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【完全独学3ヶ月】宅建で41点を取る方法【幼児2人×フルワンオペ主婦】

Twitterのトレンドを席巻した「死のガイドライン」から早数日。

みなさまお元気でしょうか?

このnoteは

【完全独学3ヶ月】宅建で41点を取る方法【幼児2人×フルワンオペ主婦】

を備忘録的にまとめたものです。

また、

  • 資格取得に興味ある!

  • 不動産完全初学者だけど、宅建ってどんな感じで勉強するの?

  • 主婦だけど、どうやって勉強したらいいの?

  • 宅建受験済みだけど、他の人はどんな教材を使っていたの?

という疑問をお持ちの方にもお勧めです。

わたしは、1歳と4歳の男児(自宅保育×幼稚園)を抱える、実家義実家遠方/頼れる大人無し/夫深夜帰宅の完全フルワンオペ主婦です。
民法完全初学者/不動産未経験でもあります。

初学者の方には、前半のみでも情報が詰まっています。
経験者の方には、後半の実録体験記(ドタバタ勉強珍道中)もぜひご笑覧ください。

ちなみに、自己採点結果は
権利8/14
法令6/8
税2/3
業法20/20
免除5/5
計41点
でした。

それではどうぞ!


一番はじめに入れたアプリ


ずばり、スタディプラスです。

宅建じゃないのかよ!!
と思われるかもしれませんが、これが結構大事でした。

「勉強は量より質」という言葉があります。

実際、天才、秀才は量が少なくても受かります。
しかし、わたしのような凡人はそれでは受かりません。また、3ヶ月という短期決戦を選んだ以上、自分で自分をコントロールしないと崩れてしまうと感じました。
スタプラは、自分がやった勉強量が明確に分かるので、量の把握ができます。
そして、「とにかくこれだけやったぞ!」と、やる気に繋がりました。
みんなもいいねをしてくれるし、直前期の死んだメンタルも応援してくれて、心強かったです。


聴覚優位か?視覚優位か?


「耳学」と、よく言いますよね。
わたしは耳学はさっぱりダメでした。イヤホンでYouTubeの講座を聞いていても、脳みその滑り台をつるつる〜っと滑り落ちていく感じ。
同じく、語呂もなかなか覚えられませんでした。
そして、ゆーき大学の35、37条を書き写している時気づいたんです。
「完全に視覚優位だ!」と。
ノートに大事な文言や語呂を書き写して、ひたすらぶつぶつ言いながら脳に焼き付ける。
ノートを一つの絵として覚えていきました。

視覚と聴覚、自分はどちらの方が優位なのか?

考えてみると、自分にぴったりの勉強方法が見つかるかもしれません。

使用した教材

紙媒体(おすすめ度は★で表しています)
★★☆☆☆みんほし問題集/テキスト
★★☆☆☆出る順一問一答
★★★★☆良問厳選模試
★★★★★出る順模試



アプリ・ウェブ上の模試
・吉野先生のグリーン模試(無料)
・みやざき塾の模試四種類(無料)
・ノウン(出る順一問一答)
・宅建ドットコム過去10年分の過去問(無料)
・宅建過去問アプリ(9月中旬から課金)

YouTube(全て無料
・棚田行政書士の不動産大学(解説全般、アタック問題)
・あこ課長(全て視聴、特に5問免除)
・吉野先生(盛土や改正など)
・みやざき塾(法令)
・ゆーき大学(34、35、37条)

YouTube プレミアム加入を圧倒的におすすめします!

*個人の意見ですが、わたしはみんほしは合いませんでした。3ヶ月前に戻るなら、「ウォーク問」を購入します。
教材は正直、どれでもいいと思います。
YouTubeの先生をいくつか視聴して、その先生が使用しているテキストを選んでもいいですね。
ただし、必ず、「自分が納得して、信頼できるもの」を購入しましょう。わたしはみんほしが合わないと直感で感じてしまい、テキストもうまく読めず、問題量なども信頼できず、苦労しました。

*紙一枚勉強法も、問題集を一周した時点で「答えの番号を覚えてしまっており、冷静に解説が読めない」ので、諦めました。
どんなに良さそうでも、自分に合わない勉強法には、早々に見切りをつけましょう。


YouTubeおすすめの先生

宅建では、「これが無料でいいの!?」と思うような、有益な講座が無料で公開されています。
先生方はそれぞれ個性があり、自分に合ったタイプの先生を見つけ、信じていくことが大事だと思います。
わたしが実際に視聴した先生方をご紹介します。

棚田行政書士の不動産大学

解説から問題まで幅広くカバーしてくださる、言わずと知れた宅建受験の神。
「これが……無料……?!」という動画を毎日配信なさってます。
覚え歌も数多くあり、救われた受験生も多いはず。
テンポが良く、勢いがいいので、通常の倍速で先生の解説を自分の頭でも噛み砕きながら視聴するのがおすすめ。
特に「アタック問題(動画数120以上)」「宅建クエスト」「宅建ファンタジー」、借地借家法様はマスト!
問題動画では、「そんな過去問あるの?!」という問題を立て続けに出してくれます。
アタック問題を1周したことで、7点は上がりました。本当に助かりました。

あこ課長の宅建講座

権利から免除まで解説コンプリート!
各動画の最後にミニクイズもあり、知識の定着を図ってくださいます。優しい声で細かいところまでフォローしてくださる、宅建受験生みんなの親。
わたしは問題集に取り掛かる前に、あこ課長の動画を2倍速で全部視聴しました。
とても優しいお声で、丁寧にあますところなく解説してくださいます。
2倍速視聴かつ、自分が模試等で点が取れなかったところを重点的に補強する時におすすめ。

宅建吉野塾、宅建みやざき塾

有料講座があるにも関わらず、「改正論点」や「解説まとめ動画」など無料で公開してくれる穏やかで熱心な先生方。
非常に丁寧かつ、物腰穏やかです。試験でささくれだった心が癒やされます。

マジでイケてる宅講座【ゆーき大学】

ゆーき先生はご自身が偏差値高めなのもあって動画も偏差値高め。
35条、37条の語呂合わせでお世話になりました。
特に37条!
「特大の姫とスペインで遊ぶ 意外と海外は危険」

これはとっても短いのにとってもコスパ良く要点がまとめられています。この語呂合わせのおかげで2点は取れました。





効率的に点を上げるために、必ずやるべき3つのこと

試験問題は、「点を取らせる問題」「難問奇問」「合格点を調整する問題」に分かれています。
業法と法令に多い「点を取らせる問題」は必ず得点するとして、難問奇問は民法初学者や凡人にはほぼ得点不可能です。
ですので、「合格点を調整する問題」にいくつ正答できるかが鍵かと思います。

そのために大事なことが3つあります。

①YouTubeをフル活用!
②選択肢全てに理由をつけて問題を解く!
③過去問アプリでひたすら苦手分野を回す!
番外編:試験直前に復習できるノートを作る!


①YouTubeをフル活用!

これは、わたしを救った棚田先生「クイズ周辺知識にアタック」連続再生121動画です。
う〜〜〜〜ん……
「神」
問題集の問題ではカバーしきれない周辺知識がテンポよく出題されます。合間に覚え歌も流れるのもよかったです。
一度画面を見て解いておくと、急に問題に出てきた時に、「その数字見たことあるかも?!」と、なんとか記憶を辿って解答することもできます。
心から感謝していますし、膨大な動画量ですが、絶対やった方がいいです。本当におすすめです。

必ず出題される、借地借家法様、区分所有法、不動産登記法。(業法を満点とっても、権利を捨てたら終わります。得点できる箇所を確実に得点しましょう)
図解しないと理解しづらい、都市計画法、区画整理などもまとめられていますので、見ておきましょう。

次はこちら。

なんと、わたしは、直前期の模試36点中、免除が1点でした。

脳裏をよぎる「死」…………

助けてくれたのはあこ課長の免除動画でした。
テキストを開いたことがある方はご存知かと思いますが、あの膨大な知識量を、こつこつと全て動画に仕上げてくださる宅建の親。
全てを視聴することは難しいかもしれませんが、細かいところまでフォローしてくださいますので、苦手がはっきり分かったら活用するのも一つの手かと思います。

②選択肢全てに理由をつけて問題を解く!


「宅建は過去問の焼き直しが7割」
「過去問をやれば点が取れる」

と言いますが、これは、

「①過去問をやって、分からないところは講義を聞くなり自分で調べるなりして理解して問題を解く。
②選択肢ひとつひとつに理由をつけて解く=試験で分からない問題があっても、消去法で点が取れる」

という意味です。
選択肢ひとつずつに理由がつけられるくらい理解しないと、本番で知らない選択肢が出てきた時に混乱して、間違います。
知らない選択肢が出てきても、他の選択肢の答えを把握していれば、消去法で点が取れます。

分からないところ、苦手分野(何回も失点するところ)が分かったら、すぐにテキストに戻るかYouTubeで検索して解説動画を視聴し、理解していきましょう。
今すぐ!
溜めずに!
諦めないで!

そして、勉強しても、覚えた知識はすぐ忘れます。
例えば、宅建には数字がたくさんでてきます。
この数字は期間だったり基準値だったりしますが、これがあやふやだと、個数問題で一瞬で失点します。
選択問題でも、迷った2択で間違えるなんていうのはよく聞く話ですよね。

砂絵のように消え去る知識を脳みそに叩き込むため、問題を解く時は

1、×(問われているのがマルバツのどちらか必ず書く。シンプルですが、失点しないために重要です)
◯公園OK
◯用途地域「内」
×ソーラーパネル
◯2Wだったはず

のように、短くても理由をつけて答えましょう。

本当は問題文の中に書き込むのがベスト!

なのですが、何度も使う問題集には書き込めないですよね。
そのため、直前期まではノートに書くのがよいと思います。薄くて嵩張らない、コピー用紙でもいいですね。
模試等をやる時は、本番の時と同じように、問題文に書き込みましょう。

③過去問アプリでひたすら苦手分野を回す!


宅建には有益な過去問アプリがいくつかあります。
その中から、自分に合ったものを選んで、苦手な分野をひたすら解きましょう。
本当は全て知識を理解できるのがよいのでしょうが、わたしたちには、そんな時間もなければ、そんな脳みそもありません。

「この問題、◯◯で見たことある!」

進研ゼミ方式で、朧げでも知識を引き出せるように、隙間時間で苦手分野をひたすら回すのが必須です。
特に35、37条、法令は過去問と出題傾向が似ていますので、有効と感じました。
短時間で脳みそに叩き込む為には、一問一答が断然おすすめです。

番外編


「試験直前には、自分でまとめた復習できるノートを持っていきました」
と教えてくださったフォロワーさん、ありがとうございました。

こちらの教えに従い、直前期から、ノートに「間違えた問題の答え」「借地借家法、税などの要点」をまとめるようにしました。

字は汚くてOK!
増えた知識は付箋で増やす!

試験前日、直前は緊張で使い物になりません。そのときに、「これさえ見ておけばよい」というものがあると、安心して試験を受けられます。

わたしは試験会場では、自分のノート×会場配布されているまとめ冊子を読んでいました。
会場配布の冊子は分かりやすく数字がまとまっており、おすすめです。






実録体験記


初期(7/22〜8月上旬)


「………………宅地の定義………………?!」

みんほし問題集開いて第一問。鮮明に覚えています。
7/22に問題集を購入する前までに、なけなしのやる気であこ課長の動画を全て2倍速で視聴していたのですが、習い事を見守りながら、スクワットしながら、赤ちゃんを抱っこしながらなので、まあほぼ頭に入っていない。
我ながら問題集1周目は訳がわからなくてびっくり。しかもテキストを読み込もうにも、文字が滑りに滑って何も頭に入ってこない。
一応問題を解いてはいましたが、なんとな〜く、やってきました。炭酸片手に生ハムとか食べてました。テキストにも「なんもわからん」と書き込む始末。ふざけてらっしゃる?

7月下旬まで9月まで夏休みでしたから、常に家に赤ちゃんと幼児が存在していました。夏休みですから、お出かけもしてあげなくてはなりません。大人はわたし1人。一時保育を駆使して4歳とお出かけをし、習い事の体験に連れて行き……大変でしたが楽しかったです。
とはいえ、もっとできたよね。
1日の勉強時間は2時間程度でした。
宅建舐めてんのか?

中期(8月中旬〜9月中旬)


「これが地獄……?!」

お盆時期、良問厳選模試を追加購入しました。
第一回を解き、24点。8月中旬でこの点数、怖すぎますね。10点台ではなくて安心したのがさらに怖い。
正直、この時期までは「まあ難しかったら受験諦めてもいいでしょ!」と思っていました。
ただ、24点だったことで、「まだいけるはずだ」と感じたんですね。まだ伸びるはずだ。と。
良問厳選模試を解いた時点で問題集は2周目を終えたところでしたから、24点って、シンプルに最悪の点数なのですが、なぜか前向きでした。
そうです。
地獄とか言ってますが、この頃は、まだ直前期の地獄を知らなかったんですね……。

8月上旬には、出る順の一問一答を追加購入しました。理由は、問題集を2週したことにより、答えの番号をほぼ暗記してしまったため(暗記に強いとかではなく、逃げ癖があるため、答えのみ覚えてしまっただけ)です。
マルバツをノートに書きながら解いたり、付箋を貼ったりするのは「やった感」があって精神的には良かったです……が!
「宅建過去問アプリをやればよかった」と反省しています。一問一答は、宅建過去問アプリの過去問を解くのが一番良かったのではないかと思います。

1日3.4時間勉強していました。

後期(9月中旬〜)


「助けて棚田先生〜〜〜〜!!!!」

点数伸び悩み期。
吉野先生が出してくださったスケジュールを参考に、もう一度分野別問題集を回し、グリーン模試を解きました。
それから年度別過去問(10年分、つまり12回分)を解き、飽きたら棚田先生のアタック問題を視聴しました。

年度別過去問の解き方ですが、

①iPadで宅建ドットコムで各年の過去問を開き
②スマホの宅建過去問アプリで、問題ひとつずつ解答を入力
③解説を読む

を繰り返しました。
我が家には家庭用印刷機がありません。
赤ちゃんを抱えてコンビニに行くのも一苦労です。
なので、iPad様々でした。
結果的にこの方法はわたしには合っていて、解答→即解説を読む。のが良かったようです。
年度別過去問10年分(12回分)は、2.3回やりました。

土日には借地借家法様や区分、不動産登記などと向き合い、ひたすら過去問を解きました。
借地借家法は、年数やら契約書やらが多種多様で、覚えても覚えても間違うわけで、「こんなに覚えられないことある?」と、心がバキバキに折れます。ただ、借地借家法は必ず2問出ますから、捨てなくてよかったなと心から思います。

市販の模試もやりました。
市販の模試はいくつか種類がありますが、出る順をおすすめします。
講師の先生方の解説動画がよかったです。「坊さん100人、巡視するイチゴ」「換気は201(におい)」「光は7110(ないと)」など、語呂も覚えられました。
この、「語呂をうっすら覚えている」のは非常に大事で「なんか見たことある数字だ……」で解ける瞬間もたまにあります。
また、無料の模試もありますので、ぜひ活用してください。特に10月に公開されるみやざき塾の4種類の模試は、過去問を活用していることもあり、解説も丁寧で大変為になります。
模試をやることで、苦手分野を把握することができます。

1日4.5時間勉強していました。
自分では必死にやっていたつもりでしたが、まだ余裕がありましたよね。ソーイングビーとあちこちオードリー、キョコロヒー見てましたし、腰痛対策リングフィットもやっていました。

そして、1日5時間勉強すると頭おかしくなる〜! とか言ってた自分に訪れる……そう、直前期…………。

地獄の直前期(試験2週間前〜)


「なんでこんなのんびり勉強してたの!?」

別にのんびり勉強していたわけではなくても、自分をそう責めたくなる直前期。
みなさんどうお過ごしでしたか?
わたしは木漏れ日の中、地獄を歩いていました。
夜間の勉強中は、精神的にも追い詰められ「うわーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!! もう終わりだーーーーーーッッ!!!!!!!!!!!!」と急に叫び出し、鉛筆を放り投げるなどしていました。
ギリギリですね。

1日6〜8時間勉強していた時期です。

勉強内容(★マークは特に有効だったもの)
★全ての家事の時間に、棚田先生の「アタック問題」「宅建クエスト」「宅建ファンタジー」を延々と聞き、解き続ける
★宅建過去問アプリで法令、業法(特に35.37条)を回しまくる
★出る順模試の復習
・みやざき塾の無料動画で法令を詰める
★あこ課長の動画で免除をしっかり復習する
・ノートに重要点をまとめ、書き込む
★良問厳選模試に書き込みながら実践する
★みやざき塾の無料模試4種

時間が足りなさすぎるけど、頼れる大人が1人もいないわけですから、わたしが倒れたら本当のお終いです。そしてわたしが勉強していることなど、赤ちゃんと幼児には全く関係ありません。
やるしかない。
頼む! と購入したキューピーコーワゴールドプレミアムは全く体質に合わず、1日フラフラしていた時もありました。

ですが……

決めたからには、最後までやるしかないんです。

寝る直前までアプリを開き、「あれもやればよかった、これもやればよかった……いや! 言っても仕方ない、集中しろ!」と自分に喝を入れる日々でした。
リングフィットもやる時間がなく、パックしながらストレッチして腰痛対策をしていました。

直前期最後の模試は36点でした。
模試4回の復習も再度しましたが、これもだいぶ力になったと思います。
新規の教材を入れたくなるんですよね、直前期って。絶対やめた方がいいのに、入れたくなる。
絶対新しい教材は入れない方がいいです。結局、法令は変わらないんだから、言ってることは同じなので。
……でもやりたくなるんですよね、試験が怖すぎて。
わたしもよほど、直前期の有料講座を受けるか迷いました。時間に余裕のある方は、いっそ、そういったものを選ぶのも手だと思います。

当日は、コーヒーを飲み、パンを軽く食べ、あとはラムネを舐めながら会場に向かいました。
業法→免除→法令→権利の順に解き
2時間ぎっちり見直しをして、マークミスを確認して……。
そういえば、耳栓
耳栓は、必ず持って行った方がいいです。
お隣が貧乏ゆすりをする方で、ものすごく気が散るかと思いましたが、耳栓のおかげで集中できました。
試験中は死ぬほど緊張します。耳栓の中で心臓音が反響するほど……。
最後は「大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫大丈夫」と念じながら見直し、何度もマークを確認するしかない……。




今、3ヶ月前に戻るなら


①権利と法令を理解する


わたしは、業法と免除を満点という、非常にオーソドックスな点の取り方で41点を刻むことができました。
これは棚田先生とあこ課長、ゆーき大学の語呂合わせのおかげです。
そして、借地借家法と区分所有法、不動産登記、盛土規制法、農地法、国土利用法、税……いわゆる「絶対落とすな!」と言われるところはちゃんと勉強できていた(棚田先生の借地借家法様のおかげです)ことが大きかったと感じます。

ですが、後悔することは多いです。
法令上の制限を、苦手などと言っていないで、もっと早くからやっていればよかったと。
権利を捨てたらお終いなんだよと。

法令は、都市計画法を根本から理解することが重要です。
よく言われることですが、土台がしっかりしていないと、崩れてしまいます。
わたしは何度か勉強しましたが、その瞬間はできた! と思っても、次に間違えてしまい……つまり、理解できず、諦めてPower(過去問一問一答)で押し切りました。
ですが、必ず2点出るところですから、諦めずにやるべきでした。

権利は上記の必ず出題される分野をやることはもちろん、代理、委任、債権譲渡など頻出分野を理解しておけば良かったと感じています。
分からないことがあったら、すぐに調べて理解する。
単純な作業ですが、これが続くと……つらい……わけがわからないんです、権利って。
でもやるしかない。やるしかないんです。
業法と免除で仮に25点取れても、権利が14点もあるわけですから、失点の量によっては…………。

それに業法と免除だって、必ず得点できるとは限りません。
そこを満点取ろう!と意気込むよりは、直前期までは、きちんと権利と法令も追い込んだ方がよいと感じました。

②受験することを誰にも言わない


社会人として生きていれば、受験を誰にも言わないのは不可能ですよね。
ただ、関係の浅い方には言わない方がいいのかなと思います。
わたしは宅建を受けることを、周りに言っておらず、家族にも8月に入ってから言いました。

宅建は門戸の広い資格です。
わたしのように、不動産未経験の方や民法初学者の方も多く挑戦します。
社労士、行政書士の足がかりとして受験する方もいるでしょう。

「難しいけれど、医師免許や弁護士資格と違い、一般人が頑張れば取れる資格」

であることが、人を狂わせます

周囲の方に話すのを止めるわけではありませんが、関係の浅い方に話すのは、おすすめしません。

あなたが話そうと思っているその方は、受験経験者かもしれません。

親身になって応援してくれるならいいですが、上から目線のアドバイス、最悪、モチベーションが下がることを言われて、落ちた落ちてない、あることないこと言いふらされるかもしれません。
「宅建」という言葉は世間的にも認知されているので、未学者の方から、心無い言葉を投げかけられることもあるかもしれません。

それでも人は孤独には弱い生き物です。
SNSと上手に付き合って、できた仲間とともに戦いましょう。

上から目線のアドバイスをよこす人ではなく、
足を引っ張る言葉を投げかける人ではなく、
褒めを身近な人間に求めるのではなく、

自分と共に戦ってくれる人と一緒に頑張りましょう。

一緒に頑張ってくださったフォロワーさん方、ありがとうございました。


③最後に信じられるのは自分だけ


2年で合格する方もいれば、
半年で合格する方もいて、
1ヶ月や2週間で合格する方もいる。
宅建はそんな試験です。
4択だと、ラッキーで当たるでしょ!とお思いの方。
これがまあ、当たりません。
当日一発逆転はほぼ存在しないといっていいでしょう。

直前期、Twitterで、
「受験生の皆さんは、問題を見た瞬間に「今年は特に」難しく感じるかもしれないけれど、そんなにガラリと内容が変わる年は無い。問題集を作る側としては「例年と同じ」です。必要以上に恐れないで」(意訳)
という言葉を見かけました。

それでも怖いものは怖い。

最後の最後は、自分の選んだ選択肢を信じられるかどうかです。
わたしは、自分を信じきれなかった問題の解答を変えてしまい、2点落としています。
大抵、一番最初に選んだ答えが合っています。
ところが、急に「これで良かったのかな?」と悩みだし、答えを変えてしまう。
わたしたちの心の中に住んでいる魔物が、当日になると突然現れるのです。

宅建は「その1点」で全てが決まります。

当日の思い切りと、導き出した答えを、信じきれるかどうかで、合否が変わるのでしょう。




おわりに


受験なさった皆様お疲れ様でした!
そして、これから受験なさる皆様には、こちらの「完全独学総勉強時間287時間の屍」を越えていっていただき、ぜひ余裕をもって、合格なさってほしいと思っています。

ここまで読んでくださってありがとうございました。

マークミスが無いことを祈りつつ、終わります。


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どうぞよろしくお願いします。



佐原あおこ

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