星野架名先生のご訃報に接して
星野架名先生のご訃報に先ほど接しました。
病院の待合室にあった『彼方—まほろばフェスタ』で出会い、中でも『Kの告白』が好きでした。
先生が描く少し不思議な世界観の中に、有無を言わさず引き込む。そんな作風の作家さんという印象です。
何か、星野先生ご自身がまほろばフェスタに行かれたんだなあ、と、そんな不思議な感覚です。
何か「ご冥福」とか「お悔やみ」という言葉は使いたくない。
数々の作品をありがとうございました。
……と、自分自身では冷静なつもりでいたんだけれど、こうして出版社からの報せを見ると……こみあげるものがあるね。
星野架名先生最後のコミックスとなってしまった『カンパネルラはふりむかない』。本当にそのタイトル通り、カンパネルラはふりむかないんだなあ……と。そんな不思議な感覚。
『カンパネルラはふりむかない』をはじめ、タイトルセンスも好きでした。
電子書籍化してるタイトルもあるのでぜひ。
くらべるものでもないけれど、さくらももこ先生53歳、星野架名先生57歳。お若いよなあ……