35歳から42歳までの不妊の記録①

今私は42歳で、二人目不妊で妊活中だ。
体外受精であと1つ残っている卵を今月末移植して結果はどうあれ、これで私の妊活は終了にしようと思っている。

そんな中、35歳の同僚が不妊の愚痴を私に話してくるようになった。
彼女がポロリと「子供欲しいんですけどなかなかできないんですよね」と漏らしたのを私が拾ってしまったからだ。
「しんどいね。私もなかなかできなくて不妊治療してきたよ」と。

そこからたまに職場で会うと、
「同じ時期に結婚した仲のいい同期が妊娠した。嬉しいはずなのに全く喜べないんですよ。」とか
「病院行くの怖いんですよね。そこまでして子供欲しいのかって言われるとどうかなぁとか考えちゃうんですよね」
などなど、サラッと漏らしていくようになった。
たいして親しくない私にそんなこと言ってていいのか?と思うけど、親しくないからこそ言えるんだよね。

彼女に、私がまだ絶賛妊活中なことは言っていない。
親にも言っていないし、仲のいい友達にももう言っていない。
言ったところで誰も応援してくれないからね。それどころか反対してくるからね。田舎だからかな。

私が不妊治療を始めたのはちょうど彼女と同じ35歳で、気持ちが分かりすぎるから親近感を持ってしまう。
彼女に私の7年間の不妊治療について話したい欲が湧いてくる。

成功体験ではなく、病院選びの失敗、夫の説得の失敗、仕事を優先してしまった失敗。本当は35歳の自分に教えてあげたい。そしたら、もう一人家族が増えていたのかな、と思うと目頭が熱くなる。

結果が良くても悪くても、今度の移植が終わったら、彼女を喫茶店に誘ってみようと思う。
不妊治療について教えてくださいよ!と言われてるのをのらりくらりとかわし続けているし、何より私が話したい。
不妊の大変さや辛さって誰かと共有しずらく、ずっと1人で話せずにいたから。
その前に、ここでちょっとまとめておくことにした。そんなページです。



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