食材銀河第6話豆類星人の協力者

野菜星は、謎の怪盗組織に、脅かされており、小松菜さんは、急いで野菜星に向かっていた。
小松菜さんが、フルーツ星から野菜星に向かっているのを目撃したウグイス豆は、暇だったので、ついて行くことにした。
ウグイス豆「はっはぁ、あの宇宙船は、野菜星人のものだ。どこに向かってるんだろ面白そうだしついて行くか。」
ウグイス豆は、小松菜さんの後ろで機体を走らせていた。
小松菜「なんだ、あの機体は」
小松菜は機体の形状と、ナンパープレートから通信番号を割り出して、通信した。
小松菜「悪いが、あんたの飛行機の形状から、どこの惑星の住人か把握させてもらった。」
ウグイス豆「へー、野菜星の王子はそんなことができるのか。」
小松菜「後ろを取られることに敏感でねついついいつもの癖だよ」
ウグイス豆「ほう、なんで撃ってこないんだ。俺は敵じゃないと思ったわけか。だが、信じ込むのはよしたほうがいいぞ」
小松菜「敵なら、そんな弾の出ない宇宙船にのっているかぁ」
ウグイス豆「たしかにあんたの察した通り、興味本位でついてきただけだ。」
小松菜「興味本位ねぇ、そんなに豆星人は、暇なのか。」
ウグイス豆「まぁ、そんなところだなぁ」
小松菜「ちょっとスピードをあげるよ。申し訳ないんだが、急がないといけなくてね。」
ウグイス豆「なんで急いでるんだ。」
小松菜「俺たちが管理している住人たちが、次々と盗まれてしまったんだ。」
ウグイス豆「住人を管理してるって、盗まれるってどうゆうことだよ」
小松菜「実は野菜星は、フルーツ星と同じで、他人がご馳走なんだ。時期が来たら、僕らのご馳走になってしまう。有色人種ってのは、こわいだろ」
ウグイス豆「あぁ、とても気持ちが悪いよ、僕らの故郷の事情のほうが数倍マシだね」
小松菜「これでも王子なんだけど、君はストレートにものを言うね気に入ったよ」
ウグイス豆「なぁ、疑問なんだけど君たち王族の食材になっていることに住人たちは納得してるのか。」
小松菜「うん、納得してるよ。ちゃんと納得のいくような選別を用意しているからね。具体的に言うと自我が芽生えてない子供を食材にするとか、犯罪を犯したものを食材にしている。」
ウグイス豆「子供を食材にするなんてなんて卑劣なんだ。」
小松菜「そんなふうに思ったことなんてなかったよ」
ウグイス豆「でも、基本的には、水と肥料じゃないのか」
小松菜「うん基本的にはそうだけど、野菜を食べると水よりも活気が溢れるようになるんだよ」
ウグイス豆「へぇー」
そんなことを話しながら、飛んでいると、野菜星へと到着した。
とりあえず城の敷地内に、飛行機を止めると、今回の騒ぎを知るケールを探した。
城には、ケールはいないみたいなので、街を散策することに、なった。
小松菜はため息をついて、「盗賊たちはどこにいるんだろう」と力尽きたように言うと、ウグイス豆は、驚いた様子でこっちを見て、「盗賊が来ているんですか」と言った。
小松菜はひと通りおこったことを、説明すると、ウグイス豆は、「盗賊たちを撃退しましょう」と意気込んだ。












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