個人のセクシュアリティーに踏み込んだあの件

数日前、関西のローカル情報番組にて、個人のセクシャリティに踏む込んだ企画があったと話題になりました。

番組側は謝罪し、コーナーも休止となったようです。

私自身は関西に住んでいますが、放送自体は見ておりません。なので憶測だけで書くのはと躊躇しておりました。

でも、これだけは言いたい。ニュースで読んだ放送内容が実際に行われたのだとしたら、やはりこれは番組側の落ち度なのではと。

「性別がわからない人がいるから調べてほしい」

そう思う気持ちもわからなくはありません。中性な見た目の人がいたら気になるものです。でもそれを「テレビ番組」が「本人」に胸をさわったり、保険証の提示を求めたりなど、コメンテーターの方がおっしゃってたように踏み込んでいいものではありません。

性別のマイノリティを持っている私は直結する問題だなと感じました。

でも、ありがたいと思ったのは、この事を「おかしい」「絶対やってはダメな事だ」と捉えてくれた方がいた事、その事で話題になって、同じように「おかしい、ダメだ」と思ってくれた人がたくさんいた事。

これは私や、同じような性別に悩んでいる方がとっても嬉しかった出来事でもありました。きっと今までだったら「面白いからいいじゃん」「本人がいいって言ってるからいいじゃん」「男か女かどちらかを知りたかっただけじゃん」と大半の方がその問題を感じなかったのではと思います。少しずつではありますが、多様性の社会が浸透してきているのかなと感じています。

でもきっと番組のコーナー自体は以前から楽しくなるように作っていたのだと思います。また再開して楽しい内容をたくさん発信していってもらう事を願っております。