見出し画像

気になる本は、みんなで読もう

みなさん、こんにちは。ファシリテーターの青木マーキーです。
年の瀬ですね。いかがお過ごしでしょうか。来年は辰年なんですね。僕は年男なので48才になります。ここ数年の一番の変化は「老眼」です(わはは)。

老眼になると、本が読みにくいですねぇ。メガネはずして頭のうえにのっけてスマホみたり、遠近両用のメガネをあつらえたりしてますが、なかなかおっくうで、、、めっきり読書量が減りました。人生の諸先輩方、どうやって本を読んでいるのでしょう。アドバイスあればお願いします。若い頃は月に50冊とか読めましたが、今は5冊いくかどうか、あやしいところです。ま、たくさん読めなくなった分、大切に思う本をじっくり読んでみようと思います。

今、手にしている本は「社会的処方」という本です。まだ読み始めたところなんですが、病院にいくとお医者さんが診断し、必要なお薬の処方箋を出してくれますよね。あのときに、お薬でもいいんだけど、「ちょっと、こんなボランティアしてみませんか」とか「こんなアート・イベントあるらしいんだけど、あなたが力になりそうな気がするから足を運んでみたら?」という、社会とのつながりを提案する手があるらしいんです。すると、家で薬飲んで寝てるのとはちょっと違った意味での治療というか、回復が見られることがある。なんか、そんな予感のする本ですね(まだ読み終えてない)。

この本が、気になったのは、川崎市でスタートするアート・コミュニケータ「ことラー」の募集記事のなかで見かけたからです。アート作品ひとつをとってみても、純粋にそれを鑑賞して楽しむこともできれば、誰かの社会的孤立や、地域課題の解決につなげて考えることもできる。人々の幸せや、楽しい老後をつくったり、認知症の方の回復プログラムにつなげて考えることもできる。そう、なんか、そうやって分野やジャンルを超えて、お互いの領域の間にある課題の解決ができることが、いま気になっているんだと思います。

一緒に読める幸せ

「この本、読んでみたいな」とSNSでつぶやいたら、友人のナースファシリテーターうらりんが「一緒に読もう」と声をかけてくれました。うれしかったな。
かつての自分だったら、気になる本はまず自分が読む→それから人に紹介する、というスタンスだったのですが、2024年は「#気になる本はみんなで読もう」にトライしてみようと思います。なんかね、自分にだけ知識をいれていくフェーズが終わった感じがするんですね。はい、老眼でたくさん読めなくなったことだし(笑)。

ま、そもそも「読書会」みたいなのはキライではなく、むしろ好きなほうですね。2023年の夏は軽井沢風越学園の岩瀬直樹さん(通称:ゴリ)といっしょに「プロジェクトの学びでわたしをつくる」という本を読み進める読書会を淡路島で開催しました。あれもよかったな。なんかね、みんなで一冊の本をもって、あーでもない、こーでもないといいながら読める時間は、なかなか幸せなんですよ。こうやって気になる本をともに読みすすめる機会を、2024年、ぼちぼちつくっていこうと思います。よきタイミングでご一緒くださればうれしいです。

淡路島の古民家・琴屋で行った野外読書会。木漏れ日と読書とビールの日でした。最高!

8分間読書法を使って


読書会をする時の悩みは「当日までに読み終えられない人が出てくること」だったりします。僕も何度か難解な本の読書会や輪読会を開催したことがあるのですが、「ジョン・デューイの学校と社会」を読んで集合しよう!と呼びかけても、多忙なメンバーが「ごめんなさい、読み終えてません」という無念な表明のうえ欠席したり、申し訳なさそうに会場にいるのを見かけたことが、ありました。そこで、友人の西村佳哲さんたちといっしょに「8分間読書法」なるものを開発し、やってみると、なかなかよかったのです。この読書法は、事前に本を読んで来ても、読んでこなくてもOK。ただ、当日、本を持ってくれば成立します。まずは、8分間、みんなで読む。本は冒頭から読んでも、好きなところをめくってもOK。8分間読み終えたら、3−4人のグループで「今、読んだ感じではこんなことがかいてあった」とか「読み始めたところだけど、こんな可能性を感じる」とか「僕は2度目だけど、著者の意図はこのあたりにありそうだと思う」と、めいめいに感じたことや、気になった点を8分話す。という読書法です。では2回目の8分を読んでみましょう、とさらに読み進める。すると「さっきAさんが言ってたページが出てきた」とか「Bさんが言ってた著者の意図って、このへんかな」と、他者の視点もいっしょにその本が読み進められるという方法です。

新年早々やります 1/3


というわけで、新年あけての2024年1月3日に、新春読み語り会やります。オンラインで、早朝開催ですよ。朝7時集合で9時までの120分です。なんで、そんな早朝なの?とつっこみが入るかも。新年でご家族や友人たちと、何かと予定もあるでしょうから、早朝で終わらせるパターンにしてみました。
終了後アフタートーク15分は希望者のみの参加でOK。開催概要は以下です。

誰かロジまわり手伝って!といったらすぐにまりとNaoさんが手を挙げてくれた。うれしいなぁ

お申し込みはこちらのフォームから

↑上記をクリックすると申し込みフォームが出てきます。どなたでもおいでください。というか、色々な分野の人と読めると楽しそうです。すでに看護師・教員・ファシリテーター・中間支援組織の方がお申し込みです(はやい!)。

余談:気になる映画もあるな


#気になる本はみんなで読もう  に加えて  #気になる映画はみんなで見よう  もやってみようかな。と考案中。今、気になっているのは侵攻前のガザの日常が描かれているこちら。

僕が住んでいる兵庫県だと、宝塚のシネ・ピピアさんでやるようなので、1/25の行こうかなと思っています。気になる方はご連絡ください。気になる映画をいっしょに見て、おしゃべりしましょう。

こうやって、新しい年の始まりの時間を、関心を共有できる仲間と過ごせるのも、うれしいことです。皆さん、どうぞ、よいお年をお迎えください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?