「青騎士」第21A号作品紹介 その④
「青騎士」第21A・B号は、8月20日に2冊同時発売！
21A号から、掲載作品紹介その④をお送りします。どうぞ！
こかむも『クロシオカレント』 ※AB号同時掲載
ダムに棲むでっかい生き物・サメミに恋する藤くんと、水葱家の次女、朱砂に恋する岡林さん。叶わぬ想いを抱えた二人のお話です。
日直の当番になった二人。お互いの恋の進展についての話題になります。
好きなんだけど、振り向いてもらえない。藤くんにいたっては、告白した結果わりとちゃんとフラレてしまったんですが、それでも全然諦めてはいません。
サメミが自分以外の生き物を食べるのが嫌だという藤くん。でも自分の身体を食べられたら死んでしまう。そこで、人体の再生方法を調べているんだとか。夢は、サメミに自分のフルコースを食べてもらうこと…ってあれ？もしかしてその左腕…。
再生方法を見つける前に、もう食べられてない？恋は盲目、とは言ったものですが、突っ走るのはほどほどに。それぞれに相手を想う二人の気持ちが、少しでも届くと良いですね。
21B号もお楽しみに。
『クロシオカレント』は単行本1・2巻が好評発売中！そして3巻が9月20日に発売予定です！
有海とよこ『転がる星屑ども』
ついに始まった、アルケミストとダイヤモンドロボッツのバンド対決。勝敗は、後日アップするライブ動画の再生数で決まります。
先陣を切るのは、門地率いるアルケミスト。
圧巻のパフォーマンスを見せるアルケミスト。その姿を目にした星に、幼き頃の思い出が蘇ります。
いよいよダイヤモンドロボッツの番。門地に負けないパフォーマンスを披露しないといけないところですが、思わぬアクシデントが。
ただでさえボーカル不在のバンドに、さらなる欠員が…。この大ピンチを乗り切ることができるでしょうか。
『転がる星屑ども』は、単行本1巻が好評発売中です！
短編集『波間の子どもたち』と、アンソロジー『花と円舞曲』も合わせてお楽しみ下さい。
江ノ内愛『ギミーアグリー』
パラレルワールドの久々原亜久里（くぐはらあぐり）たちの物語。
今回の亜久里は、電気の止まったアパートで布団に埋まり、なにひとつ上手くいかない人生に絶望中。
何者かの陰謀により、自分は不幸な人生を歩まされている。そうでも思わないとやってられないと頭を抱える亜久里のスマホに、謎の着信が。
天使かはたまた悪魔の使いか、不思議な格好をした人物。自分自身を「時空の揺らぎが見せている虚無のシミ」と語る彼女に、亜久里は「まるで自分のようだ」と心を寄せます。
よるべない世界に自分たちの存在を刻みつけるため、亜久里は立ち上がります。
『ギミーアグリー』は、単行本1巻が好評発売中です！
今回の作品紹介はここまで。
清涼たるマーベラス漫画誌「青騎士」21A号をぜひお楽しみください！
