「青騎士」第23A号作品紹介 その④
「青騎士」第23A・B号は、12月20日に2冊同時発売!
23A号から、掲載作品紹介その④をお送りします。どうぞ!
大槻一翔『ピッコリーナ』
今回はオムニバス形式で、年の瀬を過ごす面々の様子をお届け。まずは朗くんたちから。
年末の恒例行事、ペットの木彫り作り。伊達鶏の独特の顔つきを再現するのに苦戦しているようです。ジャージ姿の侑ちゃんはこれから部活の合宿へ。
峰香さんは、年始のイベントのため、餅つきの練習中。ヒールを履いて杵を振りかぶるのは、なかなか大変そうです。
それぞれに過ぎていく、年末の日々。思い残すことなく、良い新年を迎えたいですね。
『ピッコリーナ』は単行本1〜2巻が好評発売中です!
猿駕アキ『かふぇ・うぃず』 ※読み切り
新作読み切り『かふぇ・うぃず』は、喫茶店のマスター、新(しん)さんと、バレエスタジオでお手伝いをしているあやさんの二人が結ばれるまでを描いた物語。
珈琲の出前をきっかけに、はじめての出会いを果たした二人。その後、バレエ教室の先生に連れられ「喫茶うぃず」を訪れたあやさんは、味わい深いコーヒーの虜になっていきます。
バレエ教室のレッスン前にうぃずに立ち寄り、コーヒーとおしゃべりを楽しむ。そんな日々を過ごすうちに、二人は惹かれ合っていくのでした。
新さんがこの喫茶店を守り続ける理由、バレエダンサーとして活躍していたあやさんの過去など、様々なエピソードが詰まった本作。読めばきっと、二人のことが好きになります。
青騎士6A号には、読み切り『盤華』が収録されています。こちらも合わせてお楽しみください。
坂田智也『図書館司書の夜警録』 ※読み切り
こちらも新作読み切り、図書館で起きる不思議な出来事を描いた物語『図書館司書の夜警録』の登場です。
本が大好きで、小さな頃から図書館に足繁く通ううちに、司書を目指すようになった主人公アイリス。念願かなって、新人司書としての道を歩み始めました。
本を返却したくないと駄々をこねる女の子。いくら本が好きでも、図書館はきちんとルールを守って利用してもらなければいけません。それを促すのも司書のお仕事ですが、アイリスにとってはちょっと難しいみたい。先輩も見守ってくれていますし、少しずつ成長していきましょう。
ここで働く司書には、ある秘密の仕事があります。それは、夜の図書館で起きる不思議な現象から本を守る「夜警」です。
本に込められた思いが、妖精のような姿になって現れるという書籍幽霊。基本的には親しみやすく無害な存在ですが、時にはちょっと危険な霊もいるようです。
誰よりも本を愛する新人司書の奮闘をお楽しみください。
青騎士19B号には、読み切り『サンドマンの寝語』が収録されています。
阿比留隆彦『碧きしん』
23A号の最後を飾るのは、2色刷りのイラストコーナー『碧きしん』。
しんと家臣の景家が向かった先は、とある寺院。
荘厳な建物の奥で、しんを待つのは…。サイバーパンク戦国草紙、その美麗なイラストをご堪能ください。
今回の作品紹介はここまで。
試して、失敗して、その先につかむモノがある。
”挑戦魂ノ漫画誌”「青騎士」23A号をぜひお楽しみください!