましたけどね!!!
おまけにそれ以降は全部予選落ちしてますけどね!!!!!
まあ戦績はさておき、継続して大会に出るようにはなりましたが「大会用のデッキを作って練習する」という行為がどうにも性に合わず、大会で流行っているデッキの事を調べもせずにぶっつけ本番で当日を迎えるなんてのは今でもザラで、調べるにしても「サイドデッキに何入れたら良いか、どのデッキに使ったら良いのか」を少し調べるくらいです。
今のスタンスとしては「自分のお気に入りデッキが今の大会環境にどこまで通用するのかやってみたい」という感じで、大会というものを「普段関わる機会の無い競技プレイヤーの皆さんと対戦&交流できる良い機会」だと捉えています。
↑これに関しては賛否両論あるでしょうし、「そんなんで大会来るなよ」と言われても仕方ないと思います。ですが当面このスタンスを崩すことは無いと思いますんで、地元プレイヤーの皆さん今後ともホホジロザメをよろしくお願いしますm(_ _)m
おわりに
いかがだったでしょうか?この記事は自身の体験談を地元の遊戯王環境自慢と共に綴ったものです。どうですか?筆者の地元は良いところでしょう?(*´ω`*)ドヤ
何はともあれ、恵まれた環境で遊戯王ができるというのはとても幸せな事だと感じた出来事でした。
最後までお読み頂きありがとうございました。もしかしたらまた記事を書くかもしれません。書かないかもしれません。
良き遊戯王ライフを( ・∀・)ノシ
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