蓮沼フィル オーチャードホール
先週、オーチャードホールで行われた蓮沼フィルのコンサートに参加してきました。
公開はされずに配信の際に出ていたことがわかる、みたいなアイディアなんかを話していたのですが、色々コロナもあり難しく、なんとか直前のリハーサルなどで踊るということが決まっていき、滑り込むような形でだんだんと直前に形になっていき、本番で決まっていった形です。
オーチャードホールと言えば、渋谷の東急ということで、小さな頃から東急という場所について個人的にはなぜか覚えていて、しかし親に聞くとそんなに東急には行った覚えがないと言う。
でもなぜかいつも東急に行くと懐かしい感じがするのですが、そういう会場でこういった形で関われるとは思ってもいなくて終わってみて嬉しい気持ちが溢れています。
前半に登場した後、後半は客席の方からライブを眺めていて、ヤン冨田さんとフィルによる演奏は凄すぎる体験でした。ヤンさんの演奏するマシーンがいわゆるフィルによる演奏をミックスし聞きにくくする時、音を聴くことが難しくなっていき、今度は演奏を見ようと自分がし始める、演奏を"聴く"きっかけをつかもうと"見る"の方が働き始める。そんな経験の中で、この遠い2F席からの小さな演奏者たちと奥のコクピットの冨田さんはどこか今じゃなく過去の演奏者で時空の間にあるような、そんな感じがしてきてしまって。(まるで今宵フィッツジェラルド劇場で、のような)
その曲が終わると今度はRYUTistによるALIVEという曲が始まって、この歌はとても好きな曲で、しっかり聴くと泣いちゃいそうになるくらいにキラキラした曲、メロディーでなんか機械や人、って感じが交互に起きていって。
この曲を聞きながら、好きな曲を聴いている時のあの突き抜けていけそうな感じというのを手放さないこと、とかそんなことを思った。
色々な人が登場し、結局この日思っていたことはかなりギリギリの開催に今回も止むを得ずなっていったのだけど、中々集まることが難しいのだけど、人と集まり、祭りを行えるということを普通にこれまでしていたのだけど、切望しているところが知らないうちに募ってしまっているということだった。
またこの日、リハーサル中に考えていたことの一つに"椅子を並べて同じ方向を見る"という装置の不思議さ、やそのことの不自然?さ、あるいは文化?みたいなことがかなり考えるべきことのように思えた。
参加者だけど、ほとんど観客としての感想みたいな感じになってしまった。ライブ配信は本日4月30日から始まります。
そうだ、照明もほんとに凄かった忘れがたい景色がありました。光でこんなになるのだと。2019年くらいから音楽の"エモさ"だけでなく、光によって起こることや光の中で起きる、変化していくことにも関心が向いています。音楽についてはあんなにこんなに色々言えるのに、光の中ではすでに起きていて、起こっていて、言うのがいつも遅くなっているんじゃないか?わかんないけど。光の中でほとんどすべてが起きているのなら、と思って気になっています。(適当に)
素晴らしい音楽なので、ぜひ良かったら聴いて、見てください!
視聴期間:
2021年4月30日(金)19:00〜5月9日(日)23:59
配信チケット料金・販売期間:
■デジタル音源付き ¥3,500-(税込) *音源はアーカイヴ終了後にお渡し
販売期間:2021年3月15日(月)10:00〜2021年5月9日(日)20:00
■前売 ¥2,500-(税込)
販売期間:2021年3月15日(月)10:00〜2021年4月22日(木)23:59
■当日 ¥3,000-(税込)
販売期間:2021年4月23日(金)10:00〜2021年5月9日(日)20:00
プレイガイド:
チケットぴあ http://pia.jp/ Pコード:192-491
チケットぴあ 蓮沼執太フィルページ https:
https://www.hasunumaphil.com/mym/
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