三連続の凶20230102mon179

漁港近くの神社へ初詣にいっておみくじを引いた。凶だった。

京都に三年住んだとき、毎年壬生寺で御籤を引いて、二年連続、凶だった。凶は大吉よりもだいぶ確率が低いらしい。
無神論者からすれば運はかなりいいことになるが。

じつは僕、この三連続の凶と張りあう記録をもっている。
七年前、京都三条大橋から東京日本橋まで（実際は群馬の実家までだったが）東海道五十三次を歩いたことがある。

浜松あたりで十トントレーラーに煽られ、足の裏にくる耐えがたき鈍痛に耐えながらコンビニに寄って、フィリックスガムを買った。赤色の包み紙におなじみ黒猫のフィリックス・キャットがデザインされている、口に入れるとすぐに味が消えてしまう、噛むとちょっとシャリシャリする食感の、あのピンク色の十円ガムだ。

最初はセブンで買ったガムが当たる。数キロ先のファミマであたり券とフィリックスガムを交換してまた当たる。その次はローソンで当たり券と交換したフィリックスガムがまた当たり。フィリックスの笑顔が怖くなってきたのを憶えている。

フィリックスガム三連続に比べたら三連続凶なんて、と思い神社のしめ縄がさがる生垣に括ったらブチ。御神籤は切れた。
五円（ご縁）玉がなくて、賽銭が足りなかったのか。その分、御籤箱に百円玉を奮発して入れたのだが。釈然としない気持ちで神社を後にする。
家に帰って、このネタを書こうと思うが、その前にマンガ原作の応募でnoteに過去に載せた作品を改稿して読み切りで応募しようと、あることを確認して、あっと驚き桃の木三木道三。

応募作品が規定枚数オーバーだった。気づいてよかった。二作を、内容を変えずに千文字ずつ削った。

午前様になっていた。読切り応募をUP。
他の応募作を読んで、また驚き桃の木三木谷社長。

僕の前に応募された作品は三万文字？　規定枚数は五千文字だ。連載応募の一回目は一万文字だが。コメントで知らせたほうがいいだろうか？
これは自己管理だ。
僕は今日、運わるく凶が出て、運よく驚き桃の木気がつきました。
（832文字）