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MOON CALENDARと空の月
ノマド MOON CALENDAR 制作販売元の青木京です。
こんばんは。こんにちは。
「カレンダーとお月さまがおんなじカタチしてる!」
時折、そんなご感想を頂くのです。
嬉しい。とても嬉しいです。
ありがとうございます。
1990年代から作られている
「ノマドMOON CALENDAR」は、
国立天文台が発表してくださる
「月の満ち欠けのデータ」に基づいて、
その日の正確な月のカタチを
カレンダー上で表現することを試みています。
ほぼほぼ同じカタチ
を、ずーっと目指してまいりました。
どの程度頑張って目指しているかといいますと…。
例えば、
新月から2日目の「三日月」。
夕刻、西の空で輝く細くて儚いあの月。
その三日月だけで
4パターンも用意してありまして。
空に三日月を見つけた時、
あまりに儚くて折れそうで心配になる日と、
お、今日はどっしりしてる?と思う日、
ありませんか?
実は・・・、
「同じ三日月でも、いつも同じカタチとは限らない」
のです。
”ちょっとナニ言ってるかわからない”
でしょうかね・・・
「月が地球を回る公転速度は一定でない」
のだそうですね。
速度が一定ではないので、
「満ち欠けのペースも一定でない」
のだそうで。
ほぉほぉほぉ。
うん?、・・・。
分かったような、
分からぬような・・・
新月から上弦の月まで、間は何日?
「満ち欠けのペースも一定でない」
ということを、
国立天文台発表のカレンダーで、
確認してみましょう。
確認にはこれ ↓ 。
新月には黒い●、満月には黄色の🌕。
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では、2025年10月・11月・12月で確認を。
10/21が新月の真っ黒マーク。
10/30が満ちてゆく半月=上弦の月マーク。
新月から上弦の月までの間は、8日間。
11/20が新月、11/28が上弦。間は7日。
12/20が新月、12/28が上弦、間は7日。
新月が半月になるまで、
10月は8日かかるのに、
11月と12月は7日。
ペース、確かに違いますね。
1日、違います。
この差を反映させているのがMOON CALENDAR
10月23日には、Dパターンの三日月、
11月30日には、Cパターンの三日月、
12月30日にも、Cパターンの三日月
これを、あてがいます。
カタチ、若干ですが、違います。
このペースの違い= ”間が何日か” を、
1年分確認して、
”この日は、このパターンの月”
とルールに則って決定しているわけです。
さて、7日間と8日間と、あとは?
5日か、6日か、7日か、8日かのいずれか
です。
新月から上弦、
上弦から満月、
満月から下弦、
下弦から新月、
その間は、5・6・7・8日間のいずれか。
なので、4つのパターンを、用意してあるわけです。
「キター!、中、ヨーーーカーーー!」
実は、
間が8日って、なかなかなくてですね。
一年分をチェックしていて、
”間が8日”が来ると、
イチイチ叫んでしまうんです・・・。
ことに、
新月から上弦、下弦から新月、
このタイミングで ”間が8日” が来ると、
あの儚い月に会えるわけです。
テンションが上がります。
”間が8日”の儚い三日月が見られるのは、
2025年では、1度だけ。
そう。10月です。
そして、
”間5日”のしっかりさんの三日月も、
2025年は1度だけ。
さて、
それはいつでしょう。
MOON CALENDAR、
めくってみてくださいね。
”デザインはいつまでもそのままに”
MOON CALENDARのお話でした。