【淡路島で滝行してみたい方】 お問い合わせ下さい /次回は11/18(月)
みなさん、こんにちは。淡路山伏修行事務局の青木です。この10年ほど、会議進行の仕事のかたわら山伏修行を行っています。山を歩き、法螺貝を吹き、祝詞を唱え、滝に打たれる。そういう時間のなかで、自然と接し、自分を整えるのは、心地よいものです。
私たちが住む淡路島にも、いくつか滝行に適した滝があり大切に整備しています。
先日も、ある経営者の皆さんが集うの勉強会からお問い合わせがあり、合計7名の社長さんたちとともに滝に打たれて来ました。はじめて滝行をする方ばかりで、集合した時は「何秒ぐらい滝に入らないといけないのですか?」とおびえた感じで質問も出ましたが、終わってみたら、どなたも「けがれが落ちるようでした」「心地よかった」「だんだん温かくなってきたのを感じた」「従業員にも体験させたい」など、満足してお帰りになりました。
またある回は徳島や香川からもご参加いただき「初めて滝行をしたが、とても心地よく、おかわり(一度滝行を終えたあと、さらに入ること)をしてしまいました。頭で考えると苦しくなるけれど、滝と一体化する感覚がつかめると、何時間でもはいっていられそうです」といった感想を残してくださりました。人それぞれ、滝を怖いと思えば恐怖の対象となり、寒いと思えば冷たいものになり、温かいと感じれば内なるエネルギーを高める場所にもなるようです。このあたり、言葉で説明するとよくわからないところもあるので、一度はぜひご体験いただきたいところ。
行場を整える
行場に到着して、すぐに滝行をする、という感じではなく、まずは「行場を整える」時間をとります。
「行場を整える」というのは修行を行う上で、とても大切なことだと考えます。これからお世話になる滝のまわりを掃除する。お不動さんをおまつりしているお堂をきれいにする。参道を掃き清め、ひしゃくを洗い、季節のお供えものをし、皆で勤行をする。そうする過程のなかで、自身の中に整うものがあります。逆に言うと自分があまり整ってもいないのに、いきなり滝に飛び込んでも、あまり意味をなさなかったりするのです。
熊手やほうきや、雑巾を手にして、おのおのが自分の持ち場を美しくする。落ち葉を取り除き、滝壺に落ちた枝を拾い、お地蔵さんの水を取り替え、サカキやシキミを新しくお供えしていると、途中で太陽の光が差し込み、行場が光り輝くようになったりもします。気持ちのよい汗をかき、行場も整ったところで、いよいよ滝へ。滝行に必要な心構えや、体の準備を丁寧に行ってから、厳かに滝の中に入る。ここから先は、それぞれの感じ方なので、文章にするのは難しいのですが、その人にとって特別な時間になることは、間違いないと感じています。
携帯を置いて、腕時計も取って
参加している間、携帯電話は電源をオフにするか、車においてもらうようにしています。腕時計やスマート・ウオッチなどもそうです。そもそも電波の入らない山中ではありますが、便利な電子機器から離れて、ピコピコなる通知のない静かな環境で、滝行に集中していただくよう、お願いしています。
現代人にとって必須の電子機器から離れることで、いつもと違う時間が流れるのもまた修行、とお捉えくださればと思います。
開催要項
持ち物:きがえ、タオル、水筒、軍手など。濡れてもよいフンドシや水着、ラッシュガードをお持ち下さるといいでしょう。掃除道具類はこちらで準備します。
服装:山を歩いて、現地で清掃作業ができるお姿でおいで下さい。季節によってはアブや蚊もいるかもなので、長袖長ズボン推奨。
対象:小学生からシニアの方まで、性別、宗教、国籍、経験の有無を問わず、どなたも参加できます。健康に不安のある方は、ご相談下さい。
参加費:1万円(頂いた参加費を積み立てて、行場の整備を進めています。大切に使わせて頂きます)
開催日時:滝行は、希望する方がいらしたら、日程を調整して開催を決め、少人数で催行しております。平日・土日問わず、青木と都合のあう日程での開催となります。ご希望の方は、以下のフォームにご記入下さい。
ちなみに次回は、11月18日(月)の午前中にご希望の方がいらっしゃいます。ご都合のつく方はご一緒にどうぞ。ちょうどモミジが色づいてくるころかなと思います。秋の滝行にチャレンジしたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。