麻雀 シェンロン
※フィクションー!
リーチする度に一発目の牌をツモる前に「いでよ!シェンロン!そして願いを叶え給え!!」
という50歳ぐらいの人がいた。仮名・堂島としよう(オールド・ボーイ的な)
なるべくそのセリフを聞きたくないので常に食い延ばしクラスの一発消しを遂行したり、メンバーに
「アイツ病気じゃね?」
「ここフリー雀荘だよ。」
と、
(じゃあお前の普段の行いはどうなんだよ?)
というツッコミが聞こえそうだが、それでも結構緊迫した局面や反社会的勢力がいる時でも
「タッカラプト・ポッポルンガ・プピリット・パロ(いでよ!シェンロン!!)」
とナメック語でポルンガを呼び出す事から
「冗談でもなんでもなく本当に病気なんじゃないか?」
という説が信憑性を帯びてきた。
そんなある日、リーチをする時に私が仮名・堂島本人を目の前にして
「いでよ!!堂島!!そして願いを叶え給え!!」
と言って一発で
赤をツモって四暗刻をあがると、仮名・堂島は真顔で
「いや役満でシェンロンを呼ぶのはうちの仲間の間ではナシだから。次は気をつけて。ね?」
と言ってきて『病気説』が確定になった。
「呼んだのシェンロンじゃねーし、お前だし。」
と子供じみた事を言っていたら店長が来て御用となる。