時間も距離も追いつけないほど、もっと遠くへ
やはり、経験に勝るものはない。
スマホ片手に簡単に情報にアクセスできる時代ではあるが、Googleの検索結果に出てくる情報には「自らが経験したか否かのフィルター」がない。
そのため検索結果の上位の記事は、経験していない人が書いている可能性がある。
世界の絶景おすすめ◯選!みたいなタイトルで、実際に行ったことがない人が書いているみたいなパターン。
果たして。
経験したことがない人の情報を知りたいと思うだろうか?
(あるいは、例えば。ご両親やご子息が初めて海外旅行へ行くという場合に、あなたは「ggrks」と言ってその情報を勧めるか?)
ここにA、B、Cの3人がいる。
・一度だけ台北に行き、日本にもある有名小籠包店の小籠包を食べたA
・台湾中で小籠包を食べまくっているB
・台湾だけでなく上海でも小籠包を食べてまくっているC
もし旅へ行くなら、誰の話を聞きたいか?
わたしなら、C・Bの話を聞きたい。
台湾も上海も行ったこともないのに現地で小籠包を食べた体で記事を書いたDさんの話を聞きたい人はいないだろう。
しかし、Dさんのフィクション話が出てきてしまう。それがGoogle検索。
(味覚、個人差、表現力、写真が映える映えない…云々の前の話である。
なぜなら、自分が経験していないのだから)
最近、旅行関連で面白いサービスが登場した。
それはGoodTripというサービスである。
(先に書いておくと、わたしはこちらのサービスの回し者ではない。
第三者目線で、その理念に共感している)
「旅のことは、行った人に聞きたい」というコンセプト。
インスタだと、やっぱり聞きにくいじゃないですか。
相手の手間を取らせてしまって申し訳ないかな?と気遣っちゃたりして。
知恵袋だと、本当かよく分からないじゃないですか。
回答者のアイコンがTwitterの初期アイコンみたいで。
「旅について質問できる」という前提がいい。
前提がそれだから、質問しやすい。
しかも、その人のプロフィールページを見れば、過去にどの国へ行ったか?が一目で分かる。
つまり、「ぶっちゃけここだけの話、台湾の◯◯と上海の◯◯の小籠包、どっちが美味しいですか?」みたいな質問もできてしまう。
Googleの検索結果では、おそらく出てこない。
そう、目の前に先ほどのBとCがいる。
旅に限らず、あらゆるジャンルにおいて、経験者に直接質問できるというサービス(もちろんマネタイズまで含めた)は今後増えてくると思う。
http://akahoshitakuya.com/archives/6150