『龍行旅』(AKRU)が発売になります!
10月20日に青騎士コミックス『龍行旅』(著・AKRU)が発売になりました。
豊かな自然と歴史が交差する台湾。かつてポルトガル人から《美麗島(フォルモサ)》とも呼ばれ、今では多くの日本人が訪れるこの美しく麗しい南の島には、芳醇な漫画文化が育っている。
台湾漫画界のエースであるAKRU(アクル)によるオリエンタルファンタジー作品集『龍行旅』。
龍を探すため各地を旅をする龍族の朔と満月。
神秘が息づく美しい世界で兄弟は、怪異が巻き起こす事件を超常の力で鎮め、人々の心に平穏をもたらしていく。
この世のどこでもない、でもどこかにあるかもしれない…優しくノスタルジックな世界。台湾人作家だからこそ描けるオリエンタルな息吹を感じる傑作、満を持して日本に登場。
待ちに待った方もいると思います。
待望の単行本化です。
AKRUさんの描き出す美しい世界観を反映した造本を行いました。
美しいカバーはこちら!
カバーの紙はわたがみというふわふわした高級感のあるものを使用。
帯はMLファイバーという繊細で透き通った紙です。
AKRUさんのイラストとあいまって、やわらかく優しさにあふれながら、しっかりとした存在感のある書物になりました。
ぜひとも手に取って触っていただきたいです。
内容も全288ページと大ボリューム!
第1話 荒山伏珠記
龍を探し旅をする朔は、はぐれてしまった弟の満月を探している。
山賊に事情を話すと、弟は山の頂上に住みつき、彼らと対立する妖怪に攫われてしまったのだろうと言う。
朔は、妖怪に襲撃をかけるという盗賊に手を組み、山の頂上を目指す。
第2話 火の里
火災が頻発するという町に行き着く朔と満月。
直後、怪しい気配が二人に迫り来るーー。
出会うは猫耳の童と曰くに満ちたお屋敷だった。
第3話 山鬼
訪れた先である村の相談事を受け、断りきれなかった朔は、その村で祝詞をあげて儀式を行うことになった。
その村には、守り神である山の神の伝承と、「鬼っこ」として不遇の扱いを受ける少年の姿があった。
第4話 薬行者
龍を探す旅の途中、満月は山賊に追われていた少女を救う。妖怪のねぐらとして山賊からも恐れられている山を抜けるため、満月は少女の手を引き導いていくが――。
第5話 落頭風
山深い土地に、人々の信仰を集める仙人岩と呼ばれる岩があった。
しかし近年は風狐という妖怪の縄張りとなっており、人々は近づくこともままならない状態になっているという。
通りかかった朔と満月は、風狐と争う少年に出会い、山に起こっている異変へと巻き込まれていく。
さらに描き下ろしで朔と満月の出会いを描く「序」も収録です。
こだわりの詰まった1冊をぜひお読みください!