学校が嫌いだったので、生まれ変わってまた日本人だったらまたあの地獄を繰り返すかと思うとかなり憂鬱。

学校が嫌いだった。

行事も授業も教師もクラスメイトも。

自分は、多数の人間と同じタイミングで実習授業を進められないタイプ。

地味な癖に、少し変わっていた。

しかし人目を引くような華やかさなど皆無なのに、二人の女性教師に妙に目の敵にされ教育指導という乱暴なこじ付けの元、精神的にも肉体的にも暴力を受けていた。

一人は小学校の時の隣のクラスの担任の女性教師。
学年の合同練習でピアニカを吹きながら行進の練習をしていた時、この教師は、何かよくわからない理由で自分に罵声を浴びせた直後、ピアニカを口で加えているのに頭にゲンコツをしてきた。

物を口にくわえている状態の人間の頭を殴るってかなり危ない事だと思う。

仮に舌噛んで出血したら、アタシは悪くない！とか喚きそうだけど。

その教師は、生徒の好き嫌いが激しく、気に入らない生徒の腕を強引に引っ張ったり、言葉で傷つけたり、授業中に気に入らないことがあると授業を中断して勝手に教室を出ていき、生徒一人一人に謝罪させて楽しんでいるような人間だった。

このクソ教師の対応がひどいと感じたのは、テストを返されている時の反応からだ。

テストを返すとき、各生徒の名前を呼びあげると思うけど
自分の番の時だけ、何かスイッチ入ったかのように雑に呼び捨ててきたからだ。

小学生は、まだ反抗期前なのでこういう事をされても、このクソ教師頭おかしいんじゃねえのか、とかいう答えまでたどり着けない事が多い。

小学校卒業式当日、最もクズだと思ったエピソードが起こる。

自分は、出生前双子になる可能性があったが、結局単品でこの世に這い出た。

その話をこのクソ教師にした覚えがないが、誰かがネタとして提供したらしく、これを聞いたクソ教師は『アンタが食べちゃったんじゃないの～？ｗ』とバカにした顔で言い放ってきた。

周囲にいた外野は、これを聞いて笑っていた。
これ、そんなに笑えるほど面白い話だったのだろうか。

自分だけ、..は？..という顔をしていた。

自分が当事者にさえならなければ、そんなひどい言葉も行動も
笑いの対象になるんだと、知った。

本当にこの教師、担任でもないのに、自分に対しての仕打ちはかなりひどかった。

うちの家自体に恨みでもあるんじゃないかとも思ったほど。

それで無抵抗なガキに攻撃して憂さ晴らししていたかもしれないとまで考えていた。

その後、このクソ教師は、中学へと異動したらしいが、気質はそのままで
聞きかじった話だが、とある給食の時間に、何か本人に気に入らないことが起こって機嫌を壊し、食べずにブスくれて、生徒を困らせたりしているという話だった。

もう一人は、音楽の教師だが、これは元々、周りから変人扱いを受けていた
タイプの人間。

やはり好き嫌いが激しく、言葉が乱暴だった。

何か嫌われてる、というのは感じ取っていたが。

ギターの演奏授業で、モタついてた時大声で怒鳴られた。

『日本語がわかんねぇのかい！！』と。

そんなすごい剣幕で怒鳴る必要はないはずなのに。

中学での酷い仕打ちは、これが印象的で他は忘れてしまったが
高校入学してから、もう一度嫌がらせをされた。

まあ、嫌がらせとは言っても、堂々とやられた。

自分は、バイトが基本禁止の高校に進学したが、小遣いが足らないので
飲食店でバイトしていた。

で、その飲食店にそのオババ音楽教師が来店したらしい。

飲食店内で自分の姿を見つけ、高校の連絡先まで調べて、チクったらしい。

後で分かった事だが、バイト先はそのオババの近所だった..

後日生活指導に呼びされ、バイトをしたことを謝罪するレポートを書かされる羽目に。

これは、運が無かった。

てか何で、自分の事を覚えてるんだこのオババは..と思った。

自分は、お前に何もしていないのに..

口臭いババアとか、男好きババアとか悪口言ってたのは、他の生徒だよ。

女性教師だけに嫌な目に遭わされたわけでなないが、女性独特の陰湿さが
際立っていて、身体的にも精神的にも辛かったので、ここに書いた。

もちろん暴力を振るう男性教師もいたし、言葉で攻撃してくる男性教師もいた。

しかし、女性教師の仕打ちの方が粘っこかった。

こんなクソみたいなエピしかないので、死んで生まれて、また地球で、また日本人で、また同じようなレベルで、また学校生活を強いられると思うと、かなり嫌である。

死ぬと記憶がリセットされるから、もしかしたらもう何度も同じことを繰り返している真っ最中だとしたら、もっと嫌だ。