魚に愛は伝わるか(外鰓のお話)

今回のお話にはまったく関係ないのだが、ポリプテルスたちとは別の部屋にクワガタムシもいる。
私は虫が得意ではないのでそちらはパートナーにおまかせしているのだが、成虫ならなんとか大丈夫なのでたまに様子を見たりする。
パートナーはクワガタの飼育だけでなく、繁殖も目標にしており頑張っている。我が家に来てから約1週間から2週間ほどオスメスのペアを同じ虫かごに入れて、その後別々の虫かごに入れると言っていた(聞いた知識がうろ覚えなので、正確でなかったらすみません)ような気がする。
気温差があった日に1匹亡くなってしまうなど悲しいこともあったが、今いてくれる子たちは動き回ったりゼリーと食べたりと元気な姿を見せてくれている。
イヌやネコをがいる家庭は周りによくいるが、古代魚と虫がいる家とはめずらしいのかもしれない。

閑話休題。
ポリプテルス・エンドリケリーの幼魚には外鰓がいさいと呼ばれる部位がある。見た目は猫の耳のような、ウーパールーパーの頭にあるもさもさしたもののようななんだか可愛らしいものだ。
ポリプテルス・セネガルスにはない特徴のひとつで、成魚になるにつれ消えていく。今限定、幼魚時限定の姿。
そして我が家のエンドリケリーも例に違わずあるのだが。
その外鰓、1週間前より小さくなっている気がするのだ。
外鰓が小さくなっている気がしてパートナーにも聞いてみたところ、やはりパートナーも小さくなっている気がするとの回答。
過去に撮った写真を確認しても、大きさが違う。
日に日に身体が大きくなっているので、成魚に近づいているのだろうとは思っていた。外鰓が成魚になるとなくなるというネットで得た知識もあったためわかっていることではある。
しかしいざその過程を目の当たりにすると、順調な成長を喜びつつもさびしい気持ちにもなる。
このペースだと、1ヶ月後には外鰓は消えているかもしれない。
私にはこどもはいないが、こどもを見守る親御さんとはこんな気持ちなのだろうかという謎の感傷に浸るここ数日の私であった。

追記(2022年9月14日)
エンドリケリーの外鰓ですが、遠目からみると見つけにくいほどに小さくなりました。順調に大人の階段を登っております。外鰓が見えなくてもかわいいです。
セネガルスも大きくなっています。たくさん食べます。こちらもしっかり大人の階段を登っております。めっちゃかわいいです。
はい、親馬鹿(?)でございます。


2022年9月8日 投稿
2022年9月14日 追記・リンク追加


見出し画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
ありがとうございます。


次のお話らしきもの


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