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「青騎士」第17B号作品紹介 その⑥

「青騎士」第17A・B号は、現在好評発売中です!

17B号から、掲載作品紹介その⑥をお送りします。どうぞ!


甘酒縞『英国浪漫戯画フォレストアイビー』

叔母に連れられ、屋敷を去ることになったエヴィ。全力で抵抗するのかと思いきや、すんなりと叔母に従う姿にオスカーは拍子抜けします。気を取り直して、絵を描こうと鉛筆を手に取りますが…。

スランプを脱することができたのは、エヴィがいたときだけ。

そんなとき、エヴィがいなくなったと連絡が。屋敷のどこかに戻ってきているのではないかと捜索していると、石橋の下にちょこんと座り込むエヴィを発見。

ワンちゃんのおかげ。

やっぱりちょっとしおらしいエヴィ。何を思うのでしょうか。続きは本誌にて。

『英国浪漫戯画フォレストアイビー』は、単行本1巻が2月20日に発売!お楽しみに!



小田島裕太『マイ・コメディアン』

金魚が主人公の短編『出目金』に続いて、17B号2回目の登場となる小田島裕太先生。これがデビュー作となる、注目の読み切りです。

主人公の榛村朱里は、漫画家を目指す16歳。出版社に持ち込みした漫画は、評価は悪くないものの…。

大◯みたいな画風の漫画を描くJK。

どうやら強いポリシーがあるようですが、まずはアシスタントをしてみてはと編集者さんに薦められます。紹介された漫画家の作品に感銘を受けた朱里は、アシスタントに挑戦することに。

太◯のポスターを部屋に貼って「芸術の友」と呼ぶJK。

デビュー作とは思えないクオリティと個性、小田島裕太先生の今後に要注目です!


高橋拡那『紅椿妃』

双眼鏡で観察するのは、かわいらしいアザラシ…と思いきや、口からにゅっと人の手が出てきてますけど。

アザラシから飛び出た美女。

その正体は、文化生命体セルキー。陸と海で姿を使い分けているのだとか。

氷塊だけど、ほんのり温かい。

続いて訪れたのは雪原エリア。つららが逆さになったような大きな氷塊のなかにいるのは、あの雪女なんだとか。
次々と文化生命体の元を訪れるつばきさんたち。ところで、ここは一体どこなんでしょうか。

『紅椿妃』は単行本1・2巻が好評発売中です!短編集『ぎゅぎゅっと高橋』も合わせてお楽しみください。



長田結花『むすびめ』

美しいイラストレーションで毎号「青騎士」のラストを締めくくってくれる『むすびめ』。
今回の舞台は、雪が降り積もる銀世界。言葉のない物語をお楽しみください。

落ちているのは片手だけの手袋。持ち主は…?

モノクロのように見えますが、青銀色を使った印刷で、雪景色を表現しています。紙で読むと、より伝わるはず。



今回の作品紹介はここまで。
つないだ手から、想いを伝えるよ。純情も可憐もたくさん載ってる青騎士!「青騎士17B号」をぜひお楽しみください!