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音を感じる一冊|1ヶ月書くチャレンジDay 15
書く習慣15日目は「誰かにオススメしたい本・映画・アニメ・ドラマ」
私の大好きで大切な一冊の本をご紹介します。
羊と鋼の森
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宮下奈都さんの『羊と鋼の森』
森の匂いがした。
その一文から始まる物語。
森の匂いやピアノの音、読みながら目を閉じて香りや音を感じたくなる一冊。
ピアノの調律師のお話しで、主人公の外村が調律師という仕事に出会うところから始まります。
職場の先輩やお客さんとの関わりを通して成長する外村。
読んでいると仕事への向き合い方を考えさせられます。
そしてとにかく美しい。
表現が美しいのかこの物語が纏う空気感が美しいのか。
たっぷりと太陽の光が差し込んでくる部屋でゆったりとソファに座りながら読みたい本です。
夜に優しい光の中で読むのもいいかも。
本と映画
『羊と鋼の森』は映画化もされています。
2018年に公開されていて、私は映画館で2回見ました。
本の内容と少し違うところもありましたが、本も映画も私は好きでした。
美しい映像とピアノの音も相まって、初めて映画を見た時思わず涙が溢れたのを覚えています。
実際に音を聞ける映画も、音を感じることができる本もどちらにも良さがあって、このnoteを読んだ方にも機会があったら本を読んだ後に映画を見てほしいと思います。
このシーンが素敵なんだとか、あの人のあの言葉が心に残っているとかたくさん伝えたいことがあるけど、もし本を読んでくれる方がいたら前情報なしにあの美しい文章を読んでほしいのであまり詳しく書かないことにします。
読んでいるとじんわり物語の中に入っていける、そんな一冊です。
おわり
大好きな本を紹介するとなると詳しく書きたくなるけど、私が感じたあの感覚をぜひ感じてもらいたいのであまり詳しく書かない方がいいなともどかしい気持ちです。
実はこの本、私が北海道へ移住するきっかけの一つなんです。
北海道の自然の美しさを物語を通して感じて、ここで一度暮らしてみたいなと思いました。
もし機会があったらぜひ読んでみてください
ではまた
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