新卒2年目の会社員が調子に乗って一口馬主を始めた話<その6>

はい、今回はみなさんお待ちかねのシルク回です。


シルクHCの2023年募集概要

シルクHCの募集方法については過去に記事にしたこともありますが、300/500口が過去3年の出資実績によって出資者が決まります。当然青木は昨年入会したばかりで、実績はほぼ0に近いです。
 そういった場合は残りの200/500口で行われる一般抽選の票読みをして確実に取れる1頭に出資する必要あがります。
 ここら辺の詳しい話は過去の記事をご参照ください。

 さて、そういった感じで毎年のようにマネーゲームが繰り広げられるシルクHCの募集ですが、今年のは大きな変更点がありました。
 ひとり10頭(さらに口数も10口/頭)と出資制限です。これによりどれだけ出資実績があっても1世代で10頭しか持つことができなくなりました。
 さらに昨年の私のように新規顧客が安易に入会チャレンジをすることも叶わなくなりました。今年から新規会員で入会するにはまずSFCと呼ばれる月額500円のメルマガ会員に登録して、そこから事前に抽選によって入会チャレンジできるものを決めるようになります。
 シルクHCとしても既存会員の出資機会を確保しようと努めたわけですね。おそらくここ数年入会チャレンジに成功したものの出資金額が払えず、かなりの口数がキャンセル募集となったことが影響しているでしょう。
 もちろん既存会員も期日までに費用が払えない場合は権利放棄での退会処分となります。
 ただこういった施策により、出資実績が無い者でも票読みさえ間違えなければ複数頭の出資も可能になりました。

青木の抽優馬

 抽選時優先馬。訳して抽優と呼ばれるこの権利は、200/500口に割り当てられた一般抽選枠のなかで希望口数が200口を超えた場合、この抽優で申し込んだ出資者から順番に出資権利が割り当てられるものになります。当然200口以上の抽優票があった場合は抽優票の中で抽選が行われます。
 これはどの会員にも1頭だけ選ぶことができるもので、出資実績がなくても抽優抽選の倍率が低い馬につかえば最低でも1頭確保はすることができます。
 昨年私はこれをアンドローゼス(ローズウィスパーの21)に使い、無事出資することができました。

 では今年はどの馬に使うか。カタログ、即尺、募集動画、中間発表等から締切前日の段階で2頭までに絞られました。

プラウドスペルの22(牝) 1口:7万円(全体価格:3,500万円)

父:ドゥラメンテ、母父:Proud Citizn 美浦:林徹厩舎
ドゥラメンテはこの22年世代がラストクロップになり、ぜひとも出資したいです。母のプラウドスペルはケンタッキーオークス(G1)馬で、全兄に中央4勝のアスクドゥラメンテがおります。
ドゥラメンテは牝馬の好走が目立ち、また牝系にGone Westを持つのはあのリバティアイランドと同じです。

ローブティサージュの22(牡)1口:20万円(全体価格:10,000万円)

父:キズナ、母父:ウォーエンブレム 栗東:中内田充厩舎
母のローブティサージュはシルクHCがノーザンファームと提携して最初にG1を買った馬で、クラブの看板のようなお母さんです。
カタログを見た時に一番馬体に惹かれたのが本馬でした。
素人目で見ても美しい……。
1億円という価格はかなりロマンですが、キズナの後継種牡馬が確立されていない現状から現役以降の実りも期待できるのではないかと思います。

 この2頭は最後の最後まで迷いましたが、決め手はやはり抽選率でした。最終の中間発表の時点で両馬とも名前が上がっており、そこから大まかな抽選率を出したところ、
プラウドスペル:約42%
ローブティサージュ:約25%
でした。

 どちらも狭き門ではありますが、1年に一度しかないこのタイミングで絶対に気に入った馬を確保したい。そして何よりドゥラメンテはラストクロップという点に強く惹かれました。

 また最近一頭の何%を持っているかという点を非常に強く考えております。
 当然持分割合(口数)が多いほど勝った時のリターンも大きくなります。
 株式投資は分散投資を心がけている青木ですが、一口馬主なんて儲かる方が稀なんですから、自分の信じた馬に一頭入魂する方が結果としては良い馬を引く近道ではないかと考え始めました。

 そこで改めて2頭を比べると、プラウドスペルを5口出資する場合は35万円、
 一方でローブティサージュの5口は100万円になります。
 流石に100万円は気軽に出せません……。

 結果、今年の抽優馬はプラウドスペルの22に5口応募しました
 そして一般抽選で7頭の馬をこちらはたくさん当たったら破産しちゃうので1口ずつエントリーしました。

結果発表!!!!

 締切から1週間後、シルクHCのHP上で抽選結果が発表されました。
結果は…………


プラウドスペルの抽選結果

 落選…………。
 一般抽選でクードラパンの22ムーンライトナイトの22が当選しました。
なんとか世代0頭は免れました。また、後日行われた通常募集でモアザンセイクリッドの22も出資が確定し、今年は合計3頭の馬に出資が叶いました。

 残念ながら抽優は落選となりましたが、ご縁のあった3頭の成長をこれから見守っていきたいと思います。

 以上、青木の2022年産シルクHC募集の結果でした。
 次回は青木がシルクHCで出資を決めた3頭を紹介して、出資を決めた背景なども語れたらと思います。

 次回もお楽しみに!
 では、また。

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