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選挙区でもN党より高い支持を得た参政党

先日行われた参議院選挙では、参政党は初めての選挙戦であったにも関わらず、選挙区でもNHK党よりも高く支持されていたことが判明した。

NHK党はその活動内容や、暴露系YouTuberのガーシー氏が出馬するなどにより、かねてから高い注目を集めていた。一方、今回の参院選が初戦となった参政党は「諸派」に分類されるなど泡沫候補とみられていた。選挙結果はどちらも選挙区では議席を獲得できず、比例代表でともに1議席を獲得した。

しかし、結果内容をよく見ると、はじめての選挙戦であったにも関わらず、参政党がNHK党を凌駕していた事実が浮かび上がってくる。まず、比例代表ではNHK党が1,253,872票を獲得したのに対し、参政党はそれよりも20万票多い1,768,349票を獲得した。

それだけではない。筆者が得票率を調べたところ、実は選挙区でも参政党がNHK党を上回っていたことが判明した。次の図をご覧いただきたい。

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この図は各候補者の人気度(平均倍率)を年齢でマッピングしたものである(縦軸は対数目盛を用いている)。ここで、人気度は「各候補者の得票率がその選挙区における得票数の平均から何倍乖離しているか」を指標としている。

この図からはほとんどの参政党候補者の人気度はNHK党の候補者の人気度を凌駕していることが見て取れる。さすがに自民党などの主流政党には遠く及ばないが、初めての選挙戦で泡沫候補と目されていただけに、この結果は無視できない事実である。

参政党がいかにして市民の支持を得ることができたのか、解明が待たれるところだ。

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