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読もう! 青騎士!! 第㊱話「人気の恐怖!! ハンバーガーちゃん」

フリーランスですからね! 自分で自分の仕事量はコントロールしないといけません。けれども人気の漫画家には執筆依頼が集中しちゃいますから、断るのがムズカシイ。
ここで、編集者からの依頼を断るコツを3つほど。
・「すいません、やってません」
ラーメン屋でそばを注文されたときのセリフ。「すいません、うち、そばやってないんですよー」。例えば漫画の連載に集中したいときに、装画イラストの仕事が来た場合。すいません、うち、イラストやってないんですよー。やってないなら仕方ないかー。依頼してきた編集者を傷つけない上手な断り方です。
・「お受けしたいのは山々なんですが、受けると妻に怒られるもので」
自分ではなく、恐妻家で怒られるのが怖いから受けられない。こちらも編集者としては引きやすいです。それでもゴリゴリの編集者は突破しようとしてきますが、そういう編集者は力があるので、受けても大丈夫かもしれません。このバリエーションはいくつか用意していて「いまの担当に受けるなと言われている」、「友人の漫画家に仕事は増やすなとキツく怒られてる」など。断るときは胸が痛くなりますけれども、申し訳ありませんが、編集者たちは断られ慣れてますので、ガンガン行っちゃってください。
・最後までやります、とだけは絶対に言わない方法
ワードとして、お受けします、やります、引き受けます、など。そういった文言を吐かなければ、受けたことにはなりません。なので、上記ふたつのような断り方も出来ないときは、とにかく耐久戦です。絶対に折れない。時間はかかりますが、相手が折れるのを待ちます。編集者は短気な人が多いので、根比べならたいていは漫画家が勝ちます。