改良枕(教材枕)の使い方
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○準備
改良枕(教材枕)
ガーゼ
クリップ3つ
帯
帯揚げ
帯締め
○改良枕、教材枕
○この帯の構造
お腹側の柄部分とお太鼓部分のみ白。その他は黒地
○教材枕を帯にセット
コツ
★お太鼓柄の上線に枕上部の折り返しを当てることにより、柄出しの箇所を操作する
この帯は白の切り替わり部分がお太鼓の上の線
ぴったり折るとこんな感じ(上の線)
それを踏まえて、この向きで改良枕をセット。
左側にたれ、右側に手先を置き、改良枕の窓枠に、三角に縫ってある箇所が真ん中に来るように置くと大体いいようにできている。(古い帯の場合)
手先は三角の真ん中で、改良枕の窓枠を通り、上へ。
たれはいまは便宜上柄面を見せてますが、左側にダラーっと柄を下においてもいいかと。
クリップで固定。
右側は窓枠と帯をまとめて(意外とクリップは強い)、左側は合計3枚をまとめて一つに。
★腹側のポイント柄が合わない時は、ここで帯枕の窓枠らへんにじゃばらをつくり短くする。(長くはできない)
ガーゼをかける
帯揚げをかける
左手に伸ばしていたたれ部分を右側にぴっちりと折り返す
あとは背負うだけ!
着物を着たら、セットした枕と帯を背面に回し、一度手を下げる
枕を背負う。落ちてくることを見越して高めに。
枕にかけたガーゼを前で縛り、帯揚げをなんとなく前に持ってくる
右側から垂れている手先の帯を胴に回す
左のバストトップの下あたりで一番上にクリップをとめ、一旦胴に巻いた部分を解放(ガーゼで固定されている為手を完全に離してOK)
クリップがあるところを起点に、今度は胴部分を内側に折りたたみ、柄が表層へくるように。ここで腹側のポイント柄があるときは、折り返しの起点(クリップ)や締め具合を調整して好きな位置を出します。
クリップは前で二層の帯を止め直す。
一方で後ろ側では、図の青のクリップがお尻あたりにきているので、三層の帯を全て止め直す。
できたら、お太鼓をつくる。たれを内側にたくし上げて
お太鼓の柄がちょうど良いところで下線を決める
仮紐は出来るだけ下で結ぶとお太鼓が四角くなります
前で止めたクリップを外し、最表層の部分をお太鼓に通す(仮紐を伝うと通すところを間違えない)
通した手先を引っ張り出して
あとは帯揚げ!帯締め!です
お疲れ様でした。
最近はもっぱら手結びですが、アンティークの短い帯を結ぶ時などは、帯を節約できるので、改良枕が大活躍します。