「青騎士」第6A号作品紹介 『波間の子どもたち』(有海とよこ)
「青騎士」第6A号作品紹介の第15回目は、有海とよこ先生の連載作品『波間の子どもたち』第5話のご紹介です。
父親の葬儀を済ませた波間 帳(はま とばり)。
放心の中、ふと足を向けた砂浜で行き倒れていた体から光を放つ謎の青年・ヨルと出会う。
成り行きから、ヨルを自宅に招き入れる帳。
ヨルは一宿一飯の礼として、帳の願いをなんでもひとつ叶えると申し出るが、家族との離別のあと、気持ちの整理のつかない帳には突然の申し出に、応えることができない。
帳の願いが見つかるまでの間、二人は共同生活を始めることとなった。
気持ちが好転して、学校生活に前向きになりつつある帳。
そんな帳の姿は、陰ながら彼女を見守っていた幼馴染の錦にも明るい兆しをもたらしているように見えた。
しかしそんな折、帳の目の前で錦は突然倒れてしまうのだった。