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いつまでも新たな価値観とテクノロジーを受け入れられる人間でありたい
今回のお話は新たな価値観とテクノロジーを受け入れるための原動力について綴って参ります。霜月の末、静かに迫る冬の足音を聞きながら眠れない夜のお供にでもして頂ければ幸いです💁♂️
“生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え”=「42」
1970年代に出版された喜劇SF小説の1つに『銀河ヒッチハイク・ガイド<The Hitchhiker's Guide to the Galaxy>』がある。いわゆる“奇作”と言っても過言ではない存在で、一般的な知名度はそれほど高くないですね📕
その作品のなかで登場した世界最高性能を誇るスーパーコンピュータに人類最大の命題「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問の答え<Answer to the Ultimate Question of Life, the Universe, and Everything>」を演算させたところ、約750万年の月日を経て導出された回答は「42」だという記述がある。
◾️参考:2024年11月23日閲覧
「この世の究極の疑問に対する答え」は「42」…理解できますか?👀
正直に言えば“意味不明”と言わざるを得ません。なぜ“意味不明”なのか…冷静に考えるとその要因が浮かび上がります。それは「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問<The Ultimate Question of Life, the Universe, and Everything>」とは具体的に何なのか、それ自体が書かれていないからです📝
仮に回答結果である「42」の意味を理解できるならば、それが答えとなる「生命、宇宙、そして万物についての究極の疑問」の具体的意味を理解していることを意味する。つまり「究極の答え」に対応する「究極の疑問」が分からないので“意味不明”と感じたというわけです、はい💁♂️
主観的考察と呼ぶべき根拠のない“3つの妄言”
上記の喜劇SF小説『銀河ヒッチハイク・ガイド<The Hitchhiker's Guide to the Galaxy>』は、実は私の小さい頃に父親から聞かせて貰っていた本の1つであり、同時に酒に酔うと飛び出す父親の口癖でもありました🍶
👤「科学は予想できない答えと常に向き合い研磨されてきた人類の芸術」
当時はおそらく父親自身の自己満足で、泥酔した自分の側にいた子供の私に語りかけていた様に思えますね。ま、私自身はこれに刺激されたことでブルーバックスを中心とした科学本を読むようになりましたので無駄ではないのかな…💦
そんな『銀河ヒッチハイク・ガイド<The Hitchhiker's Guide to the Galaxy>』なんて文字通りに科学を嘲笑うかのようなジョーク満載の小説を執筆した人物は、英国の脚本家ダグラス・アダムズ<Douglas Adams>。生粋の科学者でも心理学者でもない彼には、生前に残した“法則”、いや、“主観的考察”と呼ぶべき根拠のない“3つの妄言”があるんですよ🕵️
<“主観的考察”と呼ぶべき根拠のない“3つの妄言”>
①人は、自分が生まれた時に既在するテクノロジーを自然な世界の一部と感じる
②15歳から35歳の間に発明されたテクノロジーは、新しくエキサイティングに感じられる
③35歳以降になって発明されたテクノロジーは、自然に反していると感じられる
…2024年11月23日閲覧引用
簡単に言えば「年齢に比例して新たな価値観やテクノロジーを受け入れることが難しくなる」という内容ですね。数十年前に指摘された内容ですから、具体的な年代の認識に対する錯誤は否めません。ただ、全体の傾向としては現在でも適用できる気がしています✅
子供の頃であれば目を輝かせて何でも新しいモノを追いかけていても、年を重ねるに連れて実用性のあるモノにしか興味を抱かなくなり、遂には「別になくても良い」「自分には使いこなせない」「そもそも人間に悪影響」「自分の子供の頃の方が〜」といった具合に新たな価値観やテクノロジーを否定する。そんな高齢者や大人たち、自分たち、そして子供たちに心当たりは誰でもあるかなぁ〜と思うんですよね🙋♂️
ちなみに、私自身に置き換えるとおそらくはこの傾向にある程度は適合している。子供の頃はカセットテープなんて当たり前に存在しているモノだと思っていましたし、32歳を謳歌中の現在は次々に生み出される製品に目を輝かせてそれを購入していますからね。このまま35歳までは純粋に価値観とテクノロジーを楽しむのかなぁ〜と思っています、はい✨
◾️過去記事:2024年11月14日投稿(←目を輝かせて購入している例)
それでも、35歳以降も今のまま新たな価値観とテクノロジーを受け入れていけるのかと考えると自信は正直ない。「昔の〇〇の方が〜」なんて口癖で使いそうですし、況してや自分自身にどれだけのキャパシティがあるのかも正確には把握できていませんからね。最悪の場合に「老害」ってことにもなりかねませんし…(T ^ T)
誰よりも“子供の心”を持ったまま“大人”になること
現時点では新しい価値観とテクノロジーを受け入れることはそれほど難しくない。近年では『ChatGPT』や『Gemini』を代表とする“生成AIツール”、IDやパスワードを必要としないセキュリティ技術である“生体認証”、取引情報を分散記録することで中央管理者を必要としないブロックチェーン技術を活用した“DeFi”(暗号資産)など、すでに日常に溶け込んでいるテクノロジーも多いと言えます📝
◾️参考:2024年11月24日閲覧
その原動力は「好奇心」と「ワクワク感」、そして「楽しむ」こと。今とは違う“何か”への羨望と渇望が、そのまま新しい価値観とテクノロジーへの羨望と渇望を生む。それを持ち合わせていなければ、前述した近年のテクノロジーが何を指すのか分からない。冒頭で示した「42」のように“意味不明”になるわけです😌
「好奇心」「ワクワク感」「楽しむ」 ーー きっと大人であれば“難しい”と感じる人も少なくない。ただ、冷静に過去の自分を思い出して頂きたい。それは正しく“少年少女の心”以外の何物でもない。誰もが子供時代に持っていて、誰もが当たり前の様に使いこなした価値観を、知らない間にどこかに置き忘れただけです♻️
🙇♂️じゃあ、好奇心は取り戻すにはどうすれば良いのか…
前述した生成AI“Gemini”(AI)に聞くと下記の回答が得られました📨
<Gemini>:Googleの開発した生成AIツール
🙋♂️私「好奇心を活性化させるにはどうすれば良いか?」
🧑🏫Gemini回答
好奇心を活性化させたいとのこと、素晴らしいですね。好奇心は、新たな発見や学びへの扉を開く鍵であり、人生をより豊かにする上でとても大切なものです。好奇心を活性化させる方法は様々ありますが、いくつか具体的なアイデアをご紹介します。
1. 新しいことを始める趣味を見つける
:ずっとやりたかった楽器を習ってみたり、絵画や料理に挑戦してみたり、新しいスポーツを始めたりするのも良いでしょう。
2. 日常生活に変化を違うルートで通勤・通学する
:いつもの景色とは違う風景を見ることで、新鮮な気持ちになれるかもしれません。
3. 疑問を持つなぜだろう?と考える
何でもかんでも「なぜだろう?」と疑問を持つ癖をつけることで、好奇心は自然と刺激されます。
4. 環境を整える情報を整理する:
書籍や雑誌、ウェブサイトなど、興味のある情報を整理しておくことで、いつでもアクセスしやすくなります。
5. 遊び心を忘れない子供の心を思い出す:
子供のように純粋な心で、色々なことに興味を持つように心がけましょう。
大切なのは、自分にとって楽しいと思えることを見つけることです。無理に何かを始めるのではなく、**「やってみたい!」**という気持ちから行動することが大切です。
好奇心を育むことは、人生をより豊かにする上でとても重要なことです。
…2024年11月24日閲覧引用
コレがたった1つの質問から生成AIが生み出した回答です✨
従来のアシスタント機能とは比較にならない情報生成能力には驚かされる。単なるページの引用ではなく、人に通じる不自然さを抑えた言葉で生成AIが作り出した回答です。どこか拙さが残るものの、その書き方は人間のそれと差異はない📝
生成AIは大多数の質問に対して同様のクオリティで回答を返します。他の質問をするとどうなるのか、ちょっと気になった方も多いのではないでしょうか?👀
ホラ、好奇心が生まれたでしょ?
そして“生成AI”を使おうとしたでしょ?
“生成AI”と聞くと難しく感じられる理由は、その言葉が冒頭の「42」だからです。生成AIがどういう背景で生み出され何をすることができるのか、具体的にどんな使い方をするのか…頭の中で理解しないまま“答え”だけを得ても意味不明に感じることは当然の理です👏
それでは生成AI=「42」に対する「疑問」は何か…
“膨大なデータに埋もれた識別困難な知識を発見するための方法”=「生成AI」
意味がわかると何となく使い方が分かる。それは“使ってみたい”という好奇心に押されて、気がつけば夢中で遊んでいることも少なくない。その姿を遠目で見ると、きっと誰よりも“子供の心”を持ったままの“大人”にしか見えないんですよね✅
さて、いろいろと雑談を並べてみましたけれども、私自身はやはり新たな価値観とテクノロジーをできるだけ楽しみたい。それを受け入れる器をしっかりと持ち続けるためにも、何事に対しても好奇心とワクワク感、それを楽しむ気持ちを忘れずに進んで参ります。それではまた〜👋