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2/11-2/16「私物の千円札」

千円札の持ち主は、マタンゴの鉄太郎さん。

何にもできないタイミングに突入してしまっており、当然のように日記も溜める。
本は比較的読める。配信がとにかく見れない。ちょこちょこ買ってはいるけど見れてない。

たくさん移動をして、私がライブを見て新幹線に乗って移動して移動した先でまたライブを見るみたいな無茶なことをしているのは吉本の芸人さんを最初に追ってたのがでかいのかもしれないと思った。
「大阪で寄席出て飛び出しで移動して無限大出て夜には大阪に帰ってきます」みたいなのを見てきたから、わざとそれを真似しようと意識したわけではなくてもその行動パターンが選択肢の中に入ってくるみたいなのがあるかもしれない。

2/11

祝日。ダラダラと昼を消費。
シカノシンプのラジオちょっと聴いたりした。
久々の中央会館へ。

心臓冬ライブ

吉本興業から鬼としみちゃむ、スーズがやってきた!
吉本内ではスーズは事前告知OK、鬼しみは当日告知のみ可だったらしい。劇場所属かどうかの差なのか、スーズが東京で外ライブ呼ばれて出た実績があるからなのか。

見れるだけ見ておきたいピ夜がめっちゃいいネタしてたり、にぼしいわしが知ってるネタなのになんかめちゃくちゃすごくなってて女王の風格を感じたりした。
そしてネコニスズ、赤ちゃんのとんでもないインパクトとかもあるんだけど、あまりにも演技が上手くて面白かった。かっこよかったー。

「しみちゃむ〜」


2/12

働いた。
早めの退勤に失敗。知らない会場に遅れて行く。すみません。転換が多いライブで助かった。

月刊コント

かなり久々の月刊コントだった。
月刊コントのシステム、東京のオタクには「みんなみんなみんな〜!」ですと言った方が伝わる。
シカノシンプの月コン見逃せなすぎると思ってチケット取ってて、国崎さんいるじゃん!と思ってたらモグライダーが追加されて一大事になった。
モグライダーのコンビコントって!?と思ったけど漫才を劇中劇の形でねじ込む形の台本になっていた。

2025年の国崎さんのピンネタが見れたこと、本当に嬉しかった。面白すぎるししつこすぎる。客降りとかもする。顔は一つも出ない。
藤崎マーケットもライブ内で言ってたけど、鬼のようにきっかけが多くそれがランダムで出される音響さん泣かせのネタだったけど、音響さんがプロすぎて全然泣いてなかった。
巻末コントの芝さんと国崎さんの攻防もめっちゃ嬉しかった。国崎さんの攻略法を一発で見つける芝さんもかっこよかったし、それをされたらジタバタせずにキャキャキャ!と笑って諦める国崎さんもチャーミングだった。イタズラ好きな妖怪みたいだった。

シカノシンプ、見れる限り見てるつもりではあるけどなんか見るたびいつも久々な気がして、めちゃくちゃありがたがってる。好きで面白くて嬉しいコンビ。
フリスクとかをやるのかなと思ってたけど、買い出しだった。あれ買い出しって言うんだ。

シカノシンプのフォロワーと喋りながら帰宅。
シカノシンプをなかなか見れないとシカノシンプのフォロワーにもなかなか会えない。


2/13

働いた。
飲み会へ。かなり頭と口の接続がよかった。友達との会じゃないからあんまり接続が良すぎると危ないけど、この日はほどほどでよかった。
ご飯もおいしかった。


2/14

働いて午後休。
毎日これがいい と思う。私は毎日休みがいいとは思わないけど、それなりに働いて外が明るいうちに帰るのはあまりに気分がいい。

お菓子を買い込んで一瞬帰って東京へ出発。
カレーを見るためにチケット取って休み取って交通手段を取ってと準備をしてたら土壇場でほのかin日本橋UPsの開催が発表されて本気で迷った。次いつ行けるかわからないタワートークライブ・カレーか、毎月何があっても行ってるほのかを含むシカノシンプ3ステか。前にもタワーとシカノシンプの裏被り2択をやったことある。今回は最終的にカレーを選んだ。

溜めてたタワーのタワーを聴きながら新幹線。
やばいんじゃないのかと思ってたヒサダさん散髪事件前後の回もラジオの間は普通に喋ってて、ほとんどいつも通りのタワーのタワーの面白さだった。

タワートークライブ「カレー」

前半がタワーでのトーク、後半がゲストを交えてのトークという構成。どっちも見れるの本当に嬉しかった。
前半のトークからもう楽しかった。コンビ2人でホームの空間で喋ってるから別にそんなキメキメにはならないけどラジオとはまた違った感じがしてそこも面白かった。ヒサダさんの変さを追いかけるのをちんさんが中止していた。
ゲスト牛女とのトーク、牛女の面白さを改めて浴びた。会話も駅伝もまだ聴いてない回あるから、やっぱり全部聴きたいなと思った。話の出どころがバレるから他言無用のゴシップ、対決の連鎖。好きなコンビ名、嫌いなコンビ名の話もよかった。最後コンビとしての牛女の話がちょっと聞けたのも嬉しかった。

松屋でおろし牛めしみたいなのを食べて、ほのかの感想ツイートを鬼のようにパブサ。
ほのか踊ったらしい。くそー見たかった。

再読終わり。
2年ぶりぐらいに読んだ。新刊を買ったので、それを読む前にもう一度読みたくて。

初めて読んだ時、こんなに綺麗で面白くて読みやすい文章に対してそんなことを思うのは思い上がりすぎだと思いながらも、未だかつてないぐらい「自分だ」と思った本。
もちろんエピソードも感じ方も自分と違うところはいっぱいあるんだけど、なぜか「これは私だ」という意識が消えない。細かい内容は正直ほとんど覚えてなかったけど、その意識は強く記憶に残っていた。

今回の再読は、内容を思い出すためというのに加えてその感覚についても確認するためのものだった。読んで、2回目もやはり「私だ」と思った。
読み終えて、なんでこんなにも としばらく考えたら、この本は私の理想なんじゃないかと思えてきた。この本にはまとまる前の考え方やぐるぐると悩んでいる部分も多く出てくるけど、それら全部が混じり気ない澄んだ言葉で書かれていて、「もしかしたら自分の散らかった頭の中も綺麗に整理整頓したらこんな風なんじゃないか」という希望を見ているのかもしれない。「似てる」というより「似ててほしい」という願望。
そう思って考えると、私が面白いと思うことと同じことを面白いと思ってる人の考えが自分とその人との考え方の共通点であると思えるのは当然で、その共通がさらに「私だ」を強めている可能性も高い。
これはあまりに他の何でも味わったことのない感覚なので、この本は私のそれほど多くない読書体験の中でこれからも鮮烈に輝き続けるんだろうと思う。

私は違うところで喰らいすぎてるけど普通にめちゃくちゃ面白い本なのでおすすめです。哲学の知識が皆無の私がなんの苦もなく読めてる時点でまずすごいと思う。哲学の魅力を全く押し付けがましくなく教えてくれる。私も哲学対話してみたいです。


2/15

だらだらと起き出して、浅草へ。
道めっちゃ間違えながらかなり歩いた。
途中、道間違えた先でとんでもなく綺麗な飾りガラスを使ってる会社を見つけて感動した。写真は撮ってない。

東洋館の近くのデリカぱくぱくでごはん買って川沿いで食べる。
顔上げたらスカイツリーの前だった。

花撮ったりして散歩した。

「水上バス浅草行き」読んでないの思い出した
空青すぎる
満開の梅ってバカみたいに花ついててかわいい

この説明文、全然意味わかるけどなんか見ない言い回しじゃないかこれ?と思って通り過ぎて、

これを見て、そうだよなこの書き方が普通だよなと納得した。
「葉に先立って花をつけ」が七五調だから刺さってるのかな。今書いててリズムの本を読みかけで放置してるの思い出しました。
そもそもソメイヨシノの特徴が花がめっちゃ咲いてから葉がつくという順序にあるとされているのも知らなかった。

ライブの会場に到着。
5656会館、街の中に突然現れて面白かった。
そして初めて行く5656会館は2回戦だと思ってた。

東西交流会

豪快キャプテンとスタミナパンだけしか発表されてない時点でチケット取って、この2組が見れたらいいやーと思ってたらめっちゃ関西色濃いメンツになってて面白かった。
ネタはやっぱり豪キャプスタミナパンがめちゃくちゃ好きで、コーナーも楽しくてよかった。東西比較トークコーナー、雑企画すぎるけど案外楽しくてよかった。
東京は容姿いじりが少ない、ボケみたいな容姿褒めもいじりじゃないからつっこんだら変な空気になる とか、初めて聞いたけど容姿いじりは相応しくないという空気が影響してそんなことになってるんだろうなという仕組みはわかる気がした。ギャンゴリさんが若いファンから「ビジュ良い」と言われてるのも初めて聞いた。

底面から水が出るのも「漏水」なんだ と思った

Twitterで見て気になってた有隣堂の人文書フェアに行く。
気になった本の最初の章を片っ端から読んで本選んでたけど、だんだん背中に背負った2泊分の荷物が重くなってきて本をいっぱい買うのしんどいなという気分が支配的になってきたので、本屋で見たことある本は大阪で買うことにして、2冊だけ買った。
ねこのフェアみたいなのもやってて、ポストカードを買ってしおりのガチャガチャをした。

フォロワーとご飯へ。
東京に来ていて夜ライブがないの初めてかもしれなかった。いつも何かしらライブ入れるし、ライブなかったら帰るから。

韓国料理を食べ(初カンジャンケジャン!)、めちゃくちゃ喋った。
大阪の話をいっぱいしたり、聴きたかった話を聞いたりした。
本当に楽しくて、このご飯を挟めるスケジュールを組めてよかったと本気で思った。


2/16

泊めてもらったフォロワーの家からいそいそと出ていき、朝のジュンジョーへ。
元々もう15日何もないし14日だけで帰ろうかなと思ってたけど、これに行きたくて残った。

早朝漫才寄席

マタンゴ美魔女無尽蔵東山の4組のライブで、無尽蔵山際さんは事前に体調不良休演が発表されていたんだけど、そこにさらにマタンゴアーさんとコーナーのみ出演予定の無尽蔵野尻さんが遅刻、5人でライブがスタートした。

美魔女のヤヤシルバさん

美魔女、見るの2回目だったけどめっちゃ面白かった。今後も積極的に見ていきたい。美魔女もサンミュージック所属らしい。未来明るい。
東山、初めて見たけど朝にやるの大変そうすぎるややこしい漫才で良かった。エンディングで知ったけどユニット組んだ時点では吉本所属とK-PRO所属だったらしい。今は吉本とフリー。ギャンブルのYouTubeの有名人らしい。
マタンゴ鉄太郎さんは急遽漫談を2本。アーさんと連絡取れてないと言ってたから本当に本当の急遽。ネタの種みたいなのをどんどん出してく形で、それだけでもめちゃくちゃ面白くてすごかった。

コーナーは三題噺にならった三題漫才。
鉄太郎さんと野尻さんの即興コンビで鉄太郎さんが山際さんをやり、無尽蔵の三題漫才をやってた。

エンディングでアーさんに電話がつながったんだけど、鉄太郎さんから「無事でよかった〜」「めっちゃ反省してるね…」と喜びとフォローの言葉しか出てこなくてすごい人だと思った。

到着した野尻さん
電話の向こうにアーさん
鉄太郎さんの私物の千円札

フォロワーに教えてもらったラーメン屋(おいしい!)に行って、新幹線乗って大阪に帰る。

レジ応援の手売りへ。
聞きたいこともあったんだけど、すごい混雑でめちゃくちゃ焦ってしまい、差し入れ渡して写真撮らせてもらって逃げた。

コント部

今回も良かった。
釈迦虎のネタがめっちゃよかった。釈迦虎のネタ怖い問題、今回は怖いんだけど面白が強すぎて全然ウケてた。嘘ウケてたかは覚えてない。私がめちゃくちゃ笑った。
ぺも堂々としてて、こんな自分たちらしさを見つけて行くんだったら東京も怖くないね!と思った。会う東京のフォロワーみんなに「もうすぐぺがそっちに行きますよ〜」と予告して回ってる。
テキサスマウンテンローレルもめっちゃよかった。異常小道具と謎システム。
レジ応援のネタ、かなり不条理で暴力性とか抜きにしても衝動強めな感じのネタで良いなあと思った。まだまだたくさんレジ応援のネタを見たい。

ぐろう単独「愚弄」

うかうかしてたら完売してしまい、土壇場で譲ってもらって行けるようになった単独。
ぐろうらしいネタのみのストイック単独だった。
普段のライブで見るぐろうとはまたちょっと違う雰囲気でのびのびやってた。
ぐろう、まだ東京にバレきってない気がする。大阪にはまだまだ面白い人がいる。

帰宅。

読み終わった。前作を読み直してそのまま読み始めた。
とても良かった。読んで良かったと思った。
この本は、前作に比べても読むことで消費するカロリーは大きい。
前作は問うこと、考えることを中心に書かれていて、今作はタイトルの通りの「世界の適切な保存」について書かれている。日常のすぐに忘れ去られるような取るに足らない(しかし確かに存在する)感覚についての章もあればあまりに影響が大きすぎて全体を把握することさえ難しい歴史的な出来事の記憶についての章もある。私は大きな出来事についてあまりに知らないと気づいた。それは保存するどうこう以前の問題だと思った。

この本は著者の個人的なこだわりとしての保存の願望も加速の要因にはなっているけど、普段はその願望を持っていない人にも訴えかけるようなもっと普遍的な保存に向かうエネルギーに満ちていて、心を動かされる。
適切な保存だけではなく、これは不適切な保存にしかならないとわかっていてもそれでもできる限りのことをするために文章を書いたり写真を撮ったりする人々の行いについて度々書かれるのも印象的だった。保存そのものというより、これは失われていく一瞬一瞬の適切な保存を目指す人の心についての本だと思った。

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