「青騎士」第22A号作品紹介 その①
「青騎士」第22A・B号は、10月19日に2冊同時発売!
22A号から、掲載作品紹介その①をお送りします。どうぞ!
岸本七子『煙の向こうに声が聞こえる』
表紙&トップバッターは、タバコの煙を通して人の心の声を聞くことができる、充(みつる)の便利屋としての日々を描く『煙の向こうに声が聞こえる』。
便利屋の仕事でやってきたスナック。ママの真理子さんからの依頼は、失くしてしまったジッポライターの探索でした。
手がかりは、紛失した日に通った道の地図と、ライターの写真のみ。人の心の声が聞こえる充の能力も今回は役に立ちそうになく、足で稼ぐしかありません。
2日間にわたる探索も、有力な情報はなし。夜も更けてきたということで、探索の終了を提案される充ですが、せっかく依頼された仕事、簡単に諦めるわけにはいきません。
真理子さんの大事なライター、見つけてあげられるでしょうか。
『煙の向こうに声が聞こえる』は、単行本1巻が12月20日に発売予定!
「青騎士」にこれまで掲載された読み切り作、『HOME』(9B号)、『MIRROR』(11A号)、『トゥルーインクの鳥』(14A号)も合わせてお楽しみください。
鵜山はじめ『鎮護庁祓竜局誓約課』
研修として、大國と伴の先輩コンビの誓約を見学することになった草乃(かやの)。
装束を身に纏った伴は、舞によって魂振を行い、竜の出現を待ちます。何日もかけて行う、根気のいる仕事です。
誓約課の中でも特殊とされる、斎(いつき)の魂振。伴の魂振を目の当たりにすることで、草乃は両者の違いをはっきりと感じたようです。
数日後、ついに竜が三人の元へ姿を見せます。この世のものではない力が集まり、竜によって幽世(かくりょ)と現世が重なる。ここからが正念場です。
人が暮らす場所を守るという誓約課の大切な仕事。しかし人と相容れない存在である竜との対話は、常に危険が伴います。
『鎮護庁祓竜局誓約課』は、単行本1・2巻が好評発売中です!
ハンバーガー『ハンバーガちゃんのまんが道。』
未来のハンバーガーちゃんによる漫画テクニック講座。今回のテーマは「振り受け」です。
漫画が好きな人でもあまり聞いたことがない用語かもしれませんが、ショッキングなことが起きたときの演出のことみたいです。
「あなた消えるわよ」未来の自分からズバリ言われてしまったハンバーガーちゃん。将来は漫画家として成功していると信じていたのに!そりゃ3コマ使って「ガーン」ともなります。
『まんが道。』には珍しいシリアス(?)展開、その行方はいかに…!
『ハンバーガーちゃん絵日記』、『忍者と殺し屋のふたりぐらし』1〜4巻、『ハンバーガーちゃん異世界転生絵日記』(少年画報社)1〜2巻が現在発売中です!
今回の作品紹介はここまで。
好きになりたい漫画がある。我らの夜ふかし案内本。「青騎士」22A号をぜひお楽しみください!