令和の現代に平成生まれの僕が昭和みたいな銭湯に行った件について
わぁなんかラノベのタイトルみたいだぁ……
僕は築40年のオンボロ寮に住んでいるのですが、郵便受けに管理人さんからの手紙が入っていて、なにかなーと思ったら
「風呂の工事やるんで、銭湯に行ってください」とのこと。入浴タダ券も一枚同封されていた。(寮には共用の風呂しかない)
えっ、そんな昭和のラブコメである展開リアルであるんか…!?絶対同じ寮のヒロインと出くわすやつじゃん!(なお男性寮)
とか考えながら銭湯へ。昔ながらの銭湯は初めての体験。歩くこと約10分。小さめのアパートみたいな建物の一階に温泉のマークののれんが…♨️
入ると明らかにやる気のなさそうなおばさんがカウンターにいて、6畳くらいの畳の休憩室みたいな所からテレビの音が聞こえてきた。おばさんはいらっしゃいとすら言わない。
入浴券出してタオルを借りると、おばさんが「うちはシャンプーとかないけど持ってきた?」と言う。そうか、シャンプーとか持参しないといけないんだったと、現代っ子ぷりを発揮したものの、30円でめちゃちっこいホテルのアメニティにあるようなシャンプーが買えた。
当たり前だが、更衣室は男女きっちり分けられていて、番台越しに女更衣室が見えるとかはなかった。
いざ入浴。マジに質素な風呂とサウナがあるだけの空間。窓から外を見ると民家が普通にあって気まずい。一応電気風呂とか泡風呂みたいなのはあったが、入ってみると謎の異臭がして長居する気にはなれなかった。サウナからおじさんの熱唱が聞こえてくる。もうここにはいられない…そそくさと退散した。
まるでタイムスリップしたような気分になれて良かったかもしれない。今度風呂が壊れたら遠いけどいわゆるスーパー銭湯に行こうと思う。
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