大都会で生まれたあったかい時間〜ご近所ごはん会🍴〜
東京・西新宿にある一軒家「れもんハウス」
大事にしているのは
「あなたでアルこと ともにイルこと」
ここではこどもも大人も、よく一緒にごはんを食べます。
よく会う人とも、初めましての人とも。
元気な人も、落ち込んでる人も。
なんでも食べられる人も、好き嫌いが多い人も。
ごはん作りが得意な人も、片付けが好きな人も。
※動画は5分ver.もあるので、れもんハウスに集う人の声を聞きたい方はこちらをご覧ください。 Produced by yokota.kosuke
れもんハウスでの風景
毎日のように、誰かがごはんを作って、食卓を囲むことの多いれもんハウス。
「おいしいね〜」「おいしいね!」とにこにこ顔を合わせたり、
「きのこ嫌いだったけどこれなら食べられる」と食べられるものが増えたことをみんなでお祝いしたり、
「2日ぶりのごはん〜。みんなとだったら食べられる〜」という子に「ちゃんと食べなさいよー」と言いながらおかわりを盛ったり。
初めてれもんハウスに来る人も、一緒にごはんを食べて、一緒にお皿を洗っているうちに、ずっと前からいた人みたいになります。
食卓を囲む時間。他者と一緒にごはんを食べること。
それがとても怖いものだった人もいます。
一緒にごはんを食べている時に突然激怒されるかもしれないとか、親がずっと喧嘩しているのを聞きながら食べないといけないとか。
れもんハウスで、久しぶりにマスクを人前で外してごはんを食べたり、遠慮なくおかわりができるようになったり、「次はこれが食べたい!」とリクエストが出るようになったり、そんな姿を見て、その時のその人にとっての「心地よさ」「安心」があるということを確認します。
そんな場所がもっと地域に点在したらいいな。
自分のお家がしんどいこどもも、一人でコンビニ弁当を搔き込む毎日を送る人も、毎日のメニューを考えることに疲れてしまった親も、近くに「おいしいね」が言い合える場があると思えたらちょっと力が湧いてくるかもしれない。
ごはんを一緒に食べる中でできたつながりで、困った時にはこの人に話を聞いてもらおう、いざという時にはこの人のお家に駆け込もう、そう思える関係性ができたらそれが心のお守りになるかもしれない。
そんな想いで始まったのが「ご近所ごはん会」です。
ご近所ごはん会とは
毎月一回だけですが、れもんハウスや近隣にお住まいの方のご自宅を開いていただき、ご近所さんたちが集まって一緒にごはんを食べています。
集う人たちとの連絡調整はれもんハウスのメンバーがやるので、「何か自分にもできることはないかな」とぼんやり考えている方で、お家を少し開いてみたいという気持ちがあれば、きっとすぐに始められます。絶賛お仲間募集中!
一つの場所では「みんな」をウェルカムすることは難しい。
だからこそ、いろんなカラーのお家、ごはん会があれば、それぞれにとっての心地いい場所を選べるかな、そんな期待を持っています。
今は陽が沈む前から、一緒に作りたい人たちが集まってごはんの準備をしています。野菜を切って下ごしらえ。そしてご近所のお家で食べる分の材料を大きなバッグに詰めて、ちょっとしたおかずも持って、別のお宅に何人かが向かいます。炊飯器がない時はれもんハウスの炊飯器をぶらぶら持って街を歩きました。そしてお家に着いてから仕上げ。続々集まる人たちの中には、美味しいおかずを持ち寄ってくださる方もいます。
そんなごはん会に、毎回欠かさずあるのが、「どらさんの豚汁」です。ほぼ肉豆腐なのではとよく言われますが、豚汁です。2023年の夏頃から1年間れもんハウスに住んでいたどらさんの、とっておきのレシピ。それが一緒に作る人たちに少しずつ伝授されています。
ごはんを食べた後にどう過ごすかはそれぞれの自由。
ゲームをしたり、プラレールをしたり、おしゃべりをしたり、片付けをしながら乾杯をしたり、マッサージが始まったりと、色々です。
こうして月に一度、だいたい同じメンバーで会っていると、気付けばお互いを気に掛ける存在になっていたりします。「あれ、今日は○○さんは?」とか「この前のあれ、その後どうなったの?」とか。ちょっと寂しく感じる時もあるかもしれない、けど翌月にはそんな気にすることもなかったなって思えたり。
なんの変哲もない、ただ、よくある風景。それがいい。ある人にとっては当たり前のやり取り、ある人にとっては心底ほっとする空間。そんなものをなんとなく共有して、過ごしています。
ごはん会の概要
最後に、
このご近所ごはん会の時間が、地域のあちらこちらに生まれたいいなと思っていますので、一緒にごはんが食べたい方も、お家をちょっと開いてみたい方も、ご関心がある方はぜひご連絡ください。
📩 info@aokusa.or.jp
尚、ご近所ごはん会は、積水ハウス株式会社の「積水ハウスマッチングプログラム」の助成を受け、「地域をわが家にプロジェクト」の取り組みの一つとして実施しています。
地域の小さな、けれどもあたたかくて大切な交わりをつくる働きに、このようなご協力を頂けていることに心から感謝いたします。
れもんハウスの運営は一般社団法人 青草の原が行っております。
ありがたいことに、共感して連なってくださる多くの皆さんのご寄付によって活動を継続することができています。
よろしければご寄付のご協力をお願いいたします。
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最後までお読みくださってありがとうございました🍋