麻雀 我期待値厨青木。
男四人、密室、雀荘。何も起きないはずがなく‥
というか店長、副店長、シーカリプスくん、俺といるのに麻雀をしていなかった。
期待値がないからである。
理由としては
➀この四人の雀力が超弩級(特に店長がやばい)で同じぐらいなのでただの潰し合いになること
②遊びに行くから勝ちたい。
③そのことを店長に言ったら「卓につけ。俺が死ぬ程遊んでやるよ。」というグランドクルス並みの闘気を出してきたから私は
「店長とは相性が悪いからね‥。」
と鉄火場のシンの金貸しみたいなセリフをいって逃げたから
である。
困った、これでは三竦みを超えて四竦み
周り敵だらけで三国志だ。
と、その時に誰かが
「けんじさん‥休みかな?」
と呟くと私が
「ああ、
パチ屋まで探しに行ったがいなかった。」
「え!?」
とシーカリプス君がびっくりしていたが私は
「ここまでするのが麻雀なんだよ。」と啓蒙。
※ちなみに違う人なのだが面子が足りないときにパチ屋にいってその人がトイレに行ってるうちに出玉を勝手に流して換金したことがある。
あと、彼の名誉の為に言っておくが彼が雑魚というわけではなく、どうせやるなら昔からのネクストMリーガー候補のけんじさんに稽古をつけてもらいたかったのでゴワス。これもまた期待値。
そうこうしている
いきなりチョンボしたおばあちゃん、
ゴリラ似た人(しかも俺をクソ煽る)、あまり雀荘に来たことがなさそうな青年
のドリームマッチが組まれた。
『これが期待値だよ、君ぃ』と心のなかでガッツポーズ。シーカリプス君を後ろに座らせて
「よく見ておきなさい‥。ゴリラのあやし方を。」
と言って闘牌スタート
−5200技術
ゴリラに負けた。
(しかも時間に遅れた。)
ゴリラはまだ人間のマナーがわかってないらしく散々挑発行為(裏3をツモって『こんなに乗らなくていいのによ。』俺が放銃すると『ありがと!ありがと!青木君、あーりーがーとー!』)をしたが
「うほ〜うほう。ウホ!(いや~厳しいな。またやりましょう!)」
と彼らの兄弟や親にしかわからない言葉でコミニュケーションをとった、少し火が使えるようになったからお調子にのってしまったのかもね。
悔いはない‥
私は正しい事をしたのだ。
正しい事を積み重ねていけばいずれは真実にたどり着く‥そうだろ?と
間違ったアバキッオの上司みたいなことを言ったがシーカリプス君は私のことを口だけの雑魚だと思ったのかもしれない。
期待値に溢れた一日だった。
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