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子が子なら 親も親

子育て中、現に今もなお。
「お母さん、どうにかしてください」
「お母さんが説得してください」
「お母さん、教えてあげた方が良いですよ」
と言われることが、結構ある。いや、かなりある。その度に困る。

何が困るのかって、実はそれを言っている人が、
一体子どもの何に怒っているのか、何に困っているのか、
子どもをどうして欲しくて、私に何を求めているのか、
実は私に怒っているのかが、実はよくわかっていないことだったりする。

10年前の私は、真面目だったし、自分の人生で人を困らせたことがなかったので、答えがわからない問題に必死に答えようとして、子どもたちにも無理を強いた。よくわからないから、全部子どもたちと相談し、事件周辺の行動や言動を省みながら、問題のポイントを考えたりした。

当然、これがまた問題になることもあって。
「お母さんを信頼して伝えたことを、子どもにそのまま伝えるなんて」とさらに怒られて、私が決定的なダメージを生んでしまうことも少なくなかった。

そんなわけで、この数年は。
何か言われたら、聞いて、理由も聞いて、考えて、よくわからなかったら(あまり大切じゃなかったら)、追求するのをやめた。
多少失うものもあるけど、楽しい時間も増えた。