
2/4-2/10「あかりとり」
時間が過ぎるのが早すぎて一度立ち止まりたいと思うけど立ち止まれそうな気配がひとつもない。みんなどうやって立ち止まってるのか気になる。そもそもみんな立ち止まれてるのかもわからない。みんなも立ち止まれてない可能性もある?
一度止まってしまったら動き出すのにめっちゃ時間かかるんじゃないかという怖さが止まれないことの一番大きい理由。特にお笑いを見ることに関しては私は一回止まったらもう完全に動けなくなるかもしれないとまで思う。
私はお笑いが止まったら本か音楽か編み物かになるけど、そっちに行ったらますます自分の中に没頭して、もっとトンネルみたいなところを走り続ける感じになりそう。そう思うとお笑いには窓(日付と季節)があるから、走り続けるにはまだいいのかもしれない。
今、窓の意味を検索した。「家の壁のあかりとり」。あかりとり。知らない言葉。そのまんま「採光」の意味なんだろうけど、それをこんなにかわいい言葉で表せるんだと思った。
2/4
働いた。爆定時退勤。
漫才ホームラン

2回連続の満席らしくすごい。新幹線トークを繰り広げるオープニング。何かを起こそうとして粘っていた。
豪快キャプテンが面白くてすごかった。ギャンゴリさんの声も声量も顔もだけど、私は関西弁具合とちょっと敬語寄りなのが特に面白いと思う。このニュアンスを感じ取れるのが関西弁ネイティブだけなのか関西弁から縁遠い人にもなんとなく伝わるのかとても興味あります。
三遊間はアクティブなコント漫才と大部分が櫻井さんの漫談で構成されてる漫才の2本。2本目みたいなの、難しいところを突きに行ってるからこそ伝わった時の喜びが大きそうで、櫻井さんの真髄ってこういうところなのかもしれないと思った。


ニューエイジ

1周年記念の90分スペシャル。ジョックロック効果もあり満席。もうこれからあのとんでもない手売り列はしばらく見られないかもしれない。
追加分の30分を最初に持ってきてそこでコーナーをやり、出順を決める構成。常に時間がなく、ユウショウさんてんやわんやの時間もあったけどこれが一番綺麗な形だと思う。スペシャル回の時は今後もこれがいい。YouTubeでやってきた過去の出順決めのリバイバルが基本で、動画で見たあれを生で見れる嬉しさもあった。シカノシンプは苦手な知恵の輪が当たっていた。
ネタはオニイチャンとどんちっちと釈迦虎がめっちゃ好きだった。いいネタだった。
府上さんの地毛女装本当に面白い。



2/5
遅刻しそうになって叫んで家を出る。
働いた。寒波のため早め退勤。
MA-3

行ける時行ってる漫才ユニット。めっちゃ仲良しユニットになってた。
ネタも面白く、コーナーもよかった。上の句下の句に分けたコンビ大喜利。最近見てなくて朧げなAUNの記憶が蘇った。「1位と88位を教えてください」とか。順位お題って普通の大喜利では嫌われてるイメージあるけどコンビ大喜利ではかなり見やすい感じがして、それは低い方の順位が「ちょうどその順位」の答えを狙わなくても1位との対比で「めっちゃ下のもの」ぐらいまで回答できる幅が広がるからなのかなと思った。
ツッコミチームとボケチームで上の句下の句の担当を分けてたんだけど、この3組はボケが結構わかりやすくブレーンを担ってて大喜利も強い感じなので、慌てっぷりが全然違ってて面白かった。テクニックさんはミスド上の句で田村さんを追い詰める方にシフトしてた。
2/6
働いた。ぼんやり。
定時退勤。
この日のライブは大学の時の後輩がライブに誘ってくれたので急遽チケット取って行った。
スープカレーを食べる。四ツ橋あたりにあるカレー屋さんの新店が森ノ宮にできたのでそこに行った。

店にというか、駅周辺からもう人通りが少なくて、楽々入れた。ここのカレーは野菜が素揚げでおいしい。
後輩は春から社会人で、関西を離れる可能性があるから今大慌てでお笑いを見ているらしい。
部活の近況なども聞いた。人が全然辞めなくて部員過多らしい。
オーダー寄席

バッテリィズ主催の寄席。マンゲキメンバーをオーダーに当てはめるという作業、きっと楽しいんだろうなと思う。
初回だけ行ったことあってめっちゃよかったから楽しみにしてた。見て、めっちゃ楽しかった。
私はやっぱりなかおきさん、真輝志さん、清川さんのピン3人が全然違う個性を放ってたのがめっちゃ好きで。なかおきさんは、アホすぎるとか癖がとかいろいろあるけど精一杯でわけわからないことを言うところが本当に面白くてめっちゃ笑ってしまう。真輝志さんのネタは本当に非の打ち所がない綺麗なネタで、でも綺麗すぎて嫌味にならないギリギリを通っていくのも絶妙で本当に好きだった。清川さんは知らない組み合わせのすごいことをする清川さんしか思いつかないし清川さんしかできないネタ。森は舞台の横幅広いのに清川さん森でばっかりこのネタやってるイメージかある。
普通に10組見ることのボリュームがすごくてその上面白い人だらけだから本当に満腹になった。
後輩と別れて帰宅。

読み終わった。
第一歌集がかなり好きで、第二歌集が年末に出ていたので買った。第一歌手、青という色が出てくる歌が多くてそれも嬉しかった。
前作はしなやかさな強さはありながらもどちらかといえば儚さのあるイメージだったんだけど、今回かなり強い感じがした。生きてるし、立ってるなと思う。
ひらがなの美しさは変わらずそのままだった。本当に綺麗。
この歌集では青の話はあんまりしてないけど、その分緑の話をよくしてる感じがした。さみどりという言葉、知らなかったので調べました。さみどり、さみどり ね…と思いながらずっと読み進めてて、途中でページをめくって出てきたスピンの鮮やかな緑になんかめちゃくちゃ感動した。
2/7
働いた。嵐のような忙しさ。
仕事溜まりまくったまま寒波時短退勤。
会議で怒られ、帰り際にもアクシデントに見舞われた。
森ノ宮へ。
キモ寄席

シカノシンプが出るということしか覚えてなくて前日ぐらいに改めて出演者見たら、本当に好きな人しかいなくて大笑いした。
九ノ段見れるの本当に嬉しかった。宮田さんが最近いじられつつあって、あんま知らない人がそっちに近づいて行ったら横に「児島クソデカおにく」を名乗る男ハーフアップがいるの恐ろしい。そしてネタはバチバチでかっこいい。
うただも割と久々に見るネタで嬉しかった。私はフォロワーとこのネタの締めくくりのセリフについて議論したことある。
コーナー、北川さんの一文字変え名作ギャグのやつがすごかった。北川さんは本当によく正解を出す。
2/8
どんオタ(どんちっちオタク)に誘ってもらったのでひらかたパーク×シゲカズさん企画のイベントへ。
ひらパー行くの6歳とか以来だった。








ライブを2本見て、間でアトラクションに乗ったりアトラクションに乗ってる芸人さんの写真を撮ったりした。
寒すぎ。二部の前に、寒さで顎関節症を爆発させながらチーズドッグ食べた。もっと口開けずに食べられるものを買うべきだった。
ひらパーにいる間、自分の機嫌がどうにかなりそうで好きあらば本を読んじゃってどんオタには申し訳なかった。小学校の幼馴染(幼中高大は違う)だから甘えさせてね…ごめんね…と思いながら読んでた。

どんオタが読書を許してくれたおかげで読み終わった。
この文庫本は大学の授業のために買った。読んで持参することが課題だったので青空文庫プリントアウトでも可だったけど、プリントアウトという作業がめちゃくちゃめんどくさかったのと紙の本が好きなのでブックオフに探しに行った。大学生の時でお金がないので定価では買いにくかった。
講義では「蠅」が課題だった。短いのにめちゃくちゃ印象に残る小説で、改めて読んでまたすげーと思った。テクスト論の先生だったので、講義ではどっちかと言えば文体だったり表現の仕方についてのところがメインになっていた。表現の部分は改めてすごすぎたし、今ゆっくり読むと出来事には全部が関わり合ってるけどあまりに何にも関係ないという筋の部分めっちゃすごいなと思った。
「春は馬車に乗って」は、その先生が全部の中で一番好きな小説と言ってたから当時読んだ記憶があって、その時はあまりピンと来なかったんだけど今読んだらその時よりかなり良さを受け取れた感じがした。
会話もすごい。私は記憶が上書きされていくから男女の良い言い合いを見るとダウの蓮見さんが浮かぶ。
登場人物の位置関係が近い(というかほぼ同じの)「花園の思想」とこれを並べて載せる岩波の意図も感じた。
「機械」。めっちゃすごかった。人間関係、無機物、事件。最後本当に好き。オチゼリフが良いコントと同じ感覚で好きだった。
「春は馬車に乗って」を読んでる途中ぐらいで今横光利一を読んでると母に言ったら一文が長くて合わなかったと言われて、そうか?と思ってたけどこれ読んだら母が読んだの絶対これじゃんと思うぐらい一文長くて面白かった。この文体、この作家がこういう人なだけだと思って読んだらひたすら読みづらいけど、表現のためにわざとこうしてるとわかって読んだら読めるしむしろめっちゃいい文体だと思う。お笑いの「何を言うかより誰が言うかだ」ってちょっとこういう話ですよね。前提次第で見え方って全然変わる。
「日輪」、「春は馬車に乗って」「花園の思想」がかけがえのない1人が死にゆく様をゆっくりと描く小説なのと対照的にこの小説はかけがえがあろうがなかろうが次々と人が死んでいく激動だった。
横光利一をまだまだ読みたくなった。同じような感じで短編1個のために買ってそれしか読んでない文庫他にもあるし大学の教科書とかも全然読んでないのあるから、今後読んでいきたいと思う。
一時帰宅。

家のコロッケ祭りに参加。私も4つほど揚げた。コロッケは父が何年かに一回思い立った時に作ってくれる。ポテトサラダに衣がついてるみたいなやつ。うまい。
四ツ橋へ。
涼風単独「兎角」


涼風の単独、そういえば一度も行ったことなかったなと思って取った。ほぼ完売だったらしい。裏で開催されてた漫才参観は配信で見る。最近逆張りみたいにこれまで欠かさず見てたものの逆をとっていってる。都度取捨選択はちゃんとしてるつもりだけど。
涼風、コントも漫才も本当に100の単独で、新鮮で良かった。コントはでかい1で漫才はネタとして個別に存在してるのもなんか好きだった。涼風、大人しいように見えて誰がなんと言おうとこれがやりたい!という意思の強さが見えるのいい。
あともう本当にこれはもう不運だったなと思ったけど、客席にいることで自分が与えうる影響みたいなことも考えた。音ってちょっとやっぱ邪魔すぎるし今回のは自分で止めようがないやつだから自分がなったら思うと本当に怖いなと思った。
財布の中に現金がなさすぎて、小学生がお小遣い頑張って貯めましたみたいな払い方でアクスタを買い、帰宅。
2/9
午前中はひたすら編み物した。本入れを作ってます。
編み物しながら好きな芸人さんの配信を聴いてたらそこと交差すると思ってなかった好きな芸人さんの名前が当たり前みたいに出てきて飛び上がった。
マンゲキへ。

翔GP


二部とも見た。一部は遅れちゃって投票権なかった。キョンビだけ見れなかった。
翔GPは時間制限あるしみんな勝負ネタで面白いしだから本当に時間感覚なくなる。
シカノシンプのネタ、面白いネタだなと思ってたけど最初の方の会話で全部伝えるところめっちゃすごいなと改めて思った。根本的なツッコミがいなくても全然押し付けっぽくならずに完璧に伝えてる。北川さん爆裂に噛んでたけど別にそれはあんま響いてなかったっぽい。
九ノ段もやっぱりめっちゃ面白い。MC丸亀も言ってたけどオチゼリフも良すぎる。九ノ段のラジオも聴いてみたい。
ぎょうぶ、なんか知らないネタだった。めっちゃ昔のネタか新ネタか。めちゃくちゃ面白かった。ぎょうぶらしい言葉面白。最近ぎょうぶのことをゆったり見てるから、ついに本当に覚えのないネタがGPに出てきたりするようになってきたなと思った。
幸のとりは名作。2023。あのネタは福嶋さんのこと知ってれば知ってるほどウケるネタだと思うから、ここからまたさらにどんどんウケるようになっていくんだろうなと思うと楽しみだった。
生姜猫、最初の発想の部分がまずめっちゃ面白そうで嬉しかった。空欄の穴埋めみたいな、いわゆる大喜利の部分もめっちゃ面白かった。生姜猫漫才もコントも面白くて本当にすごい。どっちにもワクワクする。
ぐろう、ぐろうの中でもトップクラスにポップなネタな感じがしてて、普段のぐろうのネタとは結構違うけど、なんか初めて見た時よりメキメキ面白くなっててすごかった。あと高松さんの「一緒や。」の言い方面白すぎる。
GP見るたびどこが落ちるのか全然わからない。誰が上位になるかは客票が効くからわかりやすいけど下位は作家票100だから。一番食い止めたいチャレバトに落ちるかどうかという部分にそのコンビのファンが関与することがそもそも不可能なの、悔しくもあるし正しくもあると思う。
同行させてもらったフォロワーに写真撮影テクニックも教えてもらった。賢い。
2/10
働いた。
初めて普通の人はできるけど私にできないことをそれ難しいですと言えた。でも今思い返すとめっちゃ喧嘩腰だった気がしてダメだった。できないくせに喧嘩腰なの意味わからないだろうから謝罪に行かなきゃいけない。
そんなんしてたら普通に30分退勤が遅れた。
サザンへ。
ショガノシンペ

このライブでは毎回テーマの国を決めて、その国にちなんだコーナーをやる。今回は南極。
アイスコーナー、氷コーナーあり。
ゆのきさんが誰より楽しんでいてよかった。ゆのきさんはショガノシンペで一番のびのびしてる気がする。経験値のおかげで寒さが耐性ついてて冬場パンイチ屋外可のヨシオさんも面白かった。
最後の最後の北川さんとカンサイさんのやつもめっちゃよかったです。
本買って帰った。サザンの早め終演のライブ本屋に寄れるのかなり嬉しい。というかもう道が寒すぎて本屋のビルに絶対入ってしまう。