自分の外でおこることが原因で行動がしにくくなる【noteで行動活性化その10】
この記事を読んでいくと、ふだんの行動を整えることで、調子を少しましにしたり、今よりも満足できる生活を手に入れる手助けになります。
こんにちは、あおき@福島県立医科大学です。心理士です。「noteで行動活性化」の第10弾です。前回は「やらない言い訳」というお話をしました。
やらない言い訳はじぶんの中で起こる行動を起こしにくくする原因でした。今日の話では「自分の外でおこることが原因で行動がしにくくなる」というお話をしていきます。
◇マガジンにしましたので全体はこちらからご覧ください◇
第10回 自分の外でおこることが原因で行動がしにくくなる
自分の中で起こることに対処するのはなかなか難しいこともあります。一方、自分の外でおこることには「環境を変える」ことで対処できることがたくさんあります。
◇気が散る問題
行動実験中に気がそれてしまって、集中できないことがあります。集中できない原因には、うるさい、暑い寒い、誰かと一緒にいて気がそれた、スマホを触っちゃうなどいろいろありますよね。
気がそれてしまう場合には、どんなときに自分が集中していないかを考えて、どうやったら集中できるかを考えてみましょう。そうすることでやっていることに集中できるようになります。
たとえば、音がうるさい場合には、静かな場所にいったり、ヘッドフォンをつけることもできます。
誰かと一緒にいて気がそれてしまう場合には、カフェに行って作業をしたりすることもできます。
スマホを触ってしまう場合には、スマホをトイレに置いてみたり、机の奥底にしまい込むこともできるかもしれません。
◇忘れる問題
よくあるのはやることを忘れていてできないということです(あおきもよくあります)。
「忘れないように思い立ったらすぐにやる」ということもできるかもしれません。時間の都合ですぐにできないときには「リマインダーを残す」ようにしましょう。
ポストイットやホワイトボードに書いておいたり、誰かに言っておいてあとで教えてもらったり、携帯のアラーム機能を使い、思い出すということもできます。
◇忙しすぎてできない問題
目標を立てたとしても「時間がなくてできなかった」ということがよくあります。そもそもにそんなに忙しい時は新しいことをするのは難しいです。
忙しい時に「旅行に行ってリフレッシュする!」という課題は少し難易度が高いかもしれません。「旅行にいった気分になるのに旅サイトを見る」くらいが適切になります。
同じように、休日にしかできないことと、平日でもできることもあります。外ですることもあれば、家でできることもあります。雨の日でもできる活動もありますよね。
「いろいろな活動パターンを考える」とさまざまなイレギュラーに対応できて、柔軟に対応できるようになります。
あるいは時間の取られ過ぎの場合は、あらかじめスケジュール内に予定を組み込んでみたり、スキマ時間の作り方を考えてみてください。
その他に2つ行動をするにあたっての障害について次回の「noteで行動活性化」でお話しします。
1つは「行動が具体的ではなくて何をしていいかわからない」、もう1つは「やったはいいけど良いことがなかったり悪いことが起きて続けられない」ということです。
次回は、
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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筆者 あおきしゅんたろうは福島県立医科大学で大学教員をしています。大学では医療コミュニケーションについての医学教育を担当しており、臨床心理士・公認心理師として認知行動療法を専門に活動しています。この記事は、所属機関を代表する意見ではなく、あくまで僕自身の考えや研究エビデンスを基に書いています。
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