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「全力を尽くして描く」ということは、つまりそういうことなのかもしれないという話。

新年 あけまして おめでとうございます
今年も よろしく お願いします

こんにちは。

れんです。

2025年になってすでに3日が過ぎました。

 昨年の年末はキャンプに出かけて、大晦日に屋根の掃除を2時間かけてやって死にそうになって、年明けから体調不良(精神的なダメージという感じ)でグダグダしてたら1月3日ももう終わります。

 当初の予定では、年末に出かけたキャンプ場で焚き火を眺めながらゆっくり年賀状絵を仕上げようと思っていたのにぜんぜん絵を描くことができなくて2泊3日だったのに、トータルで2時間半ぐらいしか描く時間はありませんでした笑

なんとかなれ~アップできた。

2025年1月1日にアップしたのはこちら。

2025年1月1日 最初にアップした年賀状

 ラフから計算してトータル5時間ぐらいで描いたのはこちらです。
 描き始めた時は、自分でもどんな仕上がりになるのかあまりイメージできていなかったのですが、なんとか1月1日の公開に間に合って満足していました。

 1月1日にアップした直後は、「いい感じでアップできたぞ」とアドレナリンに満たされた脳でこの絵を見ていました。

 完成度というよりも、なんとか間に合わせたい、という気持ちが前に立ってしまって細かい部分は手が回っていませんでした。当初はぜんぜん気が付かなった細かい部分に気が付き始めたのはアップした翌日(1月2日)ぐらいからでした。

 その違和感に気がついたキッカケはどんどんアップされてくる他の絵師さんの年賀状絵でした。SNS上では、いろいろな神絵師さんが年賀状イラストを公開されてきていたの嬉しうくて「いいね」を押しまくっていました。そして眼福で満たされたきた時にふと自分がアップした絵を見た時にそれを大きく感じる事になります。

「なんだかもやもやする・・・。」

 まあ、比べるにしては私の絵と絵師の描いた絵とでは、地上と空・・・いや天界ぐらいの差があるのでとても比較するつもりはなかったのですが、それでもなぜか心の中でもやもや感情が出てきました。

「今の自分の全力で描いていただろうか?」

 確かに絵そのものに対する完成度とか実力(スキル)という部分ではその実力差はどうしようもありません。それでも今の自分の全力を出したかどうかというのは絵のスキルは関係ないように感じました。

 今回は、1月1日にアップするということが自分の中で優先されてしまっていました。アップした翌日になって反省しました。そこで気がつけたは逆に良かったのかもしれません。

 そこで今回、もうすこしだけ最終的な仕上げの部分で今できる部分を見直しして変更加筆することにしました。

使えるアプリはなんでも利用する。

 当初の予定ではすべてアイビスペイントで完成させるつもりだったのですが、仕事でも使っているイラストレーターを利用する事にしました。

 文字だけならアイビスペイントだけでもなんとかなりそうだと思ったのですが罫線や図形を利用しようと思ったらどうしてもイラストレーターが最適だと思いました。

 テキストを含めた最終的なレイアウトはイラストレーターを利用することにしました。

~ 休憩中 ~

 どうやったらリッチ(密度)をアップするのかを考えた時にさいとうなおき先生の過去動画をみることにしました。

 まあ、動画のどの部分をどう理解してどのように活用したという部分まではうまく説明できないのですが、最近、忙しさを理由にしてあまり動画を見ていなかったのですが、今年はちゃんと見て勉強させいただこうと思います笑

~ 休憩 ~

 さて、動画を見たので今の自分で出来る加筆するポイントを考えて作業を進めていきました。とりあえず、顔周りの密度をアップすると決めたので、ハイライトと影の表現をアップしました。それに合わせてツインテールの赤いリボンとピンクのタイツにテクスチャを加えて密度をアップしました。

画像加筆&修正を加えた段階。

 この加筆&修正した絵をイラストレーターに配置していきました。イラストレータに配置したあとはどうしたら年賀状っぽく見えるのかを考えました。

人はなぜその絵だけを見て「年賀状」と認識するのか?「年賀状らしさ」ってなんだろう?

 仕事で年賀状イラストを何年印刷することを担当してきたので、ぱっと見ただけで「年賀状っぽい」デザインと「年賀状っぽくない」デザインがあることは知っていました。ただ、感覚的に感じることはあってもなぜそう感じるのかという部分まで検証したことはありませんでした。

 今回、最初にアップした絵を描いた時に着彩するときは配色は気をつけようと思っていました。
 手元にある配色辞典から「お正月・年賀状」というキーワードで検索して、提案されていた色を参考にして着彩していきました。
 これでかなりお正月・年賀状ぽさがでると思っていたのですが、色塗りが完成してみると「若干そんな感じがする・・・かな?」という程度でした。思ったよりお正月・年賀状味が足りませんでした。

 そこで、加筆・修正する時はお正月・年賀状味とはなんだろうということを調べてみることにしました。
 いろいろなイラストレーターさんがインターネットで公開されていた年賀状イラストや一般の業務用?の年賀状用のデザインから自分が「年賀状っぽい」と感じる作品をチョイスして文字配置を確認していきました。そうするといくつかの共通点が見えてきました。

・赤やオレンジ、白を配色している
・花や富士山、餅などすでにそれだけでお正月のイメージのあるオブジェクトを配置している
・デザイン罫線を利用している

などなど・・・。

 上記のことを踏まえて今回描いたキャラクターに合うように自分なりに解釈してそれっぽく配置しました。

2025年1月3日にアップした年賀状

 テキストも最初のものは「HappNewYear」と英語表記だったのですが可愛いひらがなフォントを見つけたこともあって縦書きの日本語(ひらがな)表記に変更しました。

変更前と変更後の絵がこちらです。

■変更前
■変更後

 なんとか最初にアップした絵から密度をアップすることができたと思います。これが今の私の中での「全力を出した」作品です。


「全力を尽くして描く」=「プレゼントするように描く」

 去年までは、単純に自分が「可愛い」と思える絵を描いていました。今年からはひとつステップアップして「だれかにプレゼントする絵」を目指してみようと思います。

 実際にプレゼントするかどうかは分かりませんが、自己満足で描く絵から比べると格段に完成度が求められます。もらった人が喜んでもらえるような絵を仕上げるつもりで描いてみようと思います。


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