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【プロジェクトセカイ】髪カプの会う頃に卒

期限設けないと書けない人のための Advent Calendar 2021 2日目の記事です。今回のジャンルはプロセカ。

※イベント「交わる旋律 灯るぬくもり」のイベントストーリー、報酬サイストのネタバレを含みます。ご注意ください。



2021/11/29、あの"業"から8ヶ月が経った頃――
待望のレオニーゴイベント告知が投下される。

特効メンバーには星乃一歌と宵崎奏の名前が。
ついに、いちかなが本格的に交わる時が来たのだ。

ん?
一歌のカード名……

[CDがつなぐ出会い]星乃一歌

え?
特効メンバー的に間違いなく一歌と奏の出会いであることは確定なのだが……
プレイヤーが最初に見た二人の出会いって……

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このエリア会話じゃ……
まさか、プロジェクトセカイ……
あの"業"を、我々に背負わせ続けるのか。
髪エリア会話を、から目を逸らすのか。

そんな不安を抱えたまま、髪カプ愛好家達(サンプル数:1)はイベント開始の通知が来るのを待つこととなった。

そうして翌日、イベント開始を迎えた我々の目に飛び込んできたのは、何かがおかしいあらすじだった。

何故だろう。全く内容が入ってこない。
普段の簡潔でまとまりがあるあらすじと違い、冗長に感じるのだ。
その原因は、もうこの意味不明なタイトル記事にたどり着いてしまっている皆さんならお分かりだろう。

>ミクの曲を作っているクリエイターのCDを買いに行った一歌は、最後の1枚を長い髪の少女に譲られる。
たまたまその話を聞いたまふゆは、その長い髪の少女が奏だと気づき……?

長い髪の少女、2回言う必要ある?

そんなに大事なことなのか?
2回目はただ単に「その少女」でよくないか?
長い髪の少女ってあの世界だともしかして希少価値なのか?
だから髪カプのエリア会話は発生してしまったのか?

まあイベストではまふゆさんが奏のこと「華奢で髪が長い」って言ってたから長い髪の少女っていう表現はわかるけどさ。
2回言う必要はない。読みにくい。エリア会話と読みにくさの相乗効果で何もわからない。


あらすじのことは置いておいて、肝心の一歌のカードは……

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おい…………
いちかなすぎる……
なんだこのラブコメ”運命の出会い”構図はッ……!!初めて会った日から~僕の心の全てを奪った~♪
というか初対面です!!感が出まくっているがこれが最初の出会いじゃない。桜イベあったしそもそも髪会話がいちかな/Zeroだし。この二人の圧が強すぎるけどコレまふゆさんバナーなんですが。狂っている。

そして、肝心のイベストは……
一話から濃厚ないちかなワールドが展開されていた。

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春のとある日にミクの歌を通して出会った少女二人の物語は、ミクのCDを通して動き始めるのだ。
この出会いから一歌は奏に興味を持ち、まふゆと穂波が縁を繋ぎ、二人はファミレスで再会し、その交流により各々の心にはあたたかさが灯る。
今回の話をざっくり説明すると「一歌と奏が出会って他2人と一緒にお話するだけ」なのだが、だからこそ人と人が音楽で繋がることの素晴らしさを感じられた。「交わる旋律 灯るぬくもり」というタイトルに相応しい混合イベントストーリーであった。

本編での「乃々木公園で歌ってた人」や「ファンフェスタで歌った人」、穂波サイストでの「花に詳しい穂波の幼馴染み」というこれまでの奏と一歌の縁を拾ってきたのもカタルシスがあった。プロセカで物語開始時点ではなかった関係性としては、おそらくいちかなを越える丁寧に積み重ねを行ったものはないだろう。星空のバンドと夜のサークルの中心人物が交差するのには、これほどのテキストをかけるのに納得感はある。


いちかなは、あたたかい関係性になった。これからも二人は音楽を通して繋がっていく関係なのだろう。
もう髪の胡乱エリア会話のことなんて忘れよう。なかったことにしてよかったのだ。
これにて髪カプの会う頃に、完結。お疲れ様でした。明日からは髪カプでなくいちかなって呼ぼうね。




なかったことにはならなかった。

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[いつものラーメン]宵崎奏サイドストーリー前編。
その内容は、穂波とまふゆを巻き込んで”ロングヘアあるある”で盛り上がるだけの恐怖の代物だった。
冷静に考えて初めて4人で集まったサイドストーリーでピックアップするのならば、もっと他に色々話題があるはずだ。一歌穂波のバンドの話とか、バーチャルシンガーの話とか、曲作りの際の話とか。
なのに、まるまるサイスト全編使って髪の話をする必要がどこにあるというのだろうか。いや、ない。
そう、これは髪カプの残滓と表現する他ない。


プロジェクトセカイに発生した一つのエリア会話が引き起こしたエラーの影響は、まだまだ終わらない。

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ミクが歌ってる曲の話と髪の話←理解不能の並列。

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なんと、後編では瑞希と絵名も巻き込んで髪の話を続けたのだ。
このニーゴでの会話やファミレスでの4人の会話を通して、奏はかつてあった中学生時代のなんでもない話をする普通の日々を思い出す……というこれまた心の暖まる話なのだが。髪の話をしてそれを思い出さないでほしい。もっと他に”普通”っぽい話題あっただろ。最近の女子高校生ってこんなにロングヘアあるあるトークで盛り上がるのでしょうか?私には分かりませんが、多分違うと思います。
もしかして奏の中学生時代の友人に、一歌みたいな真っ黒で綺麗な髪の人がいて、それでよく髪の話をしていたのかもしれない。そんなわけない。
もう髪の話はやめよう。私は解放されたいのだ。このサイドストーリーで終わらせてくれ。


そう、あの会話はもう見れなくなったのだから。

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新しいエリア会話に、置き換えられたのだ。
この「NEW!」表示ほど、プロセカのマップで革命を感じたことはない。
※アーカイブないから残してるかもしれないし消えてるかは未確認なので、多分消えてないかもしれないけど、そのうち消えるでしょ。消えてくれ。

ちなみにこの新規エリア会話は、一歌が奏に違った方向に見惚れる話だったのでギリギリあのエリア会話が影響しているとも考えられなくはないが、自然に受け取れる範疇であったとは思う。あともう一つセンター街の方であったけどそれは会話が続かない二人だった。かわいいね。

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髪のエリア会話が消えたのなら、もうあのサイドストーリーだけに髪を留めておけばいい。
そのはずだった。

だが、プロセカは私の想像を越えて――狂っていた。
サービス終了のその日まで、プロセカに髪は根付いてしまう。


その証拠が、チアフルカーニバルイベントの一歌と奏の新規チーム名だ。
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触ってみたかったなチーム

長い髪の少女と同じぐらい大事なことなので二回言いました。

チアフルカーニバルイベントのチーム名は、ここ一ヶ月のイベストや関連サイストでのテキストを元に追加される。
なのに、初期からあるエリア会話のネタが今更チーム名として追加されてしまったのだ。繰り返しになるが、今回のイベストには全く関係ない。例外中の例外である。
マップ上から髪エリア会話は消滅しアーカイブが存在しない現在は閲覧できない状態なものの、プロセカの座に髪エリア会話は永久に刻まれることとなったのだ。
ちなみにあと2つチーム名増えてプロセカ混合トップクラスのチーム名数になっている。ちなみにまふゆバナーなのにまふゆ一歌は作詞のチーム名一つしか増えてない。逆だろ普通。


ここまで来るとおかしいのは髪カプ狂い人なのか、いちかな大好き運営なのか。もう誰にもわからない。
ただ一つ確かなのは、髪カプ狂い人がTwitterでサービス開始から一年以上執着を続けた結果、公式が乗っかってくれてこうなってしまったということなのだろう。奏のユニット外交流が家事代行ぐらいしかない以上、いちかなが出会うことは既定路線であっただろうし、だからこそ布石(?)として髪エリア会話を用意したのは間違いないものの……自惚れなのかもしれないが、私が「髪カプ」という単語を生み出してミーム化させていなければ、あんな狂気のサイドストーリーも髪チーム名も生まれていなかったのかもしれない。
この記事をエゴサで閲覧することを信じて、運営へのメッセージを残しておく。
まさかここまでやってくれるとは思わなかった。ありがとうございました。いちかなもっとください。


髪カプの出会いは終わった。
エリア会話も、なくなった。
だが、髪の要素は残り続ける結果となった。

ここで、考えてみてほしい。
人生とは、髪エリア会話のようなものではないのだろうか。
人が夢中になるものには、万物には、いつか終わりが来る。

人間の記憶とは、曖昧なものだ。
いつか終わってしまった髪のことも忘れて、生きていく日が来るのかもしれない。

でも、終わったからといって、なかったことになったわけではない。
プロセカが続く限り、は残り続ける。
仮にプロセカが終わっても、我々プレイヤーの人生が続く限り、のエリア会話が及ぼした影響は、残り続ける。
たとえ、いつかのことを忘れてしまったとしても。
そして我々が残したものが、後に続く人々の人生に影響を与えていく。
バタフライエフェクトという言葉がある。カプエリア会話がなければ、もしかしたら未来は大きく変わっているかもしれない。
それに、もしかしたら今回のサイスト奏のように、ふとした出来事で、忘れてしまったりなくしたりしてしまったの記憶を、思い出すことがあるかもしれない。
我々のへの執着が、プロセカが生み出したからは一生逃れられないという業が、いつか心に灯るぬくもりに変わる日が来るかもしれない。


そう、は終わらない。
我々は、いままでも、これからも、と歩いていくのだ――――



髪カプのなく頃に
完結







「髪カプのなく頃に令」は次のいちかなイベ来たら多分書きます。

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