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2021年 MATCHAにとって「準備の1年」でした
MATCHA代表の青木優です。インバウンドメディアの運営及び、インバウンドに関わるマーケティング支援をしている会社です。
今年も昨年に引き続き、コロナによってインバウンド業界は壊滅的な影響を受けています。2021年、今年は来年に向けた準備の1年でした。新規プロダクトの準備、またそれを実行するための資金調達及び人の採用に注力していました。
2021年、MATCHAで起きたこと振り返り
主要メンバーとの別れに泣いた
今年は、別れの一年でもありました。5年以上勤めてくれた古参メンバーである植松さんが辞めてしまったのはとても大きかった。人の別れで泣いたのはいつ以来だっただろう。
他にも離れてほしくなかった方が辞めてしまって、この1年は常に苦しかった。ここにも書けないことが沢山あります。人の面では、過去8年で一番辛かったかもしれないです。
個人的にはお金のことよりも、プロダクトのことよりも、人のことが一番心を揺らすし、大切だと気づいた一年でもありました。改めて、このコロナが厳しい中、働き続けているみんなに感謝しかないです。
コロナ禍でも新しいメンバーを積極的に採用
ただ、会社としてコロナの中でも人の採用は積極的に続けていきました。なぜかというと、会社を支えているのは人ですし、この状況だからこそ優秀な人に入ってもらうべきだと思ったからです。
創業期を支えてくれた伊藤くん、井上さん、東條さんがフルタイムで参画してくれました。また、半分社員のような形態をとっている岡本さんの関係もどんどん深まってきています。最近では優秀なインターン生も入ってきて、会社が活気づいてきています。
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また、元ウェディングパークのCTOの西脇さんが経営メンバーとして参画し、新規のプロダクト開発に向けて動いています。
MATCHAのアクセスも徐々に回復
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一時期は330万人ほど見ていたメディアがコロナによって、100万人近くまでダウン。現在は200万人近くが毎月見るほどまで回復してきました。メディアの中もより使いやすいよう日々アップデートを続けています。
国内にいる約300万人の在日外国人が、日本を旅する際に使われるようになり、特に日本食など、文化に関わる情報が見られています。
旅行者が90%近く減っている今、多くの人が見てくれているのは、日本の今後の観光のポテンシャルを表していると思います。
全国30以上の自治体と連携したプロジェクト
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今年は30を超える自治体や省庁と仕事をさせてもらいました。今年は自社だけでなく、パートナー会社とのプロジェクトが多かったです。上記以外にも映像制作のプロジェクト、某県のツアー商品造成など多数準備しています。これから3月末にかけて、順次公開予定です。(杉さんのプロジェクトが多い)
日本のインバウンドは現在、人の往来が止まっています。しかし、海外ではどんどん動き始めている状況。だからこそ、再開の際に世界中の旅行者が日本を選んでもらえるように、地域として、国として発信をし続けて行かなければならないと思っています。
また、今日本人であれば誰でも知っている、世界的にも有名な企業との連携を進めています。インバウンドという切り口を、更に拡張した形のプロジェクトを準備しています。
MATCHAならではの自社特集企画
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4回ほど自社での特集企画を実施しました。個人的に4番目のCentury-old Japan(アラヒャクニッポン)の企画が好きです。デザインも企画の切り口も。
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やさしい日本語のパンフレット作成。Japan Tomorrowで100万円以上支援が集まりました。感謝。
株主であり、書道家の武田双雲さんの連載がMATCHAで多言語でスタートしました。こちらを器として、今後新しい取り組みを起こしていきます。
3600人が参加したインバウンドサミットを主催
今年もインバウンドサミットを主催しました。
前回よりも多い3600人を超える参加者が当日参加してくれました。多くの方が勇気づけられたと言ってくれたのがとにかく嬉しかったです。
結果として上記Youtubeも1万回以上見られ、日本のインバウンドや観光に対する空気づくりができたのではと思っています。
関係性が広がった対談
JAPAN HOUSEでの原研哉さん、隈研吾さんと対談
個人的に今年トップ3で緊張して楽しかったのが、原研哉さん、隈研吾さんとのJAPAN HOUSE対談。自分はファシリ役ですがプッシュしてくれた根本さんには感謝しかなく、この件が今とんでもないことにつながろうとしています。
観光庁の和田長官、山田桂一郎さんとの対談
毎週実施しているオンラインイベントでは、観光庁長官も登壇頂く様になりました。
文化庁との連携
文化庁、というより永谷さんの依頼で文化庁の高付加価値化事業にかかるセッションを主催させてもらいました。累計2500人近くの人に見てもらいました。
運営しているグループも「DMO anywhere」として任意団体化し、観光庁との連携も強化しています。萩本さん、村松さん、高井先生、原先生、グループに参加頂いている方に感謝しかないです。
寺田倉庫、個人投資家からの資金調達
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寺田倉庫さん、武田双雲さん、HIS元取締役の行方和正さんからの出資が決まりました。引き続き追加出資に向けて動いており、来年の前半にいい報告ができるよう頑張っています。
MATCHAのあれこれが詰まっている会社資料
会社資料も公開しているので、興味がある方は見てもらいたいです。え、こういうことをやってたんですか?ということが詰まってます。
2022年の抱負
2022年がどんな1年になるか、正直まだ想像がついていないことが多いです。
ただ、変わらないスタンスとしては会社としてより一層変革するチャンスだと捉えていることです。来年に向け、CMOの齋藤を中心に一大プロジェクトを準備していて、僕はそれにワクワクしています。
詳細はまだ書けないですが、日本全国の観光の新たなインフラとなるようなものを目指します。こちらはまた良きタイミングで世の中に大きく広げていこうと思うので、楽しみに待っていてほしいです。
より詳細な抱負は年始にでも書く予定です。
最後に
今年も残り僅かになりました。来週も火曜日で仕事納めになっています。
MATCHAは本当に社員、株主、応援してくれている方に恵まれている会社です。昨年の振り返りでも書いたのですが、上記の殆どが自分抜きで起きているプロジェクトです。
インバウンドや観光業界は今厳しい状況が続いています。しかし、今は正直底で、これから間違いなく面白くなっていく市場で、逆にチャンスしかないと捉えています。
来年の新規プロダクト公開に向けてエンジニア、UI/UXデザイナー、セールスやプロジェクトマネージャーなど、数多くの職種を募集していく予定です。少しでも興味がある方がいれば、是非、青木のFacebookやWantedlyなどでご連絡をいただけると嬉しいです。
#2021年観光とワタシ の投稿募集しています。
今、年末年始にかけて、上記のようなハッシュタグ企画をやっています。観光業界の中の動きを、業界内外に広げていき、観光の中でいい空気を作ろうというものです。
年明けにかかってもいいので、2021年、観光に関わるみなさんがこの1年どんなことが起きたか?何を注力したか?どんな日本の体験が良かったか、などnoteやFacebook、Twitterに書いてほしいです。きっと、ご自身にとっても、業界にとってもいい振り返りになり、それによりいい流れが生まれるはずです。
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