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フリーランス動画編集者が「食っていく」までのリアルな話
こんにちは。この記事にたどり着いたあなたは、動画編集を始めたばかりか、これからフリーランスとしてやっていこうと決意した人かもしれません。
僕もかつて、YouTubeで学んだ基礎スキルだけを武器に「これで稼げるはずだ!」と希望を抱き、動画編集者としての道を歩み始めました。でも正直、最初の半年は「稼ぐってこんなに難しいのか」と何度も挫折しかけました。
この記事では、僕の体験を通じて「フリーランス動画編集者としてどうやって生き抜いていくか」をお伝えします。甘い話はありませんが、地に足のついた情報をお届けします。
最初に覚悟してほしいこと
フリーランス動画編集者になるのは簡単です。PCと動画編集ソフト、そして少しのやる気があれば、誰でも名乗れます。でも、食えるようになるかどうかは別問題。
初月の現実:稼ぎは0円
僕が始めた時、最初の月は完全に収入ゼロでした。クラウドソーシングサイトに登録したものの、他の経験豊富な動画編集者たちに埋もれてしまい、何一つ案件を取れなかったからです。
でも、そこで分かったことがあります。最初から大きな案件を狙うのはほぼ無理。むしろ、小さな仕事を地道に積み上げる方が、遠回りに見えて近道でした。
実際にやった泥臭い努力
1. 最初の1万円を稼ぐまでの戦略
まず僕がやったのは「無料で仕事を請け負うこと」でした。え、タダで?と思うかもしれませんが、実績ゼロの人間にはそれくらいの覚悟が必要です。例えば、知人や友人がSNSに投稿する動画を無料で編集し、完成品をポートフォリオに加えました。
その後、実績をもとに「このクオリティで有料ならどうですか?」と提案を始めました。最初は5000円の案件からスタート。その1つ1つが次の案件につながっていきました。
2. 差別化するために選んだ道
フリーランスの世界は競争が激しいです。そこで僕は、「ジャンル特化」という戦略を取りました。選んだのは「飲食店のSNS用プロモーション動画」。なぜかというと、飲食店は今、Instagramでの集客が重要視されており、手軽な動画コンテンツを求めていたからです。
同じジャンルに特化することで、クライアントから「この人なら任せられる」と思われやすくなり、案件の取りやすさがぐっと上がりました。
3. SNSを武器にした発信
僕が気づいたのは、「動画編集者は自分自身が最高の広告になる」ということ。そこで、InstagramやTikTokに自分の編集スキルを使ったショート動画を投稿しました。「こんな感じの動画をあなたのお店やブランド向けに編集できます」と直接アピールした結果、1か月で3件の案件が取れました。
SNSはただの宣伝ツールではなく、クライアントとの接点そのもの。フォロワーが少なくても、ちゃんとした仕事が取れることを実感しました。
稼ぐために大事な3つの本音ポイント
初期投資を惜しまない
動画編集ソフト(Adobe Premiere ProやDaVinci Resolve)は無料版ではなく有料版を使う。これだけで案件の信頼度が格段に上がります。値段設定は焦らない
最初から高単価を狙わず、小さな案件で実績を積み上げる。信頼がつけば値上げもしやすい。クライアントの目線を知る
編集者目線ではなく「クライアントが求める動画とは何か」を常に意識する。これが信頼関係を築く鍵です。
最後に:あなたに伝えたいこと
フリーランス動画編集者は簡単ではありません。でも、地道な努力と戦略があれば必ず道は開けます。この仕事は「技術」だけではなく「信用」を積み重ねていくものです。僕も最初はゼロから始めました。だからこそ、この記事があなたの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。