3歳の壁は聞いたことあるけれど…これが「4歳の壁」?
「3歳の壁」はよく耳にしますよね。でも、うちの子が迎えたのは「4歳の壁」。突然の変化にびっくりして、「これも成長の一つ?」と悩んだ日々の話を、今回はお届けしたいと思います。
「イヤイヤ期」や自我の芽生えを乗り越える「3歳の壁」。子どもの成長と共に、多くの親がこの壁と向き合いますよね。
でも、うちのあおくんが次にぶつかったのは「4歳の壁」でした。4歳半を過ぎた頃から、それまでとは違う変化が見られ、親子で新たなチャレンジに向き合う日々が始まりました。
突然の「行きたくない」に戸惑い…
体操教室を退会することに
あおくんは、公園で知らない子とすぐに仲良くなれるような、とても社交的なタイプでした。
だるまさんがころんだなど、遊びの延長のようなことをする体操教室が大好きで、次の教室を毎回楽しみにしていたんです。でも、4歳半のある日、「もう行きたくない!」と泣き出しました。理由を聞いても「恥ずかしい」と繰り返すだけで、どうして急に嫌がるようになったのか、親の私たちにはわかりませんでした。
お互いにとってストレスをなくす選択
「すぐ飽きちゃう子になるんじゃないか」「続けた方が良いのかな?」と色々悩みました。親としては「もう少し続けてほしい」という気持ちもあって、何とか通わせようとしましたが、思うようにいかず、時にはグズる姿にイライラしてしまうこともありました。
このやりとりがお互いにとって、ものすごくストレスで…。
結局、うちは退会することにしました。
今思うと、ちょうどその頃、園でのお昼寝がなくなり、夕方には眠くて機嫌が悪くなることも増えたので、生活リズムの変化もあったのかもしれません。
発表会前の緊張と不安
その後、子ども園の発表会を控えたあおくんは、「人前に立つのが緊張する」「恥ずかしい」と言うようになりました。
リハーサルでも泣いてしまい、当日を前に「お腹が痛いから休みたい」と言い出すほどプレッシャーを感じていました。
私たちは「今まで頑張ってきたから大丈夫だよ」「パパとママはどんなあおくんも応援しているよ」と励まし続け、最初は顔が強張りつつも、なんとか発表会をやり遂げたあおくんの姿を見て、寄り添いながら成長を見守ることが大事だと感じました。
新しい挑戦…太鼓教室での成長
5歳になったあおくんは、お祭りで見た太鼓に興味を持っていたので、太鼓教室の見学に行きました。何回か通うと「なんで僕がやらないとダメなの?」と理由をきいてきましたが、「太鼓は体が強くなるし、リズム感も良くなるんだよ」と話すと、少しずつ納得して通い始めました。
時々「もう行きたくない」と言う場面もありましたが、そこで「1から4番までの演目ができたらやめようか」と目標を決めることで、少しずつ続けられるようになりました。
新しい友達もでき、その子と一緒に練習することで楽しめるようになりました。今では、あおくんも自分から友達に声をかけて、「友達になろうよ!」と言えるようになりました。
太鼓の発表会で人前に立つことも増え、「全然緊張しないよ!」と自信を持って言えるようになった姿に成長を感じます。
再び芽生えた体操教室への興味
太鼓教室にも慣れ、新しい友達ができたあおくん。ある日、「また体操教室に行きたい!」と言い出しました。以前は嫌がっていた体操教室に再び通いたいという気持ちが芽生えたようです。
「なんであの時嫌だったのかな?」とそれとなく聞いてみましたが、あおくんも「なんでだろ?」と答えるだけ。笑
特にお友だちや先生とトラブルがあったわけでもなく、本人にも理由はわからないようです。大人にはわからないけれど、子どもなりの気持ちの変化があるのかもしれませんね。
成長過程には、私たちが気づけないいろんな感情が隠れているのかもしれません。こうやって少しずつ自分のペースで成長していくんだな、と思っています。
我が家の「4歳の壁」体験が参考になれば
「4歳の壁」は、子どもの成長の中で見られる新たな感情や変化の表れなんだと思います。うちのあおくんも、色々と揺れる気持ちを経験しながら、自分のペースで成長しています。
私たち親は、ただその変化に寄り添い、見守っていくことしかできないのかもしれません。もしも同じような悩みを抱えている方がいれば、我が家の体験が少しでも参考になれば嬉しいです。
いろんな人と出会い、いろんな経験を重ねて、少しずつ成長していくあおくんの姿を見守りながら、私たちも一緒に歩んでいきたいと思います。