35歳から42歳までの不妊の記録④
39歳〜40歳 2人目不妊
子供が1歳になるころ、私も39歳になっていた。
2人は子供が欲しかったので、生理が戻るとすぐにまた妊活を再開した。と言っても病院には通わずにタイミングのみで、基本的には育児に明け暮れていた。
ママ友は出来なかったけれども、支援センターで出会う顔馴染みの若いママ達は年子で子どもを作り、例のマークのキーホルダーを付けて、やってくるようになった。
私は焦って早く病院に通った方がいいのではないかと相談すると、夫は自然妊娠したことで2人目もまた自然にできるんじゃないかという考え方で、妊活に対する考え方に温度差があった。
そして夫婦の仲は冷めていった。冷め切っているのに毎月決まった日にセックスしないといけないのが辛い。
そしてお決まりの今月もダメだったよという報告。これも私がダメだったみたいで報告するのが嫌だった。
もう病院しかないと1人で病院に行った。40歳の誕生日を目前に控えて、1人で訪問して1人で焦っている私に先生は「1人目が自然に出来たから2人目も出来るんじゃない〜?」とのんびり言った。
今月はまずはタイミングからやってみよっか!と。ガクッと来た。もう生理がきてから一年近く毎月タイミングしてるっつうの。
「先生、私40歳ですよ」と泣きそうになるのを堪えて言うと、「大丈夫ですよ、40歳超えて妊娠する人けっこういますから!」と笑顔で言った。
お前もか!と内心悪態ついて、もう二度とここには来ないだろうと帰り道に思った。
かくなるうえは、専門の不妊外来に通うしかないと思い、夜夫に今日の通院の出来事と通いたい不妊専門のクリニックについての情報を共有した。
すると、ここでまた夫と意見の食い違い。夫の周りの不妊治療をした夫婦は200万300万つぎ込んでいる人達で、ビビっているのかうちはそこまで考えていないと言った。
今思えば、それでも1人で行ってしまえば良かったか、必死に説得すれば良かったのに、この人とは分かり合えないな、という絶望感でこの人の子どもそうまでしているのかな?と思いはじめてしまった。そして夫のタイミングでできるかもなという楽観的な考えが移ってしまい、通院は断念することになる。もう一人っ子でも十分奇跡で幸せだと考えることになった。
そして何故か保育士になろうと思いここから2年保育士の短大に通うことになるんだけどもそれはまた別の話。
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