日記 理想の老人。

 思うに『理想の老人』を思い描く人は少ないと思う。

こんな大人になりたい!って作文は書くのにだ。

最近は老害というかこの前の日記の『枠』に入ってしまうような人が増えているので理想のおじいさんを想像してみる。

理想の老人‥の前に人の心は粘土のような物で、時間が過ぎるとコチコチになり、元の形に戻れないのだ。

70を過ぎて

『ああ!今まではこうだったがこれからはこうしよう。』

と言った老人は二人しかしらないし。

つまり、ある程度の歳‥70ぐらいになったら一線からは退き、『これは!』という若者に自分の席を譲り、ちょっとお店に顔を出しては菓子やお小遣いをあげまくり、悩んでいる若者の隣に座り

「人、山を見て、山、人を見る。」

と、たぬおさんのパクリみたいな意味深な事をボソリと呟き、若者は

「人‥山を見て‥そ!そうか!じいちゃん!わかったよ!」

と、なんかのヒントになり、若者が老人を探すと先にSPが

「こ、こんな所にいましたか!ご老公!探しましたぞ!」

と偉い人が時空を超えた私にかしこまり、若者は

ガキ「じ、じいさん!あんた偉い人だったのか?!」

SP「じ、じいさん?ぶ、無礼者ぉ!この方をどなたと心得る!?」

俺「ほほ、いいんじゃよ。」

とニコニコといなくなる。
趣味もゲートボールとかでなく、ボクシングを語り

「ワシは井上尚弥を生で見た事がある。」

「あの時代は実は井岡VS田中が盛り上がったが翌年の国内ライト級も三代VS伊藤‥と思いきやロペスと判定まで行った中谷が復帰、帝拳に移籍して混戦となった‥。吉野はその時のアジア敵無しだった。」

「中谷は潤人がフライ級、正義がライト級。」

とか若者の興味を引くような事を言い、野球よりもサッカー‥特に徳島ヴォルティスの事を語り、漫画も未だにジャンプをみたり、たまにザリガニ釣りに行き、雀荘はたまに行き(その頃には雀荘は無くなってるかもしれないが)最新の戦術をかまして打牌も早くて負けても勝ってもニコニコ

そんな老人に私はなりたい。

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