インバウンドサミット2022のテーマ「日本の底力」に込めた思い
インバウンドサミット当日まで残り11日になりました。現在申し込み数が1600名近くになり、昨年を超えるペースで推移しています。4000人以上の方に聞いてもらえるよう準備を進めています。
今回はのnoteでは、テーマの「日本の底力」について。3ヶ月前に設定を発表して、毎日にようにこの言葉を使っています。改めて、この「日本の底力」の意味について自分なりの整理してみます。
過去2年のテーマに関して
インバウンドサミットは2020年からスタートしました。
2020年のテーマは「-99.9%、インバウンド観光逆転のシナリオ」でした。
コロナに直面し、全くインバウンド再開の先が見えない中、各々が持つシナリオや今だからこそやるべき準備を議論しようと思うものでした。
2021年のテーマは「日本のインバウンドは終わったのか?」でした。コロナから一年経ち、世間的から見て、インバウンドは凪の時期でした。インバウンド」ただ、その中でも準備している方は沢山いて、「インバウンドは終わっていない」というものを世の中に伝えたく設定しました。
「日本の底力」に込めた思い
今年のテーマは「日本の底力」です。このテーマは、個人的にも気に入っています。
設定した時、世界の中の日本について考えました。円安を始め、経済力は相対的に下がっている。国交回復も他国に比べて遅れている。GDPは世界3位だけれど、一人あたりGDPは25位で今後下がっていく可能性がある。
同時に日本に対してのプライドを持っている、誇りを持っている人もいるのも事実です。まだまだできるんじゃないか、まだ可能性があるんじゃないか、そう思っている人が周りを見渡しても多いですし、自分もその1人です。
日本には優れた文化、資源が沢山あります。それらを日本の中だけに閉じず、世界に向けて発信する。インバウンドという領域こそ、「日本の底力」を発揮する場所ではと考えています。
観光に関わる人の道標となる場に
コロナになり、観光業界は大きな打撃を受けました。人材が他業界に流出したり、中には倒産してしまった会社もあります。
この2年間、全国各地を回りました。そんな中思うのは、多くの人が諦めていないんですよね。復活に向けて、今か今かと準備している。インバウンドサミットでは、それぞれの知見や戦略を共有し合う場とし、観光に関わる人の道標となる場にしていきたいと思っています。
またいわゆる「観光業界」以外の方も多く参加します。他分野の上場企業の経営者で地域経営に参画されている方、日本を代表する音楽プロデューサーの方も参加します。
中と外の議論を重ね、いい意味でこの境界線を曖昧に、混ぜていきたいと思っています。
それぞれの「日本の底力」がぶつかりあう場に
先日の観光庁との打ち合わせで印象に残ったことがありました。
1時間ほどの会議の中で「日本の底力」という言葉が20~30回ほど出たんですね。この言葉を発する度に、「負けるもんか」「まだまだやれる」そんな気概と熱を感じました。
7/2のインバウンドサミットでは、そんな1人人が持つ気概や底力がぶつかりあっていく場にしていきたい。日本の観光を一歩進め、日本の観光立国の大きな一助になるような場にしていきたいと思っています。
申込みはこちら
早く申し込んだ方には、もしかしたら良いお知らせを送れるかもしれません。ぜひ、多くの方のご参加をお待ちしています。
関連記事
インバウンドサミットに向け、JEKIの常務の高橋さんとお話しました。こちらもよければぜひ。
ちなみに、自分にとっての「日本の底力」とは、古くからの積み重なった文化と、現代をつないで生まれるものだと思っています。
そこには人の思いやストーリーがあって、人の人生を豊かにするヒントが沢山ある。それは日本だけに留まらず、世界に対してもいい影響を与えられるものだと信じています。