2024年秋。備忘録 / 哀愁・奮闘編
箇条書きに。
いまは3.5稿を改稿している。
いま。人生で最もしんどい。
同時に、シーンを直していて、最高に楽しい。
直せば直すほどに、シーンが豊かになる。しかし、更年期障害なのか老化なのか躁鬱のなのか、何度も見直す自分の原稿に飽きたのか、体力もなくて、執筆を終えると、すっかりバタンキューなのである。
ボクシングのジムは効果が出ない。収入は逼迫する。焦るばかりだ。
師匠に連絡を取ると、赤を入れてもらうことに。師匠の弟子(ぼくの兄弟子にあたる他の)大手出版のプロの編集にも原稿を見てもらうことに。
焦る中、師匠にこう言われた。
「いまはまだ早いけれど、来年からは年に原稿用紙300枚の中・長編作を4作(最低でも3作)を書けるようにならないと、原稿料をもらう作家としては生活できないよ」
近い将来、僕は原稿用紙300枚の小説を年に4本書き続けなければならない。
⑴春作品の取材(一ヶ月)、執筆期間(二ヶ月)、(改稿一ヶ月)
⑵夏作品の取材(一ヶ月)、執筆期間(二ヶ月)、(改稿一ヶ月)
⑶秋作品の取材(一ヶ月)、執筆期間(二ヶ月)、(改稿一ヶ月)
⑷冬作品の取材(一ヶ月)、執筆期間(二ヶ月)、(改稿一ヶ月)
単純計算をすれば⑴⑵⑶⑷の原稿料が100万円だとして、ようやく年収400万の小説家になる。現実の作家生活は厳しいものだ。これは長距離トラック運転手のほうが格段に稼げる。
最後に。
言っておくが、僕は自民党員ではない。
ノンポリだ。しかし、昨日の石破茂さんの決戦投票前の原稿が良かった。
言葉(日本語)に酔いすぎた感があった安倍晋三さんよりも、原稿を読んで心を打つものがあった。
全文を載せる。
ただ、政治家は言葉ではなく実行力で評価が決まる。
国民に何を言ったかではない。国家に何を残したかだ。
【石破茂氏の演説全文】
衆議院議員の石破茂であります。冒頭、お正月の震災そして先般の豪雨、犠牲になられた方、傷つかれた方、そういう皆様方に心から哀悼の誠を表し、お見舞いを申し上げる次第であります。そして今この瞬間も懸命に職務に当たっておられる多くの皆様方に、心から敬意を表します。
この総裁選挙に当たりまして、ここまでこさせていただくことができました。大勢の同志議員の皆様、そして全国の党員党友の皆様そして広く国民の皆様方に、賜りましたご厚情に心から厚く御礼を申し上げます。
この総裁選挙は岸田総理総裁が、この自由民主党に対する多くの不信、そういうものにけじめをつけるために、自ら身を引かれた。ということに大きな要因がございます。
岸田総理総裁が、3年にわたりまして内政そして外交を果たしてこられた大きなご功績に同志の皆様とともに、心から敬意を表します。総理総裁、誠にありがとうございました。
私は至らぬものでありまして、議員生活38年になります。
多くの足らざるところがあり、多くの方々の気持ちを傷つけたり、いろんな嫌な思いをされたりされた方が多かったかと思います。自らの至らぬ点を心からお詫びを申し上げます。とともに、この総裁選挙を通じまして、多くのことを学ばせていただきました。
ともに戦いました多くの候補者の皆様方から、多くの教えをいただきました。政治家としての生きざまも教えていただきました。総裁選が終わりました後は、本当に心を一つにして、日本国のために自由民主党のために、ともに手を携え、全身全霊を尽くしたいと思っております。
立候補への決意を表明しましたときに、私は育ちました地元の神社の前で出馬表明をいたしました。暑い日でした。
もう今から60年も前のことになります。夏休みでした。そこで夏祭りがありました。今ほど豊かではなかったけれど、そこには大勢の人の笑顔がありました。今ほど豊かではなかったかもしれないけれど、大勢の人が幸せそうでした。もう一度そういう日本を取り戻したいと思っています。
お互いが悪口を言い合ったり、足を引っ張ったりするのではなく、ともに助け合い、悲しい思いでいる人、苦しい思いでいる人、そういう人たちを助け合うような、そういう日本にしてまいりたいと思っております。
日本を守りたい。国民を守りたい。地方を守りたい。そしてルールを守る自民党でありたい。そのように思い、訴えてまいりました。
日本を守りたいと思います。この総裁選挙の間も様々なことがございました。今のままでいいと私は全く思っておりません。
安全保障に長く携わってまいりました。国を守ってまいります。そして、国民を守ってまいります。1人1人が幸せを実感できる。安心と安全を実感できる。もう一度1人1人に笑顔が戻ってくる。そういう日本を必ず作ってまいります。
地方を守っていかなければなりません。どんどんと人口が減っていく、そういう地方であってはなりません。地方を取り戻してまいります。
そして、ルールを守る自民党でなければなりません。ルールを守る自由民主党、そして国民を信じる自由民主党でなければなりません。
国民の皆様方は、なお自民党を信じていないかもしれない。しかしながら私は国民を信じて逃げることなく、正面から語る自由民主党を作ってまいります。勇気と真心を持って真実を語る。そういう自由民主党を、私は同志の皆様とともに必ず作り、1人残らず、同志が来る国政選挙において議席を得ることができますように、日本国のために全身全霊を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。